【5/31は「世界禁煙デー」 喫煙する同居家族への感情を調査】約8割が禁煙を望むと回答 喫煙者の健康被害を心配する家族の思いやりも明らかに

SOMPOひまわり生命保険株式会社のプレスリリース

SOMPOひまわり生命保険株式会社(社長:大場 康弘、以下、「当社」)は、5月31日の「世界禁煙デー」にあわせ、喫煙習慣がある家族と同居する非喫煙者1,051人を対象に、同居家族の喫煙に対する実態を調査しました。その調査結果について公表いたします。

1.背景・目的
「世界禁煙デー」は、世界保健機関(WHO)が、喫煙による弊害や禁煙の重要性を啓発することを目的に、5月31日に制定した禁煙を推進するための国際的な記念日です。当社はこの趣旨に賛同し、喫煙者を取り巻く実態を明らかにするために調査を実施しました。

2.喫煙を取り巻く状況
厚生労働省の「令和元年 国民健康・栄養調査報告」※によると、日本では年々非喫煙者が増加しているものの、成人人口の約17%近くが習慣的に喫煙しており、受動喫煙やたばこによる疾患の治療費など社会保障費の増大が大きな課題となっています。また、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が収まらない中で、喫煙者は非喫煙者と比較して新型コロナウイルスへの感染で重症となる可能性が高くなることなどが、世界保健機関によって報告されるなど、たばこによる健康被害が警告されています。
※出典:厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査報告」(30P『2. 喫煙の状況』)
URL:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000687163.pdf

3.禁煙への取組み・当社活動の概要
当社は、お客さまの万が一と毎日の健康を応援する「健康応援企業」の確立を目指し、保険本来の機能(Insurance)に、健康を応援する機能(Healthcare)を加えた「Insurhealth®(インシュアヘルス)」を、新たな価値として提供しています。
禁煙関連についても積極的にサービス展開しており、2018年からは収入保障保険(じぶんと家族のお守り)の付帯サービスとして、「健康☆チャレンジ!制度」を提供しています。加入後に、喫煙習慣などが改善し当社の定める基準に適合した場合、その後の保険料が低減するとともに、契約日に遡った保険料差額相当額を「健康チャレンジ祝金」としてお受け取りいただくことができ、すでに6,000名以上のお客さまが「健康☆チャレンジ!制度」に成功するなど、健康状態が改善しています。

4.調査結果のポイント

①同居する喫煙者の喫煙習慣に、『不快に感じる』非喫煙者は約73%
■回答者の約73%が同居家族の喫煙習慣を不快に感じていることがわかった。不快に感じる理由としては、特に「煙が臭い」や、「衣類・頭髪にタバコのにおいがつく」など、タバコのにおいに関するものが多い。
■また、男性に比べ全世代の女性の割合が高かった回答として、「外出時に喫煙が終わるまで待たされる」があり、家族と一緒の時間や外出中に喫煙されることに対して不快感を感じていることがわかった。

②同居する喫煙者に、『禁煙を望む』非喫煙者は約80%
■喫煙する同居家族に対して、約80%が禁煙を望むという非常に高い結果が明らかになった。特に全世代にわたって女性の非喫煙者ほど、禁煙を望んでいる傾向が高いことが判明した。

③禁煙を望む理由は、喫煙者本人の健康状況を心配する声が最多
■上記①より、たばこのにおいに対して不快に感じる回答が多いものの、禁煙を望む理由としては、「喫煙者の健康面が心配」という結果が多く、家族の健康状況を思いやる家族ならではの気持ちが表れた。

5.調査結果
質問.非喫煙者1,051人の禁煙状況について

  • 「喫煙習慣がない」という回答が60%近くに達する一方で、男性40代以上の多くは過去に喫煙習慣があったことが伺える。

質問.喫煙習慣がある同居家族が1日に吸う本数をお選びください。

質問.喫煙習慣がある同居家族は自宅のどの場所で喫煙していますか。

  • ベランダなどで喫煙する「ホタル族」が社会問題になるなど、近隣住民や周囲への影響を考慮し、「家の中で喫煙」が最も多くなっていると考えられる。
  • ただし、ドアを閉めて戸外で喫煙する喫煙者も、家の中で喫煙する者と同程度数いることが判明。

質問.喫煙習慣がある同居家族に対して不快に感じたことはありますか。

  • 約73%が同居家族の喫煙習慣に対して不快に感じている結果が明らかとなった。
  • 男性よりも女性の方がたばこに対して不快に感じる傾向が高いことがわかった。

 

質問.具体的にどのような理由で不快に感じましたか。

  • 圧倒的に「煙が臭い」、「衣類や頭髪にタバコのにおいがつく」が不快に感じる理由として多く、タバコのにおいに敏感になっていることが伺える。
  • 「外出時に喫煙が終わるまで待たされる」との理由は、全世代にわたって、女性の割合が高く、家族と一緒の時間を満喫したい意向が読み取れる。

