「長く働ける会社は給料も高い」のか——年収白書に掲載中の上場企業(提出会社=単体・直近期)を、平均勤続年数別に集計しました。結論は、勤続年数が長い会社ほど平均年収も高い傾向。上場企業全体の平均勤続年数は11.9年でした。

集計時点:2026年6月。本記事の数値はこの時点の集計です。最新の数値は各ページで随時更新されます。

平均勤続年数別の平均年収

会社の平均勤続年数 平均年収 社数
9年以下 655万円 1,456社
10〜14年 677万円 928社
15〜19年 714万円 1,169社
20年以上 715万円 227社

勤続が長いほど高い、20年で頭打ち

勤続9年以下の会社は平均655万円ですが、15〜19年では714万円。勤続年数が長い会社ほど平均年収が高いという関係がはっきり出ています。長く働く社員が多い会社ほど、年功的な賃金の積み上がりや、定着率の高い安定した事業基盤を持つ傾向があるためと考えられます。一方、20年以上の区分は715万円と15〜19年からほぼ横ばいで、勤続だけで青天井に上がるわけではありません。

年齢とも連動する

平均勤続年数は平均年齢とも連動し、どちらも高い会社は年収も高めに出ます。新興企業が多く勤続の短い業種(一部の情報・通信業など)と、歴史の長い銀行業やインフラ系では、勤続年数の水準そのものが異なります。

読むときの注意

これは「会社の平均勤続年数」と「会社の平均年収」の関係で、個人が長く勤めれば必ず上がるという意味ではありません。会社ごとの平均勤続年数・平均年齢・平均年収は各企業ページで確認できます。データ全体の見方は平均年収データの正しい見方、集計方法はデータについてへ。