損保ジャパンとSpace BD 宇宙産業の発展を目的とした包括協力協定を締結 ~「リフライト保証制度」を利用した衛星等の再打上げサービスの提供開始~

損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース

2022年8月3日
損害保険ジャパン株式会社

損保ジャパンとSpace BD 宇宙産業の発展を目的とした包括協力協定を締結 「リフライト保証制度」を利用した衛星等の再打上げサービス提供開始

 損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:白川 儀一、以下「損保ジャパン」)とSpace BD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎 将利、以下「Space BD」)は、宇宙産業の発展を目的とした包括協力協定を締結したことをお知らせいたします。その取組みのはじめとして、軌道上に衛星を打上げて軌道上での実証実験などを目指す開発者や、国際宇宙ステーション(ISS※)などを利活用した様々な取組みを予定する打上げ希望者に向けて、打上げ失敗時の再打上げ機会を提供する「リフライト保証制度」を組み入れた新しい打上げサービスの提供を開始します。
 ※ISS International Space Station(国際宇宙ステーション)

損保ジャパン 副社長執行役員 齋藤 滋夫(左)とSpaceBD 代表取締役社長 永崎 将利(右)

1.背景
 昨今は、以前より宇宙開発をけん引してきた宇宙関連事業者、大学、研究機関だけでなく、これまで宇宙利用と関わりを持たなかった企業や団体なども宇宙利用を開始し、宇宙産業における最新技術の開発および事業化へ向けた多様な取組みが広がり、今後さらなる成長が期待されています。
 一方で、宇宙活動は、陸上では想定できないさまざまなリスクを伴い、その中でも特に打上げ失敗による追加コストの発生は、開発・事業化における大きな課題となっています。そのような宇宙活動に伴うリスクを軽減させ、宇宙産業のさらなる発展に貢献するために、宇宙に関わる保険引受ノウハウを持つ損保ジャパンと衛星打上げサービスをはじめとした宇宙ビジネスに係る幅広いサービスを展開しているSpace BDは包括協力協定を締結しました。
 今回の包括協力協定の取組みのはじめとして、衛星事業者とISS利用事業者向けに「リフライト保証制度」を利用した衛星等の再打上げサービスの提供を通じ、実証・事業化フェーズの宇宙事業者や研究機関等の宇宙利用に向けたサポートを開始します。将来的には、本サービスの対象を今後拡大が予想される月輸送に拡張していき、お客さまの月ビジネスへの進出もご支援していきます。

再打上げサービスの概要
 本サービスでは、打上げ希望者が「リフライト保証制度」を利用して、打上げ失敗時に再打上げ機会の提供を受けることができます。打上げ希望者はSpace BDが提供する衛星打上げサービスのオプショナルプランとしてリフライト保証を選択することが可能です。この再打上げに係る費用は損保ジャパンの引受により保険化します。

 

3.今後について
 損保ジャパンとSpace BDは、より多くのお客さまに宇宙活動に安心して取り組んでいただけるよう連携を図り、宇宙活動におけるリスクを対象としたソリューションの構築だけでなく、新しい保険商品の開発および宇宙を活用した新たなビジネス創出についても検討していきます。

以上

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