愛・地球博記念公園において園内目的地へのシームレスな移動の実現に向けた実証実験に参加します

損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース

2022年2月1日

損害保険ジャパン株式会社
株式会社ティアフォー
アイサンテクノロジー株式会社
岡谷鋼機株式会社

損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:西澤 敬二)、株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:武田 一哉)、アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:加藤 淳)および、岡谷鋼機株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長:岡谷 健広)は、愛知県を実証主体とし、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井伊 基之)を幹事会社として、愛・地球博記念公園(長久手市)において「リニモ駅から園内目的地へのシームレスな移動」をテーマとした複数の自動運転車両による実証実験に参加をいたします。
本実証実験は、三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:漆間 啓)が提供するオンデマンド運行管制システムを活用し、公園内に設置された遠隔管制室からの「複数台の自動運転車両の一元的な遠隔監視」のもと、公道並びに公園内において、最大で4台の自動運転車両を同時に運行します。公園内においては、利用需要に応じた走行ルート、運行ダイヤ、配車台数を自動設定する運行管制システムを活用して運行します。

1.実施日程
2022年2月10日(木)から2月13日(日)まで

2.実施場所及び走行ルート
公道・公園内(非公道)の2つのルート

 

3.走行ルート

※天候等により走行ルートが変更になる場合があります。

4.使用車両
3種類の自動運転車両を使用

5.事業実施体制

協力機関

6.実証実験の特徴
〇自動運転車両の複数同時運行と、5Gを活用した一元的な遠隔監視
公道及び公園内において最大4台の自動運転車両を同時運行することに加え、走行ルート上や車両内に設置した複数のカメラ(路側/車載カメラ)を5G・LTEに接続して映像伝送し、複数車両の運行状況を遠隔管制室にて一元的に監視します。
カメラから伝送される映像には、株式会社NTTドコモの「AI映像解析*3技術」を活用します。映像から検知された歩行者や車両を遠隔管制室のモニターに視覚的に明示することで、遠隔監視員がいち早く危険を察知することができます。
路側カメラには、専用のカメラと通信機器の代わりにスマートフォンと映像伝送システム「DiCaster(ディ・キャスター) *4」を採用し、高精細で低遅延な映像を用いた遠隔監視を比較的安価に実現できることを実証します。
これらの技術によって、自動運転の安全な運行と遠隔監視員の負荷軽減の両立を図り、将来的な運転席無人で走行する複数の自動運転車両を1か所から遠隔監視することの実現につなげます。

〇オンデマンド運行管制システムによるデマンド運行
ゴルフカートおよびMileeには三菱電機株式会社の提供する「オンデマンド運行管制システム」を導入します。ゴルフカートおよびMileeは、通常時2台体制での運行ですが、本システムにより、予約状況や混雑状況を踏まえ、車両台数の変更(増便・減便)や経路変更・スルー(乗降予定がない乗降ポイントには立ち寄らずに目的地へ移動)がリアルタイムに自動で行われます。

*1自動運転システム用オープンソースソフトウェア。The Autoware Foundationの登録商標。
*2 LiDAR:Light Detection and Rangingの略。レーザー光を使って離れた場所にある物体の形や距離を測定するセンサ技術。
*3 AIにあらかじめ車両や人物等を学習させ、カメラに映った映像の内容を解析する技術。
*4 ENWA社の提供する映像伝送システム。スマートフォンにて高精細な映像を低遅延で伝送することが可能。
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。