ジャパンインベストメントアドバイザーが、食品廃棄物由来のメタン発酵バイオガスを燃料とした発電事業に出資

JIAのプレスリリース

食品廃棄物を主原料としたメタン発酵バイオガス熱電併給事業を計画する、さがみはらバイオガスパワー株式会社に、ジャパンインベストメントアドバイザーの他、4社(予定)が出資し、共同で発電事業に参画いたします。

  • 出資の背景

ジャパンインベストメントアドバイザー(以下、JIA)グループは、「金融を通じて社会に貢献する企業でありつづける」を経営理念として、航空機などのオペレーティング・リース事業をはじめ、環境エネルギー事業、パーツアウト・コンバージョン事業の主力3事業を中心に、金融ソリューション事業を展開しております。

主力事業のひとつである、環境エネルギー事業は、地球温暖化対策に貢献すべく、2014年より太陽光発電所の開発・運営を開始し、これまでに開発に携わった発電所累計出力は約100MWに至ります。2022年3月時点では、日本全国で25拠点、合計で71.3MWの発電出力(太陽電池ベース)の発電所を管理・運営しております。金融ソリューション企業として、多様な資金調達スキームの構築により、太陽光発電普及に力を発揮する一方、技術面からも専門の人材を配置し、開発から保守まで一貫したプロジェクト管理体制を整えております。

これら太陽光発電で培った知見を活用し、太陽光発電に続く新電源事業化の一環として、本件の出資に至りました。この後5年間で500MW規模の新電源の再生可能エネルギー発電事業構築を目指してまいります。

  • 出資先「さがみはらバイオガスパワー株式会社」(以下、さがみはらBGP)の概要
 
  • 内容
名称 さがみはらバイオガスパワー株式会社 (2021年9月3日設立)
所在地 神奈川県相模原市中央区田名塩田一丁目16番14号
資本金 9,010万円(2022年4月11日時点)
 (当社出資額 39百万円)
事業内容  食品廃棄物由来のメタン発酵バイオガスを燃料とした発電プラント運営事業の特別目的会社(SPC)

 

  • さがみはらBGP事業の意義

「さがみはらバイオガスパワー田名発電所」を新たに構築し、主に近郊の食品メーカーや、スーパー等から収集される食品廃棄物を主原料とした、メタン発酵ガス熱源併給事業を行います。これらの取組みにより、下記のSDGs目標達成に寄与し、持続可能社会実現へ貢献してまいります。

SDGs目標
7
再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす
SDGs目標 9 環境にやさしい技術や生産の方法をより多く取り入れて、インフラや産業を持続可能なものにする
SDGs目標 11  大気の質やごみの処理などに特に注意をはらうなどして、都市に住む人(一人当たり)が環境に与える影響を減らす
SDGs目標 12 ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす
SDGs目標 13 気候変動の影響に備えたり、影響を減らしたり、早くから警戒するための、教育や啓発をより良いものにする

 

  • さがみはらBGP、共同出資者の概要

 

  • 法人概要
  • 事業概要
株式会社日本フードエコロジーセンター  
相模原市中央区  代表者:高橋 巧一
食品リサイクル事業
https://www.japan-fec.co.jp/
株式会社オルタナフィード
東京都中央区 代表者:饗庭 功
飼料化設備の企画・販売、副産物飼料及び飼料添加物販売
https://alternafeed.com/
一般社団法人グリーンファイナンス推進機構            
東京都港区 代表者:末吉 竹二郎
低炭素社会の創出、生物多様性の保全、循環型社会の形成等のための金融を推進
http://greenfinance.jp/
石原テクノ株式会社(予定)
大阪市西区 代表者:松江 輝明
無機化学品・有機化学品等の商社事業
http://www.iskweb.co.jp/itc/

 

|事業関係図|

 

 

 

  • さがみはらバイオガスパワー 田名発電所の概要
  • 項目
  • 内容
発電燃料 事業系の食品廃棄物由来のメタン発酵バイオガス
燃料調達方法 日本フードエコロジーセンターが、食品メーカー、スーパーなどから食品廃棄物処理を受託・受入。
前処理(液状化)した上で、飼料化できない飼料化不適物を発電所に供給
発酵処理方式 湿式中温発酵
廃棄物処理量  約50トン/1日
売電先 東京電力パワーグリッド株式会社
発電出力 487kW(予定)・・・計画出力528kW-自家消費41kW

  • 約41世帯分の平均電力消費量に相当

(一般家庭1世帯の消費電力を1日当たり11.8kWhで試算)

  • CO2削減効果は、1,828t CO2/年に相当
発電所所在地 神奈川県相模原市中央区名塩田一丁目16番14号
2,127平方メートル(643坪)
総工費 991百万円
資金調達 地域金融機関等から1,090百万円を借入予定。

※なお、バイオガス発電は、日照に関わらず発電可能なため、同程度の出力の太陽光発電に比べて、約7倍の発電量が見込めます。
 

  • 関連資料

一般社団法人グリーンファイナンス推進機構 発表内容

 URL:http://greenfinance.jp/example/case20220428.pdf
 「神奈川県相模原市バイオガス熱電併給事業への出資決定について」
■ジャパンインベストメントアドバイザー ホームページ
 URL:https://www.jia-ltd.com/ir/news/
 

  • スケジュール
2022年 4月 出資契約の締結、出資
2022年 6月 発電プラント着工(予定)
2023年 3月 発電プラント完工(予定)
2023年10月 発電プラント売電開始(予定)

 以上

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。