自民圧勝でスタートアップ関連株が上昇か!/株価に悪影響 「金融所得課税」引き上げあるか?

株式会社バイアンドホールドのプレスリリース

自民党の圧勝で終わった第26回参院選。投票行動で人々はどのような政策を重視したのか?そして今後の経済や株価の動向は…。
4カ月で出版部数が6万部を突破した『年収 300 万円 FIRE 貯金ゼロから 7 年でセミリタイアする「お金の増やし方」』の著者であるライオン兄さん(山口 貴大)が運営する株式会社バイアンドホールドは、参院選に関する意識調査を行いました。

 参院選に「投票に行った」「関心がある」と答えたのはそれぞれ6割ほどで、世帯年収が高いほど投票に行った割合が高くなる傾向が見て取れました。重視した施策では「経済・財政対策」が最も多く、他を大きく突き放しました。今後の経済については、物価高ストップを希望する声が半数以上を占めました。
 ライオン兄さん(山口 貴大)は、米国がリセッション(景気の後退局面)間際まで来ていることなどが影響し、自民党が圧勝して日本株がご祝儀的に上昇する可能性は考えづらいと分析。株価を下支えしてきた金融緩和政策の転換や、株式の譲渡金や配当金にかかる「金融所得課税」の引き上げがあるかどうかも注視するべきとしています。
 また、注目するべき株として、スタートアップ企業にサービスを提供している企業の株を挙げており、一般の人でも気軽にスタートアップ株への投資ができるサービスの活用などを紹介しています。

■調査概要
調査期間:2022年7月14日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:18歳以上65歳以下の男女
サンプル数:3,000人
調査機関:Freeasy
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「株式会社バイアンドドホールド調べ」と明記ください。

■調査結果
世帯年収が高いほど、投票に行った割合が高い傾向に
 設問1:今回の参院選は投票に行きましたかの質問に対し、63.30%が「投票に行った」と回答。また設問2今回の参院選にどの程度関心がありますの問いでは、「非常にある」「ある程度関心がある」の合計は58.60%に達しました。

 

 

 なお、投票に行ったかどうかを世帯年収別でみると、2000万円以上を除き、年収が上がるにつれて概ね投票した割合が高くなる傾向がみてとれました。
 母数が少ない年収1500万円以上を除外すると、最も投票した割合が低かったのは、「年収100万~200万円」で、54.55%。
最も高かったのは「900万~1000万」で76.97%。その差は20ポイント以上もありました。

重視した政策は「経済・財政」がダントツ
 <設問3投票において、どのような政策を重視しましたか?また投票しなかった人は、仮に投票に行ったとして、どのような政策を重視しますか?では、経済・財政対策が48.53%で最多。ダントツで他を大きく引き離しました。
 物価高や円安などに見舞われているだけに、改憲や環境・エネルギーよりも、岸田政権がどのような経済の舵取りをするのかに注目が集まっているようです。

 

 そこで、さらに<設問4今回の選挙結果を受け、経済状況についてどうなってほしいと思いますか?を質問。「円安に歯止めがかかってほしい」が22.40%だった一方、「物価高に歯止めがかかってほしい」が58.70%で、生活に直結する問題の解決を望んでいることが浮き彫りとなりました。

 

このプレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社バイアンドホールド 担当:山口
E-mail:info@financial-free-college.jp TEL:080-9603-8412

SNS総フォロー数32万人の投資家・ライオン兄さんが資産運用を徹底解説
自民圧勝しても株価上がらず
 参議院選挙の結果を受けて経済、株価はどのように動くか?
 アンケート結果から世帯年収が高い方が選挙に行ったと回答し、どの政策を重視の質問に経済・財政を重視と答えた世帯が最も多い結果となりました。また、経済状況は円安よりも物価高を気にしている世帯が多いことが分かりました。
 この結果を分析しながら、今後の動向を解説したいと思います。
 まず、自民党が圧勝して日本株がご祝儀的に上昇する可能性は考えづらいです。理由は日本株が一時的に上昇しても米国がリセッション(景気の後退局面)間際まで来ているので、日本株も上値が重いのが現状でしょう。
 政治と経済の繋がりですが、株価に影響を与えるのは「マクロ経済政策」です。①金利 ②税制 ③財政 この3つに注目していくべきです。

アベノミクスの「積極財政」で活性化されていた国内景気
 参議院選挙の演説中に安倍元総理が撃たれて亡くなってしまうという大事件がありました。岸田政権下でも強い影響力を持っていた安倍元総理亡き後、経済がどのように変化していくのか考えていきましょう。
 まず、アベノミクスの政策は「積極財政」と呼ばれていて、積極的に歳出を増やし国内の景気を活性化していきました。日銀のETF(上場投資信託)買いにより日経平均株価は支えられ、指値オペによる長期金利の上昇を止めたことにより、円安が進行しました。
 日本はドル建ての資産を大量に保有しているので、円安ドル高になれば資産評価額が増え、さらに、円で国債を発行しているので、円安になれば借金の評価額が減るので、願ったり適ったりの状態になります。
 アンケート結果からも国民は円安を物価高よりは問題視していないようです。特に資産運用をしている富裕層世帯は円建ての資産だけでなく、ドル建ての資産を保有している方が多いと考えられますので、円安により資産評価額が上がっている方も少なくないと思われます。

