株式会社新東通信とのビジネスマッチング契約締結について

株式会社北陸銀行のプレスリリース

株式会社北陸銀行(頭取 中澤 宏)は、株式会社新東通信(代表取締役会長兼社長 谷 喜久郎、以下:新東通信)と、石灰石を原料とする「LIMEX(ライメックス)」の普及促進を目的としたビジネスマッチング契約を締結いたしました。
LIMEXは、株式会社TBMが開発・製造する、プラスチック・紙の代替となる日本発の新素材です。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源等、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。その中で新東通信は、中部地域におけるTBM社の総代理店として、LIMEX製品および樹脂原料の普及・販売を行っています。
当行は今後も地域のお客さまとともに、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。

1.「LIMEX(ライメックス)」について
(1)概要
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。プラスチック代替製品としてLIMEXを使用することで、CO2を発生させる石油由来成分の使用を抑えることが可能となり、紙代替製品としてLIMEXを使用することで、枯渇リスクのある資源である水や森林資源の削減や、気候変動の抑制に繋がります。
なお、その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。
すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40ヵ国以上で特許を取得、COPやG20等の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に登録されています。

(2)石灰石(LIMEXの主原料)について
LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチック等と比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

(3)リサイクルについて
LIMEXは、主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用することができるため、単一素材で設計された製品と同様、再資源化の可能性が担保されています。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。

(4)用途について
LIMEXは大きく分けて、ペレット状の「LIMEX Pellet」、シート状の「LIMEX Sheet」として提供されています。LIMEX Pelletは袋や文房具といった従来のプラスチック製品に代替することができ、LIMEX Sheetは冊子やメニュー表、パッケージ、食品容器や飲料カップ、工業用トレー等のプラスチック製容器等、多様な製品に代替が可能です。

2.販売代理店 株式会社新東通信について
■代表取締役会長兼社長

谷 喜久郎
■本社
愛知県名古屋市中区丸の内3-16-29
■事業内容
広告全般、ブランディング支援、ダイレクトマーケティングによる物品販売事業等
「何かおもろいことないか」を企業理念に、社会全体に貢献する取り組みを行い続ける総合広告会社。愛・地球博の誘致活動や、名古屋シティマラソン、GREEN WORK HAKUBA等、多くの地方創生に取り組むとともに、SDGs実践として、地球環境に優しい日本発の新素材「LIMEX」の普及・販売を行っている。

3.開発・製造企業 株式会社TBMについて
■代表取締役CEO

山﨑 敦義
■本社
東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
■事業内容
環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等

4.該当するSDGsの目標

 

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