全国13労働金庫の2018年度決算概況について

ろうきんのプレスリリース

全国13労働金庫の2018年度(平成30年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。

特徴点(要旨)

2018年度の当期純利益は前年度比45億円増加(18.62%増)して288億円となりました。

(以下、増減は前年度または前年度末との比較)。

預金(譲渡性預金を含む。)は6,355億円増加(3.22%増)して20兆3,612億円、貸出金は8,109億円増加(6.36%増)して13兆5,563億円となりました。

自己資本比率は0.48ポイント低下して10.06%となりました。

(注1) 会計年度:2018年4月1日~2019年3月31日、計数は単体ベースのものです。

(注2) 本文中の各表は添付資料をご参照ください。

1.損益の状況 (表1)

資金運用収益は、有価証券利息配当金の増加等により3億円増加(0.13%増)となりました。一方、資金調達費用は、預金利息の減少等により17億円減少(12.77%減)となりました。

経費は、システム関連費用(事務センター運営費用)や預金保険料の減少、および人件費の減少等により、36億円減少(2.06%減)となりました。

以上を主な要因として、業務純益は60億円増加(18.55%増)して385億円となりました。

2.預金の状況 (表2)

預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は6,355億円増加(3.22%増)して20兆3,612億円となりました。

流動性預金は3,730億円増加(6.48%増)して6兆1,274億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は2,624億円増加(1.87%増)して14兆2,338億円となりました。

3.貸出金の状況 (表2)

貸出金残高は8,109億円増加(6.36%増)して13兆5,563億円となりました。

預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を上回ったため1.96ポイント上昇して66.57%となりました。

4.リスク管理債権等 (表3-1) (表3-2)

(1)リスク管理債権額

2019年3月末におけるリスク管理債権額(注)は22億円増加(2.90%増)して784億円となりました。

貸出金に占める割合(リスク管理債権比率)は0.02ポイント改善して0.57%となりました。

(注) 破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権の合計額

(2)金融再生法に基づく開示債権額

2019年3月末における金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は20億円増加(2.60%増)して793億円となりました。

与信総額に占める割合は0.03ポイント改善して0.58%となりました。

(注) 破産更生債権、危険債権および要管理債権の合計額

5.主要利回等 (表4)

貸出金利回は0.07ポイント低下して1.43%、預金利回は前年度と変わらず0.05%となりました。

預金貸出金利鞘(貸出金利回-(預金利回+経費率))は0.03ポイント縮小して0.52%となりました。

総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は0.01ポイント拡大して0.23%となりました。

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