SBI日本少短、生成AIを活用した社内事故対応業務の効率化を実現

SBIインシュアランスグループのプレスリリース

SBI日本少額短期保険株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:井上 久也、以下「当社」)は、業務効率化実現のため、2023年11月8日より⽶OpenAI社が提供する生成AI(GPT-4)とMicrosoft Teamsを活用した対話型社内FAQシステムの運用を開始しました。

本システムでは、これまで当社に蓄積された様々な家財保険事故ケースの保険金支払い事例を匿名化し、生成AIに学習させることで、当社の各家財保険商品において保険金支払い対象となり得るかをアドバイス出来るようにしたものです。

本システムの導入によって、所属部署や経験値等による商品理解度の異なる社員が、特定部署や社員にエスカレーションを行うことなく保険金支払い事例に関する回答を得ることが出来るようになりました。また膨大な過去の事故事例から参考となる資料を探す工数も削減することが可能になります。

当社は、本年5月よりPoC(概念実証)を開始し、社内ユーザーの声から様々な機能改善を行ってきました。担当者が管理アプリケーションを用いてAIに学習データを追加し、回答可能な範囲や回答内容の改善サイクルを回せる機能の追加により、ハルシネーション(※)の解決、及び回答精度の向上が実現できる目処が立ったため、この度正式に本格運用を開始する運びとなりました。

※AIが事実と異なる情報や無関係な回答を生成する現象を指し、生成AI利用における重要課題の1つとなっています。

生成AIを活用するにあたり、プライバシー保護と個人情報管理を徹底し、保険金支払い事例を匿名化することでAIが個人情報・社内機密情報を学習することがないよう細心の注意を払っております。

当社は今後も、企業理念である「保険をもっと身近に」「保険をもっと手軽に」「保険をもっと便利に」に基づいたCX(カスタマーエクスペリエンス)・AX(エージェンシーエクスペリエンス)の向上を目指して、今後も保険のデジタル化を通じた保険サービスの拡充に努めてまいります。

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