質問.喫煙習慣がある同居家族に、禁煙してほしいと思いますか。

  • 喫煙する同居家族がいる非喫煙者のうち、約80%が禁煙を望んでいる結果となった。
  • 特に全世代にわたって女性ほど、禁煙してほしいという意向が高いことが判明した。

 

質問.禁煙を望む理由をお選びください。

  • 「自分への健康被害」や「子どもへの健康被害」を心配するよりも、「喫煙者の健康面が心配」という結果が多く、家族ならではの思いやりの気持ちが伺える。
  • また、「家の中のにおい」も気にする回答者が多く、『不快に感じる』理由同様、においへの懸念が大きいことが伺える。

質問.日頃から同居家族の喫煙者に対し、禁煙を促すアプローチをしていますか。

質問.禁煙を促すアプローチの際にあなたが取った行動を教えてください。

  • 「喫煙者自身の健康を心配する」、「周囲への悪影響(受動喫煙)を伝える」、「禁煙外来を勧める」などの回答が多く、禁煙促進に向けて家族間でしっかりとしたコミュニケーションを図っていることが伺える。
  • 一方で、「たばこによって咳が出たように演出する」や「無視する」など、実力行使の手段として静かな反抗におよぶケースも見受けられる。

質問.禁煙を促すアプローチをされない理由を教えてください。

  • 「喫煙に対して不満がない」、「マナーを守っていれば問題ないと思う」など喫煙者本人の自主性に任せているケースが目立つ。
  • 一方で、「説得しても頑なに拒否される」、「喧嘩になる」などの理由で継続的なアプローチをやめ、あきらめている状況も浮き彫りになった。

質問.あなた自身についてお聞きします。喫煙することによる健康被害はどのようなものか、もしくは病気のリスクを知っていますか。ご存知のものをすべてお選びください。

  • 「がん」、および「ニコチン依存症」が突出して高い結果になり、男女全世代で健康被害として広く認知されている結果となった。
  • 妊娠出産に対する影響への認識は、全世代で女性のほうが認知が高く、出産適齢期の20-39歳世代では、特に認知が高かった
  • 一方で、糖尿病や白内障につながる要因としては知られていない現状が明らかになった。

6.調査概要

調査対象:喫煙習慣がある家族と同居する非喫煙者
回答者:全国の20代〜60代の男女1,051名(男性:515名、女性:536名)
調査手法:インターネット調査調査期間:2022年4月28日~5日9日

■本調査結果をご利用の場合は、「SOMPOひまわり生命調べ」のクレジットを併記ください。

7.禁煙への当社の取組み
〈健康☆チャレンジ!制度〉

従来の生命保険商品は、お客さまの加入時の健康状態によって保険料が決まりますが、収入保障保険『じぶんと家族のお守り』では、契約の途中からでも保険料が割安となる可能性がある「健康☆チャレンジ!制度」を2020年4月より開始しました。所定の期間内※にお客さまが禁煙や健康状態(BMI、血圧)が改善し、当社の定める基準に適合した場合、その後の保険料が低減するとともに、契約日に遡った保険料差額相当額を「健康チャレンジ祝金」としてお受け取りいただけます。
制度開始から約2年で、チャレンジいただいた8割以上、6,000件超のお客さまが改善に成功しました。その結果、健康状態が改善したお客さまが1年間にお支払いいただく保険料は平均で約11,600円低減されました。またチャレンジに成功されたお客さまには、平均で約29,800円の健康チャレンジ祝金をお受け取りいただき、その総額は約1億8,400万円となりました。(2022年4月30日時点)
※契約日からその日を含めて2年以上5年以内にある場合にのみ本制度は適用可能です。

〈吸わんトクがん保険〉

2021年3月、生命保険業界において初めて、「タバコを吸わない」非喫煙者だけが加入できるがん保険『吸わんトク がん保険』を発売しました。
「タバコを吸わない」人同士で支え合う、非喫煙者の将来に備えた保険として、ニーズが高まっています。また、現在喫煙されている方でも、継続して1年間禁煙が成功すると加入できるようになります。
  URL: https://www.himawari-life.co.jp/goods/swantoku/

〈『禁煙推進企業コンソーシアム』への参加〉

 禁煙推進企業コンソーシアムが掲げる、禁煙推進に向けた趣旨に賛同し、2019年4月に加盟しました。コンソーシアムへの参加を通じて、社内における禁煙の取組みを強化し、社員やその家族の健康増進への取組みを強化しました。

〈禁煙に向けた社内取組み〉
2019年度より全社員就業時間内禁煙を導入、また、2020年4月以降の新入社員は入社時点で非喫煙者であることを採用条件としています。現在は、社内の喫煙者向けに禁煙状況の進捗確認や保健師による個別相談等のサポートを実施し、禁煙の取組みを推進しています。(2022年2月時点で喫煙率9.3%を達成)

以上

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