コーゴ、東京都の「グリーンファイナンス外国企業進出支援事業」の対象企業に選出

Cogo Connecting Good合同会社のプレスリリース

東京都は、新型コロナウィルス危機からの「持続可能な復興」を推進するため、グリーンファイナンスに取り組む外国企業の東京への進出を支援する「グリーンファイナンス外国企業進出支援事業」を発表しました。気候変動対策は国の「未来への投資」とも言われています。カーボン・フットプリントのエキスパートであるスタートアップ企業のコーゴは、応募のあった17カ国と地域の48社の中から同プログラムの支援・補助金の交付先として選ばれた6社に入りました。コーゴは、新たに設立した日本支社であるコーゴ・ジャパンを通じて、日本の銀行や決済プラットフォームに対して、個人や企業による二酸化炭素排出量を計算し、環境負荷低減のために有意義な行動を促すカーボン・トラッキング・ソリューションを早急に提供していきます。

同プログラムの補助金は、グリーンファイナンスに取り組む海外の資産運用会社やフィンテック企業が東京で新たに事業を開始する際に必要となる経費に対し、重点的・集中的に支援を行うことを狙いとしています。

2021年10月に公表された、世界気象機関(WMO)による報告書では、「何千人もの命を奪い、何百万人もの家を失い、何千億ドルもの損害を与え、インフラや生態系に大きな打撃を与えた」アジア全域における異常気象や気候変動による影響が指摘されています。

日本消費者
コーゴの創業者ベン・グライスナー(Ben Gleisner)は以下のように述べています。「当社は、東京をはじめとする日本の方々や企業が自らの排出量を把握し、削減・相殺できるように支援したいと常々計画しておりました。日本は多くの人口を抱え経済規模も大きいことから、コーゴのようなカーボン・トラッキング・ソリューションの提供企業にとって最適な環境です。この補助金によりコーゴは、自社ソリューションを当初予定よりも早く、日本に導入できるという貴重な機会を得ることができました。申請プロセスにおいて、素晴らしいサポートを提供してくれた東京都庁の担当者の方々には感謝しております。東京をはじめ日本でインパクトを与えられることを、大変心待ちにしています」

グライスナーは、コーゴを創業する以前はニュージーランド財務省で気候変動、福祉改革、生活水準、福祉予算の分野に携わりました。個人の責任や気候変動緩和のための行動をさらに加速する必要がある、という確信に基づきコーゴを創業しました。グライスナーは、「東京都庁は、持続可能性の目標に賛同するだけでなく、実際に行動し、日本の低炭素経済への移行を支援する技術促進に積極的な投資を行っており、称賛に値します」と付け加えました。

デジタル・バンキング・プラットフォームを有する銀行は、コーゴのソリューションの採用により、顧客に対し、自らの炭素排出量を追跡する機能を提供できるようになり、その結果、消費習慣に伴う二酸化炭素排出量を銀行のアプリから直接把握できるようになります。また、二酸化炭素排出量の削減や相殺に関する簡単なアドバイスを受けることができます。

アジアに広がる飛躍的な影響力
この種のデータに関する透明性を求める顧客や企業の要望が高まる中、現在コーゴはアジアの複数の大手銀行とカーボン・フットプリントの統合について議論を進めています。
コーゴのAPAC担当CEOのジュリー・リンデンベリー(Julie Lindenbery)は次のように述べています。「アジアのお客様は、消費活動による二酸化炭素排出量に関してより高い透明性を求めています。コーゴの技術は、過剰消費の世界的な2大要因である企業と顧客の間において、繰り返し可能で意義のある取引の確立を通じ、アジアの二酸化炭素排出量全体に影響を与える機会に恵まれています。これは真の変化をもたらすものであり、飛躍的なインパクトとなります」

変革をもたらす主力ソリューション
コーゴは現在、世界のトップ50の銀行のうちの5行と協業しており、この数は来年には倍増すると予想されます。ナットウエスト(英国の5大銀行)やオーストラリア・コモンウェルス銀行(豪州最大手)などの銀行は、顧客が日々の支出に伴う二酸化炭素排出量を確認できるよう、バンキングアプリでコーゴを導入しています。ナットウエストの顧客には、より環境に優しい生活を送るためのヒントや参考情報が提供され、コモンウェルス銀行のユーザーには、信頼できるプロジェクトを通じて排出量を相殺するオプションが提供されています。

ナットウエストのモバイルアプリのパイロット版から得られた知見によると、平均的なユーザーは、有機性廃棄物の堆肥化、肉の消費量の削減、ガス・電気・水道などの公共事業者の切り替えなど、炭素消費量の少ない行動を取ることで、二酸化炭素排出を1カ月あたり約11kg削減していることが判明しました。こうした行動が、モバイルアプリを利用するナットウエストの800万人の顧客全体に広がった場合、年間10億kg以上の二酸化炭素排出を削減することができ、これは1,700万本の植林をした場合の削減量に相当します。

リンデンベリーは、次のようにも述べています。「世界の二酸化炭素排出量に影響をもたらすために、今ほど重要な時はありません。当社は、世界の大企業に対して変化をもたらす主力ソリューションを提供していることを誇りとしており、そしてこの変化をアジア全体に広げていくことに期待しています」

コーゴについて
コーゴ(Cogo)は、世界中の何億もの顧客や企業が、自らの影響を測定し、削減し、補償することによって行動できるように支援することを使命としています。個人として、また数百万人のチームの一員として、自らが与えている影響を理解することで、より公平で持続可能な世界を作るために、誰もが協力することができます。コーゴは、サステナビリティ・ソリューションの提供を通じて、企業や顧客が人々や地球に与える影響を測定し、改善できるよう支援します。当社の先駆的なテクノロジーとデータは、人々が日々の決断がもたらす影響をよりよく理解し、気候変動対策を講じるために役立ちます。当社は、人々がより意識の高い顧客になるための変遷をサポート、奨励します。 詳しくは、cogo.coをご覧ください。

リンク:
Cogo: https://www.cogo.co/
東京都グリーンファイナンス外国企業進出支援事業:https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/pgs/gfct/nurturing-players/green-finance-subsidy.html
世界気象機関による報告書:https://library.wmo.int/index.php?lvl=notice_display&id=21977
コモンウェルス銀行:https://www.commbank.com.au/articles/newsroom/2021/10/CBA-launches-carbon-tracking-feature.html

 

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