【県立広島大学】本学修了生・教員が第17回 日本FP学会奨励賞を受賞

広島県公立大学法人のプレスリリース

県立広島大学大学院(学長:森永 力,広島市南区)総合学術研究科 情報マネジメント専攻修了生の廖楚鈺さん,情報マネジメント専攻の塚原一郎義治准教授,専攻長の村上恵子教授の論文が,第17回日本FP学会賞において,日本FP学会奨励賞を受賞しました。
令和4年9月3日,イイノカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて,発表及び授賞式が行われました。

1 受賞者プロフィール
氏  名:廖 楚鈺(りょ そうぎょく)
所  属:日本電子計算株式会社 

氏  名:塚原 一郎義治(つかはら いちろうよしはる)
所  属:県立広島大学大学院 総合学術研究科 情報マネジメント専攻
職  位:准教授
学  位:博士(経済学)
研究者紹介:https://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/kenkyu-shoukai/i-tsukahara.html

氏  名:村上 恵子(むらかみ けいこ)
所  属:県立広島大学大学院 総合学術研究科 情報マネジメント専攻
職  位:専攻長/教授
学  位:博士(経済学)
研究者紹介:https://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/kenkyu-shoukai/keiko.html

2 受賞論文について
タイトル:若年層の個人型確定拠出年金への加入決定要因に関する分析
要  旨:
 本稿では、筆者らが独自に実施したWeb調査データを用いて、わが国の20代男女の老後生活費に対する意識を確認し、個人型確定拠出年金加入決定要因を分析している。本稿で得られた主な結果は次の4 点である。第1に、20代男女の約半数は老後の生活費を意識している。第2に、大卒以上の学歴、投資経験、投資学習経験、周囲の個人型確定拠出年金加入者の存在が若年層の個人型確定拠出年金への加入に正の影響を与え、金融資産を持たないことは個人型確定拠出年金加入に負の影響を与える。第3に、20代の若年層に着目すると、性別や年齢、既婚かどうか、そして老後の生活費を意識していることは、個人型確定拠出年金への加入に有意に影響しない。第4に、老後の生活費の必要性を認識している者の約半数が「個人型確定拠出年金について知らないから」を未加入の理由に挙げている。
 以上の結果から、知識が無いことが理由で老後の生活費を蓄える手段の選択肢から個人型確定拠出年金が外れることは問題であり、若年層を対象とした教育や広報の必要性を指摘した。

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