マイクロサージャリー支援ロボットを開発する九州大学発ベンチャー「F.MED株式会社」への出資について

株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズのプレスリリース

株式会社ふくおかフィナンシャルグループ（代表取締役社長五島久、以下「FFG」）傘下の株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ（代表取締役社長吉田泰彦、以下「FVP」）は、運営するファンドより、マイクロサージャリー支援ロボットを開発する九州大学発ベンチャーF.MED株式会社（代表取締役　下村　景太、以下「当社」）に対して出資をいたしました。

国内外において医療ロボット市場は依然として黎明期にあり、メーカーやサプライヤーには大きな未開拓市場が広がっています。また、高齢人口の増加に伴い、脳卒中、関節疾患、血管疾患などへの罹患も増え、高度医療の必要性が高まるとみられますが、医師不足・地域格差の課題もあり、今後ロボット手術への需要は拡大していくと考えられます。

当社は、九州大学先端医療オープンイノベーションセンターのプロジェクトを引き継ぎ、直径１ｍｍ程度の血管などを縫ってつなぎ合わせるマイクロサージャリー用の支援ロボットを開発しております。当ロボットは乳がんや頭頚部がん手術後の再建手術やリンパ浮腫軽快化手術などに適用が可能です。非常に微細かつ高度な操作が要求される当該手術において、医師の動作を縮小化かつ手の震えを除去して正確に再現する支援ロボットを提供することで、患者さまや医療機関・医師への貢献を目指しています。

FFGの地盤である九州は、日本有数の高度な製造・生産の拠点であり、エリア全体のさらなる成長を見据えた先進的なビジネスの展開が狙えるポテンシャルの高い経済圏となっています。FFGは地域金融グループとして広域展開型のビジネスを展開しており、お取引様とのマッチングをサポートし、当社の製造基盤の確立や、事業拡大を支援してまいります。

FFG・FVPは、ベンチャー企業への出資のほか、お客様のニーズや起業ステージに応じた最適なソリューションの提供により、地域経済発展への貢献に努めてまいります