JCB、国内初の不正取引情報を各社とクラウド上でいち早く連携するサービス「MATTE」を本格リリース

JCBのプレスリリース

株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:浜川一郎、以下:JCB)は、クレジットカードにおける不正取引情報をカード発行会社様、加盟店様とクラウド上でいち早く連携する国内初のサービス「MATTE(マッテ)」を2022年10月より導入会社を大幅に拡大し、本格運用を開始しました。
▶ MATTEの詳細についてはこちら(https://www.jcb.co.jp/merchant/security/matte/)
▶ MATTEに関する記事「業界全体の不正被害抑止を推進!JCBが挑む、社会課題に対する取り組み」はこちら(https://prtimes.jp/story/detail/WBqJlZsdX3x)

  • 背景

 2021年通年のクレジットカード不正利用被害額は、統計を取り始めた1997年以来、過去最悪となる330億円となり、今年は半年間で約206億円と、年間400億円ペースで推移しています(※)。また、経済産業省も「クレジットカードシステムのセキュリティ対策の更なる強化に向けた方向性(クレジット・セキュリティ対策ビジョン 2025)」を公表のうえ官民一体となった取組み強化を宣言し、その中でシステムを共同利用することが有効であることを示唆しています。
※一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況」(2022年9月)

  • 「MATTE」について

 「MATTE」とは、第三者利用が判明した不正取引について、加盟店様・カード発行会社様間での配送停止依頼や、不正取引情報をWEBで連携する、国内唯一のサービスです。2021年9月に特許(特許第6940546号)を取得し、試行運用を経て2022年10月より本格運用を開始いたしました。
 従来のJCBを介した電話による情報連携から、クラウド環境下でのデータによる情報連携が可能となり、スピーディな対応による被害圧縮効果の拡大や、簡易的なオペレーションによる大幅な業務効率化を実現します。

≪機能概要≫
■従来

■MATTE導入後

  • 今後の展開について

 本格運用開始に伴い、多くのJCBブランドカード発行会社様に「MATTE」をご導入いただき、2022年10月時点では配送停止依頼全体の約8割において「MATTE」を利用した情報連携が可能となりました。
 今後は、導入加盟店様の拡大に向けた積極推進を行い、「MATTE」を通してカード発行会社様と加盟店様が即時に情報連携を行い、被害の未然防止に向けた迅速な対策を取れるような安全・安心なネットワークの構築・拡大を実現してまいります。
 また、2023年を目標に、ブランドの垣根を越え、より多くの取引情報を「MATTE」にて連携可能にするなどの機能拡大を予定しています。「MATTE」を業界共通システムとして各社様に提供することで、JCBブランドのみならず、カード業界全体における不正対策強化をめざしてまいります。

 JCB は、「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」でお客様一人ひとりのご期待に応えていきます。そして「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と思っていただける、お客様にとっての世界にひとつをめざし続けます。

PDF版プレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20221018-fde07b88c5574d3c54bdac4a4f6fe9d1.pdf

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