お年玉をあげる予定はある?誰に?何円?いつまで?男女500人に聞いた、周りには聞きにくいお年玉事情

保険マンモス株式会社のプレスリリース

間もなく2023年。コロナ収束の兆しが見えてきたとはいえ、お正月が近づいてくると気になるのは帰省するのか?しないのか?

帰省するなら、一体誰にどれだけお年玉をあげるべきなのか悩みどころですよね。お金の話は、なかなか大っぴらに相談できないもの。

今回は男女500人に向けて「お年玉事情について」アンケートを実施しました。お正月前に、お年玉を準備する参考にしてみてくださいね。

●回答者の属性
今回は男女合わせて500人の方にお聞きしています。性別と年齢の内訳は以下の通りです。

●お年玉をあげる予定のある方は全体の72%

「今年、お年玉をあげる予定はありますか?」という質問に、7割以上の方が「あげる」と回答しています。

「あげる」と答えた方は、一体何人にお年玉をあげているのでしょうか。まずはお年玉をあげる人数を確認しておきましょう。

●お年玉をあげる人数は1~2人が半数

お年玉をあげる人数として、1~2人が最も多い結果となりました。

少子化でお年玉をあげる親戚の子が少なかったり、そもそもコロナ禍で親戚と会えなかったりすることによる影響でしょうか。

実際に「お年玉をあげない」と答えた方の意見として、下記のようなものがありました。

●お年玉をあげない理由

 

  • 身近に未成年の子どもがいないから
  • あげるような年齢の子供が周りにいないから
  • コロナ禍で年末年始に集まる予定がないから
  • コロナ禍により帰省困難であり直接手渡すべきだと思うお年玉はあげられないです
  • お金に余裕が無いから

あげない理由として最も多かったのは、「あげる子どもがいないから」という理由。下記で20年以上前と今の年間出生数を、比較してみました。

 

2000年の出生数 119万547人
2021年の出生数 81万1604人

(厚生労働省、人口動態統計より)

2000年と比べて、昨年生まれた子どもは37万人以上も少ないことが分かりますから、子どもが少なくなったため「お年玉はあげない」「お年玉をあげるのは1~2人」という回答が多いこともうなずけます。

またコロナ禍で帰省を控えている方がまだ多く、なかなか大勢で集まる機会が少ないという理由もありますね。

ただそれでも、お年玉をあげる予定の人は多くいます。まずは誰にお年玉をあげるのか結果を見ていきましょう。

●誰にお年玉をあげますか?(複数選択可)

あげる相手として最も多かったのが「甥、姪」、続いて「自分の子ども」「親戚の子ども(甥、姪意外)」とやはり子どもが多い結果になりました。

お年玉をあげる相手として最も一般的なのは、やはり「子ども」ですね。

ただお年玉を「親」や「祖父母」、「兄弟姉妹」にあげるという回答をした人もなかにはいました。このあたりは生まれ育った地域や習慣の違い、親戚同士の暗黙の了解などもあるのかもしれません。

お年玉をあげる相手について、もう少し詳しく見ていきましょう。

●お年玉をあげる相手の立場を教えてください(複数選択可)

お年玉をあげる相手の立場として「小学生未満」と「小学生」が半数以上を占める結果となっています。中学生からはがくんと下がって、高校生、大学生と年齢が高くなるにつれてお年玉をあげる人が減っていますね。

お年玉を何円あげるのかも確認しておきましょう。

●お年玉は何円あげますか?(複数選択可)

お年玉の金額は準備する側の経済状況や、あげる相手によって様々ではありますが、あげる金額として最も多かったのは「~3,000円」でした。

お年玉に何円あげたらいいか?は皆さんが最も悩む問題ともいえます。金額については次のような意見がありました。

●「いくら渡せばいいのか悩む」という意見が圧倒的に多い

  • 1歳未満の子なのでいくら渡すか悩む
  • どの程度の金額がいいのか分かりづらい
  • 兄弟姉妹の場合、金額差を付けるか同じ金額で行くか迷います。
  • お年玉の相場にいつも悩みます。 年齢が上がるにつれ、難しくなります。
  • お年玉だけではなく、お土産などもあるので、何でどうバランスを取ればいいかわからない
  • 何歳まで、いくらあげるべきか悩む。これから子供にもらったお年玉の使い道を考えさせたい。
  • 文化として渡し続けたいが、金額は毎年悩む
  • 毎年、金額で悩んでネット検索している。

誰に何円あげるべきなのか、考えるべき視点はたくさんありますよね。何歳なのか、兄弟姉妹はいるか、他の親戚は何円あげるのか、自分の子どもは何円もらっているのか、経済状況はどうか、など・・・。