「金融所得課税」引き上げ論 再燃すれば株価に悪影響!?
 さて岸田政権の政策ですが、「緊縮財政」を掲げています。国の借金を減らしたり、増税することで総需要を引き下げる政策。つまりアベノミクスとは反対の政策を打ち出しているという事です。
 マクロ経済政策は金利、税制、財政の3つに注目ですが、金利の点で考えていくと、日銀黒田総裁が2023年4月で任期を終えます。このタイミングで後任に誰を任命し、どのような金融政策をとるか?に要注目です。
 金利が上がる政策になれば、今の円安トレンドも大きく変わる可能性があります。また、これまでのように大規模な金融緩和で株価を支えるか?にも注目すべきです。日銀のETF買いが無くなれば、海外投資家の買いも入りづらくなるでしょう。
 次に税制ですが、「成長と分配の好循環」を政権公約に掲げる岸田政権は、株式の譲渡金や配当金にかかる一律20%の「金融所得課税」について、過去にたびたび引き上げを議題に挙げてきました。現状は引き上げしない方針ですが、何かのキッカケで再び議題に挙がり、引き上げる方向で進む可能性もあります。この件は賛否両論あると思いますが、もし実現すれば残念ですが株価には悪影響を及ぼすと思われます。

ライオン兄さんの注目は「スタートアップ関連企業株」
 ここまでネガティブな話題が多かったのですが、ポジティブは話題もあります。
 岸田政権は「骨太の方針」を掲げており、積極的に投資をする分野を明確に打ち出しています。
1、人への投資と分配
2、科学技術・イノベーションへの投資
3、スタートアップ(新規創業)への投資
4、グリーントランスフォーメーション(GX)への投資
5、デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資
 上記の5つの分野には国家予算が組まれる見込みなので、この分野に関連した企業の株式には追い風が吹く可能性が高いでしょう。銘柄選びの参考にしてください。
 個人的にはスタートアップ企業に関連したサービスをしている株式に注目しています。2021年度の日本のベンチャー投資額は米国の100分の1と発表されており、ここに資金が集まらないと日本経済の発展に繋がりません。

気軽にエンジェル投資できる「FUNDINNO」にも注目
 未上場企業のサービスですが、クラウドファンディング型のエンジェル投資(創業間もない非上場企業への投資)で10万円からスタートアップに投資するできるFUNDINNOというサービスに注目しています。
 今までエンジェル投資といえば富裕層のみでしたが、このサービスにより一般人が1口10万円から気軽にエンジェル投資をできるようになりました。しかも国はエンジェル投資を推奨しているので、エンジェル税制として、スタートアップに投資した金額は所得税から控除されます。
 アベノミクス体制が終わり、日本経済も過渡期を迎えています。今一度、投資家はリターンだけではなく、企業の応援団という原点に帰って日本経済および世界経済に貢献する時なのかも知れません。

このプレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社バイアンドホールド 担当:山口
E-mail:info@financial-free-college.jp TEL:080-9603-8412

■ライオン兄さん(山口 貴大)プロフィー

個人投資家。起業家。 金融・起業のマネースクール「Financial FreeCollege」代表。
ネット関連会社などに会社員として8年間勤務後、サービス業関連会社を興し独立するが、2018 年に売却。その売却益を米国株中心に運用したことにより、経済的自由を獲得する。代表を務めるマネースクールは、「投資家が推奨するお金のスクール」「未経験から学べるお金のスクール」「結果が見込めるお金のスクール」の3冠を取得(JMRO 日本マーケティングリサーチ機構調べ)。

 

 2021 年 10 月 4 日に「1 時間で TikTok に投稿された同じ文章を言う人のビデオの最多数」で世界記録としてギネス認定。
 現在は、KADOKAWA セミナーでも認定講師として、「投資」「経済」「貯蓄」のジャンルを担当している。
 さらに、日本人の金融リテラシーを高めるために、「ライオン兄さん」名義で、資産運用ノウハウやお金にまつわる旬な情報を SNS で発信中。
 2022 年2月、初著書となる『年収 300 万円 FIRE貯金ゼロから 7 年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)を出版。4カ月で出版部数が6万部を突破した。
https://www.amazon.co.jp/dp/4046054069/ref=cm_sw_r_awdo_D042CDCHMJ9R1TFHBHFN?fbclid=IwAR16kqfC6sr31YIowRKrLL2slYkLKRBu0YaE6-fLr6VkdkTc1HwpQxK-grI

会社概要
会社名:株式会社バイアンドホールド
所在地:神奈川県逗子市桜山8-1-3 グレイス桜山 201
代表者:代表取締役社長 山口貴大
設立:2021年5月10日
主な事業:金融・起業のスクール「Financial Free College」の運営他
連絡先:info@financial-free-college.jp
HP:https://financial-free-college.jp/
ライオン兄さんメディア実績ページ:https://financial-free-college.jp/media/
 

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