エンジニア起業家に特化したシードVCミレイズ、2号ファンドを設立し投資を開始

合同会社Miraiseのプレスリリース

エンジニア起業家に特化したベンチャーキャピタル(VC)のMIRAISE(東京都渋谷区、代表:岩田真一、以下:ミレイズ)は2号ファンドを設立し、投資を開始しました。2号ファンドでは1社あたりの平均投資額を従来の約3倍である2,000〜3,000万円に増額し、追加投資(以下、フォローオン投資)におけるリード機会も増やしていきます。2号ファンドの最終クロージングは2022年10月を予定しています。また、布田隆介がパートナーに就任したこともあわせてご報告します。

■ 2号ファンドについて
ミレイズ1号ファンドは、これまでに国内外37社のエンジニアが創業したプレシード・シード企業に投資しました。今回組成した2号ファンドでは、1社あたりの平均投資額を1号ファンドの約3倍である2,000〜3,000万円に増額します。それに加え、フォローオン投資においてリード投資家となる機会も増やしていきます。当2号ファンドはすでに投資を開始しており、2022年2月株式会社ユーリア(https://yuurea.com/)へのシード投資を完了しています。今後もミレイズではリスクマネーが相対的に不足しているシード期のエンジニア起業家の発掘・支援をさらに強化していきます。

■ 2号ファンドの主な投資家
2022年2月時点での2号ファンドの出資者は、愛知銀行、インテージホールディングス、ファンドスターグループ、Skype共同創業者でAtomico CEOのNiklas Zennstrom、エストニアの投資会社Taavet+Sten、Chatwork株式会社代表取締役CEOの山本 正喜、その他、国内外の投資家です。※敬称略

 

■代表パートナー岩田真一のコメント

創業前、私がグローバルVCで投資業務を行っていた頃、一つの疑問を抱いていました。家電などハードウェア中心の時代に、イノベーションを次々に生み出していた日本が、ソフトウェアの時代に輝きを失っているのは何故なのか?当時、私が目にしていたのはWebエンジニアによって創業された企業が、スケーラブルなプロダクトで、ユニコーン企業に成長していく「躍動」でした。

一方で、日本ではシード期のエンジニア起業家への理解や支援が整っていない現状を痛感していました。今の日本に必要なのは、エンジニア視点で潜在価値を評価し、彼らの経験が浅いビジネス面を補う伴走型のシードVCだと考えました。それがミレイズ発足の経緯、そして動機です。

 

創業から3年、400を超えるエンジニア起業家と面談しています。そして日本には革新的なアイディアを持つエンジニア起業家が数多く存在し、シード支援を必要としているという仮説は、確信となりました。ミレイズはエンジニア起業家を支援し、米巨大テック企業に挑めるようなメガベンチャーの芽を育てていきます。

■これまでの実績と取り組み
1号ファンドの投資先HAB&Co.社は大手人材会社へM&Aされ、初イグジットとなりました。ビジネスメタバースを提供しているoVice社は21年9月に18億円の調達に成功しました。

ミレイズは創業以来、出資や投資先へのサポートが全てオンラインで完結する仕組みを構築、改善してきました。その上で特に力を入れているのが投資先の起業家同士が相互に学び合う「ピア・ラーニング」の環境です。

24時間いつでもアクセスできるオンラインコミュニティ「4C」、月例勉強会「CLASS」、エンジニア起業家向けのノウハウデータベース「ZONE」、そして毎週開催している交流会「Virtual Co-working Day」等、複数のタッチポイントを用意して相互作用させることでそれぞれ高いアクティブ率を維持しています。投資先の起業家は、ミレイズが提供するこれらの環境やツールを活用することで、いつでもどこからでも経営に必要な知見を得ることができます。

 

■ チーム体制の強化と布田のパートナー就任
2号ファンドでは投資額だけではなくチームも増強し、ソーシングおよび投資先支援の体制をさらに進化していきます。その第一弾として、ミレイズのベンチャーパートナー兼CTOの布田隆介が、パートナー兼CTOに就任しました。10年以上のエンジニア歴と創業経験を持つ布田がパートナーに就任することで、エンジニア起業家への先行投資を強化していきます。

■ パートナーのプロフィール
– 代表パートナー兼CEO 岩田真一(いわた しんいち)
1972年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学理工学部物理学科卒業。ロータス社、マイクロソフト社でソフトウェアエンジニアとして経験を積み、2001年にアリエル・ネットワーク社の設立に参加。P2Pアプリケーション開発に従事した。2005年、Skype入社。スカイプジャパン株式会社を設立し、代表取締役に就任。2012年より欧州最大規模のVC、ATOMICOに参加。同パートナーに就任。2017年、Kauffman Fellows Program を修了し、Kauffman Fellow となる。2018年、プログラマー起業家への投資に特化したミレイズを発足。代表パートナーに就任。

– パートナー兼CTO 布田隆介(ふだ りゅうすけ)
1988年4月25日生まれ、宮城県仙台市出身。関西大学法学部卒業。ACCESSPORTにてソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。同社にて動画検索エンジン、ポータルサイト、ソーシャルゲーム開発に従事。その後スタートアップ数社にエンジニアとして参加した後、面白法人カヤックにモバイルエンジニアとして入社。2015年に教育ベンチャーTRUNK株式会社を共同創業しCTOに就任。2018年、ミレイズの設立に参画。ベンチャーパートナー兼CTOとしてソーシングと投資先へのサポート業務に従事。2022年、パートナーに就任。

■ ミレイズの情報発信
ミレイズでは課題解決に挑むエンジニア起業家の生の声や、最新のテックトレンドをお届けするMIRAISE RADIOを配信しています。
MIRAISE RADIO    https://bit.ly/3Hwb68D
問い合わせフォーム  https://www.miraise.vc/contact

■ MIRAISE(ミレイズ)について
ミレイズは、エンジニア起業家に特化したベンチャーキャピタルです。パートナーは、グローバルVCでの投資実績に加え、長年にわたるソフトウェア開発とスタートアップ経営の経験があります。2018年に創業して以来、課題解決に挑むエンジニア起業家を発掘し、評価し、そして支援してきました。2022年3月までの投資件数は38社です。ミレイズは、リスクマネーが相対的に不足しているシード期のエンジニア起業家を支援していくことで、米巨大テック企業に挑めるようなメガベンチャーの芽を育てていきます。詳しくはhttps://www.miraise.vc/ をご覧ください。

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