上場企業の平均年収を本社所在地(都道府県)ごとに集計しました。年収白書に掲載中の上場3,780社(提出会社=単体・直近期)でみると、最も高いのは東京都の719万円(2,033社)。全国平均の682万円を大きく上回り、企業数でも全体の半数以上が東京に集中しています。一方で、上場企業の少ない県は数社で平均が動くため、数字の読み方には注意が必要です。

集計時点:2026年6月。本記事の数値はこの時点の集計です。最新の平均・社数は、記事内のリンク先(都道府県から探すや各県ページ)で随時更新されます。

都道府県別の平均年収(全47都道府県)

本社所在地ごとの平均年収を高い順に並べました。中央値と社数も併記しています。社数が少ない県は数社で平均が大きく動くため、まずは社数の多い地域から見るのが安全です。

都道府県 平均年収 中央値 社数
東京都 719万円 679万円 2,033社
徳島県 690万円 575万円 7社
神奈川県 684万円 656万円 167社
沖縄県 683万円 704万円 7社
滋賀県 682万円 697万円 10社
奈良県 679万円 665万円 6社
大阪府 676万円 652万円 416社
群馬県 668万円 621万円 19社
兵庫県 665万円 651万円 108社
高知県 659万円 664万円 6社
京都府 654万円 618万円 63社
山口県 650万円 616万円 17社
長崎県 644万円 644万円 2社
岡山県 643万円 600万円 22社
香川県 641万円 616万円 15社
愛知県 637万円 624万円 205社
長野県 637万円 602万円 31社
福井県 634万円 629万円 16社
秋田県 632万円 632万円 2社
三重県 630万円 610万円 19社
佐賀県 628万円 610万円 5社
静岡県 626万円 596万円 52社
山梨県 620万円 546万円 12社
愛媛県 616万円 624万円 13社
栃木県 614万円 564万円 20社
千葉県 613万円 601万円 49社
福岡県 611万円 589万円 88社
青森県 611万円 611万円 3社
埼玉県 609万円 603万円 60社
新潟県 607万円 576万円 35社
岐阜県 599万円 568万円 26社
岩手県 598万円 587万円 6社
福島県 593万円 554万円 10社
広島県 590万円 549万円 45社
茨城県 587万円 608万円 12社
山形県 587万円 589万円 6社
富山県 579万円 548万円 22社
石川県 577万円 535万円 23社
島根県 570万円 492万円 3社
和歌山県 564万円 565万円 9社
大分県 560万円 561万円 9社
鹿児島県 557万円 506万円 11社
宮城県 554万円 570万円 20社
北海道 554万円 540万円 53社
熊本県 553万円 555万円 5社
鳥取県 543万円 449万円 5社
宮崎県 537万円 530万円 7社

東京が突出する理由

東京の平均が高いのは、全国に事業を持つ大企業の本社が東京に集中しているためです。有価証券報告書の平均年間給与は提出会社(単体)の数値で、本社所在地で集計されます。たとえば全国で事業を展開していても、本社が東京にあれば東京の1社として数えられます。証券・総合商社・大手情報・通信業など高水準の本社が集まることが、東京719万円という数字に表れています。

社数の多い主要地域で見ても、大阪府676万円(416社)、神奈川県684万円(167社)、愛知県637万円(205社)、兵庫県665万円(108社)、福岡県611万円(88社)と、いずれも全国平均前後から上に分布しています。製造業が集まる愛知にはトヨタ自動車などの本社があります。

社数の少ない県は「参考値」として読む

上位に入っている徳島県(7社)・沖縄県(7社)・奈良県(6社)などは、上場企業の数自体が少なく、高年収の数社が平均を引き上げている可能性が高い県です。平均だけでなく社数と中央値を合わせて見ると、実態をつかみやすくなります。社数が二桁後半〜三桁ある都市部ほど、平均は安定した目安になります。

数字を読むときの注意

  • 本社単体の数値:勤務地ではなく本社所在地での集計です。地方の工場・支社で働く従業員も、本社が東京なら東京に計上されます
  • 平均は1つの数字:社内のばらつき(最高・最低・中央値)は有報では開示されません
  • 業種構成の影響:その県にどんな業種の本社が多いかで平均は変わります。業種別の傾向は業種別の平均年収ランキングもあわせてどうぞ

各都道府県の企業一覧は都道府県から探すから確認できます。集計方法の詳細はデータについてをご覧ください。