AgeTechを推進する家族信託のファミトラがシリーズAラウンドで総額約14億円の資金調達を実施

株式会社ファミトラのプレスリリース

家族信託サービス「ファミトラ」を展開する株式会社ファミトラ(本社:東京都港区、代表:三橋 克仁、以下「ファミトラ」)は2021年12月15日、Eight Roads Ventures Japan、Coral Capital、DG Daiwa Ventures、Aflac Ventures LLC(アフラック・イノベーション・パートナーズ合同会社が投資活動を支援)、東京海上日動火災保険株式会社、みずほ銀行等から総額約14億円の資金調達をシリーズAにて実施したことをお知らせします。今回の調達により、累計資金調達額は約17億円となります。
今後は、調達した資金を活用して、サービス開発や採用・組織体制を強化してまいります。加えて、資産管理に悩む方々との接点となる保険会社や銀行、介護事業者、証券会社、不動産会社、資産運用アドバイザー、税理士から強く反響を頂いており、そうした多様なステークホルダーとのより一層の連携施策に取り組み、「家族信託があたりまえの選択肢になる世界」を目指してまいります。

前列左から、株式会社ファミトラの 代表取締役 三橋 克仁、取締役CTO 早川 裕太。後列左から、Coral Capital 澤山 陽平氏、James Riney氏、Eight Roads Ventures Japan 大内 陽介氏、村田 純一氏。前列左から、株式会社ファミトラの 代表取締役 三橋 克仁、取締役CTO 早川 裕太。後列左から、Coral Capital 澤山 陽平氏、James Riney氏、Eight Roads Ventures Japan 大内 陽介氏、村田 純一氏。

 

  • 【認知症者の増加と資産凍結】

高齢化の進む日本では、2025年に認知症者数が700万人となり、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。認知症になり意思能力がなくなると、あらゆる契約行為が行えなくなります。定期預金の解約、不動産の売買・賃貸契約、上場株式の運用等も行えず、当人の銀行口座からの入出金も銀行から拒まれる可能性もあり、「認知症による資産凍結」状態に陥ってしまいます。2030年には認知症者数の総資産額は230兆円を超えるとも試算されており、認知症による資産凍結は今後さらに深刻な社会問題となっていく可能性があります。
 

  • 【認知症による資産凍結の対策としての「家族信託」】

認知症による資産凍結への事前対策として注目されているのが「家族信託」です。認知症発症前にご家族間で資産の管理を委託する契約を交わすことで、のちに認知症に発症してしまった場合でも、本人の意向に沿って柔軟に財産を管理できるようになります。

2019年の創業以来、当社は「テクノロジーの力で『笑って長生き』を実現する」というミッションのもと、ITの活用によってオペレーションの効率化を図り、これまで高額だった家族信託組成費用の大幅な低価格化を実現してまいりました。誰もが「簡単に・早く・安く」家族信託を始められるサービスを展開した結果、多くの方々にご相談・ご利用いただいております。
 

  • 【今後の展望および採用拡大】

当社は、「家族信託を、あたりまえに。」という新たなビジョンを設定しました。家庭内で将来の計画を検討する際、「家族信託」があたりまえに選択肢として挙げられる時代になるよう、当社サービスの拡大および「家族信託」に関する周知に努めてまいります。また、家族信託周辺の関連サービスやビジネスを生み出し、さらなるマーケットの拡大を図ってまいります。

そのため、家族信託におけるDXと事業の加速を始めとして、関連領域の事業・開発を私たちと一緒に推進いただける方を広く募集します。現時点で既に家族信託やDX、金融領域に関心をお持ちの方にもそうでない方にも、新たな可能性を感じていただくべく、弊社採用案内資料を公開します。

採用案内資料: https://docs.famitra.jp/recruit
 

  • 【引受先各社からのコメント】

・Eight Roads Ventures Japan パートナー 村田 純一氏

 

これまで医療・介護といった文脈で語られることが多かった「高齢化社会の課題感」は、認知症患者の増加に伴い今後は金銭・財産管理面においてもより深刻な社会課題化が想定されます。家族そして私自身もいつか直面しうるそれらの問題に対し、ファミトラが高い倫理観と圧倒的なテクノロジーの力でこれまでになかった安心と選択肢を社会に提示してくれることを、また、個々人が未来に対して備えができている状態が今を生きる現役世代の活力へと繋がることを期待しています。

・ Coral Capital Founding Partner 澤山 陽平氏

 

初回ラウンドに続き、今回も大きく追加出資させていただきました。ファミトラは、この1年の間に大きくチームを拡充し、ビジネスについても家族信託のDXに加え、さらにその先への展開も見え始めています。三橋さんのリーダーシップによるこのスピード感に加え、VC・事業会社の両面から心強い味方が増えたことで、今後ファミトラがAgeTechという巨大な市場において、日本を代表するスタートアップになると確信しています。

・株式会社DG Daiwa Ventures 代表取締役 大熊 将人氏

 

今回、ファミトラ社に出資させて頂けることになり光栄に感じております。
ファミトラ社は、超高齢社会下の日本で増加する認知症者の資産管理という大きな社会課題の解決に、シリアルアントレプレナーである三橋社長の卓越した事業推進力と、高い専門性を兼ね備えた経営チームで取り組んでおられます。このチームであれば、超高齢社会において、認知症者の資産管理という大きな問題を総合的に解決し得る企業へと成長されるものと確信いたしております。

・Aflac Innovation Partners G.K. 代表 マネージングディレクター 島田 智行氏

ITの活用により誰もが手軽に家族信託を始められるサービスを実現し、その普及に取組まれているファミトラ様にこの度Aflac Ventures LLCが出資させていただけることを光栄に思います。アフラック生命は、<アフラックのしっかり頼れる介護保険>の付帯サービスとして同社の家族信託を提供しております。今回の出資により、弊社はファミトラの家族信託の利用を広める取組みを支援し、高齢者とそのご家族がより豊かに暮らせる社会の実現に貢献してまいります。

・東京海上ホールディングス株式会社 デジタル戦略部長 楠谷 勝氏

当社グループは「人生100年時代において、『いざ』という時を支えるだけでなく、『いつも』お客様を支える存在になる」ことを目指し、商品・サービスの開発を進めています。
ファミトラ社が提供するサービスは、認知症による資産凍結に対するソリューションを、デジタル技術を駆使することで「従来より簡単に・わかりやすく」多くの方にお届けすることができ、当社の目指すべき姿に向けて協業を進めていくことができると確信しております。
※業務提携先は「東京海上ホールディングス株式会社」
※出資元は「東京海上日動火災保険株式会社」
 

  • 【株式会社ファミトラ 会社概要】

代表者:       代表取締役社長 三橋 克仁
所在地:       東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル2F
事業内容:    民事信託(家族信託)のマーケティング・コンサルティング事業「ファミトラ」の運営
設立日:       2019年11月27日
URL:          https://www.famitra.jp/corp/
TEL:           0120-683-014

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