その中でも、お年玉の準備が金銭的に負担になってきているという意見も多く寄せられました。

●経済的負担が大きい、家計が厳しいという意見も多い

  • お年玉の額に悩むし、毎回出費が痛いと感じる
  • 年齢によって金額を変えているが、年々金額が高くなってきたので経済的負担が大きくなってきた
  • お年玉の単価が上がりすぎていて、家計に響きます
  • たくさんあげたい気持ちもあるが、経済的理由もありあげれないのが正直辛いです。
  • 金銭的な負担が大きいので、本音を言えばあげたくない。でも子どもたちにとってお年玉をもらうのはお正月の楽しみだと思うし、その親とのコミュニケーションのひとつなのかなと
  • お年玉をあげる金額が上がってきたので経済的にキツイけど、付き合いなので仕方がないという感じ。
  • 正直負担なので、多くは上げられないが、もらえると嬉しいのもよくわかるので、少しでもあげるようにしている

お年玉をあげるのは年に1回とはいえ、それが毎年続き、渡す人数も増えて…と考えると、確かに経済的負担は大きくなっていくと思います。

ただ子どもたちにとっては、お正月の楽しみの1つであるお年玉!あげる側は昔の嬉しかった記憶もあり、できれば子どもたちに喜んでもらいたいと考えて渡しているのですね。

また、お年玉の金額について事前に決めているという意見もありました。

●身内で話し合ったり、相手の立場によって金額を変えたりする場合も

  • 経済的に負担とならないよう身内で金額を決めてあげるようにしている。
  • 親戚同士で金額を決めてあげてます
  • お年玉の金額を悩むので、中学生までは3000円、高校生までは5000円、大学生までは10000円と決めています。
  • 小学生のうちは◯千円、中学生は◯千円など、毎年固定しています
  • 毎年同じ金額のお年玉にしている。

親戚同士で話し合って金額を決めておけば、子どもたちにとっても金額に差が出ずにありがたいですよね。また中学生や高校生などの立場で金額を決める場合も、理由がしっかりしていて金額設定しやすいと言えます。

様々な状況を鑑みたうえで、お年玉の金額を設定できるといいですね。

最後に、お年玉をいつまであげるか?いつまでもらっていたか?を見ておきましょう。

●いつまでお年玉をあげますか?

●お年玉をもらっていたのはいつまでですか?

いつまでお年玉をあげるか?実際にお年玉をもらっていたのはいつまでか?の結果は、どちらも「高校生まで」が一番多く、続いて「大学生まで」「中学生まで」と上位の割合的には同じ結果となりました。

「自分がお年玉をもらっていた年齢まではあげたい」と考える人が多かったため、このような結果になったのかもしれませんね。

●経済的に厳しくてもお年玉をあげたい気持ちは強い

今回アンケートに答えていただいた方の中で最も多かったのは、「子どもの時にお年玉をもらって嬉しかった」という意見でした。
 

  • 親からもらえるお年玉は本当に楽しみだった。貰った恩は次世代につないでいきたい
  • 学生の頃はお年玉がもらえるのが楽しみだった
  • お正月にお年玉をもらうのがとても楽しみで、親せきに行っていました
  • 正月だけでなくお盆にも貰えるのは嬉しかった
  • お年玉をもらってゲームを買いに行くのがすごく嬉しかった
  • 自分も子供の頃貰っていたので、成人にもなるまでは、お年玉あげますね。
  • 子供の頃の楽しみだったお年玉を貰う側からあげる側になり、どれだけお年玉をあげるのが大変か実感した。

大人となった今は「お年玉をもらう」立場から「お年玉をあげる」側になり、経済的負担で厳しい意見があるのも事実です。

しかし子どもの頃の楽しみだった思い出があるからこそ、少額でも渡したいと考える人が多くいるのでしょう。

コロナ禍の今、親戚同士の付き合いも希薄になりつつありますが、お正月にお年玉を渡すことはコミュニケーションの一環にもなります。

子どもたちにお年玉を渡して喜んでもらえるなら、気持ち良く楽しいお正月を過ごせそうですね。

●調査概要
調査対象:お年玉をもらったことがある・あげたことがある方
調査日:2022年9月13日~2022年9月14日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(男性141人/女性359人)

■保険マンモス株式会社について
金融リテラシーの向上に貢献する企業として、保険相談サービスの提供、FP支援事業、法人アライアンス事業など、さまざまな事業を展開しています。

URL:https://hoken-mammoth.com/corp/

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