製造業DXを加速させるクラウド型製品開発管理サービス『PRISM(プリズム)』を開発・提供する株式会社Things へリードインベスターとして出資

グローバル・ブレイン株式会社のプレスリリース

グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する、グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合(以下、GB8号ファンド)は、製造業DXを加速させるクラウド型製品開発管理サービス『PRISM(プリズム)』を開発・提供する株式会社Things(本社:東京都品川区 / 以下、Things)へリードインベスターとして出資を実行したことをお知らせいたします。

製造業では新型コロナウイルスの感染拡大を起点に、工場の一時停止や半導体不足から生産量の低下が生じ、レジリエンスの課題が急浮上しました。この様な背景から製造業はサプライチェーン全体の最適化を図るため、サイロ化された部門間のデータ連携を加速させており、結果として製造業のIT支出は急速に拡大しています。一方で企業におけるITシステムは老朽化が進み、IT支出全体の約8割は既存システムの保守に費やされています。蓄積した技術的負債が足かせとなり、IT支出から適切なリターンを得にくい状況が生じています。「2025年の崖」問題の中でも、レガシーな基盤システムの刷新や乗り換えを怠ると多大な経済損失に繋がるシナリオが言及されています。

Thingsは2021年9月に設立され、中堅規模の加工組立型製造業向けにノーコード型製品開発プラットフォーム『PRISM』を提供しています。『PRISM』はBOM(Bill of Material、部品表)管理や図面管理、原価管理など製品開発に必要な製品データベースをノンプログラミングで、だれでも簡単に構築することができるクラウドサービスです。データの編集・閲覧が必要な部門のアクセス管理を実現することができ、初心者でもすぐに理解できるシンプルな操作性と自由度の高いデータ設計能力を評価され、導入が拡大しています。

また、これまで同様のシステムを構築するためには半年から数年といった長期の開発期間が必要でしたが、『PRISM』を利用することで数ヶ月、場合によっては数日で利用を開始することができます。製造業における次世代の「つながる」基幹システムの垂直立ち上げを支援し、QCD(品質、コスト、納期)の最適化を実現する製品開発環境を提供しています。

グローバル・ブレインはThingsの製造業における生産性向上やIT人材不足の課題に取り組む社会的意義と高い技術力、また製造業DX市場のポテンシャルを高く評価し今回の出資を決定いたしました。今後はThingsの事業拡大、人材採用について支援を行っていく予定です。

■Thingsについて
会社名 株式会社Things
所在地 東京都品川区西五反田7丁目22-17 TOCビル7階56号
代表者 鈴木 敦也
設立日 2021年9月
事業内容 ノーコード型製品開発管理プラットフォーム『PRISM』の開発・運営
URL https://things-inc.com/

■GB8号ファンドについて
登記上の名称 グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社

■グローバル・ブレインについて
会社名 グローバル・ブレイン株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町10-11
代表者 代表取締役社長 百合本 安彦
設立日 1998年1月
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
URL https://globalbrains.com/

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