ベンチャーキャピタルのフェムトパートナーズ、第3号ファンドの募集を完了

フェムトパートナーズ株式会社のプレスリリース

ベンチャーキャピタルのフェムトパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:磯崎哲也/曽我悠平、以下「フェムト」)は、ベンチャーキャピタルファンド「フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合(以下「3号ファンド」)」を2021年6月末日に総額111億円で募集を完了いたしましたことをお知らせいたします。
フェムトでは、昨2020年2月に3号ファンドを組成した後も、募集活動を継続して参りましたが、同年12月末のセカンドクローズを経て、今般、大手機関投資家、金融機関、事業会社の皆様にご参加いただけることとなり、組成時の目論見を超える出資総額でファイナルクローズ(募集完了)に至ったものです。

フェムトは、2012年にシード投資のフェムト・スタートアップLLPを組成してスタートし、翌2013年に第1号ファンドを総額16億円で、2017年には第2号を総額40億円で組成して、メガベンチャーへの成長可能性を秘めたスタートアップに厳選して投資して参りました。その結果、ポートフォリオ全体での累計調達額は320億円、総従業員数は1,000人を超えて順調に成長を続けております。2020年末には、現在のプロダクト「KARTE」完成前の段階から支援してきた株式会社プレイドが東京証券取引所への上場を果たし、時価総額1,000億円超と、2020年最大規模のIPOとなりました。

日本はこの10年で、スタートアップが一度に調達する金額が数千万円程度だった時代から、100億円規模の資金調達も珍しくない時代へと進化しました。まだ日本の社会全体ではスタートアップで働こうとする志向が浸透するまでには至っておりませんが、昨今ではスタートアップに参画する人々の量や質は格段に向上し、優秀な人ほど、キャリアの場としてのスタートアップに着目し始めています。

こうした時代の変化に即して、今まで「とても日本のスタートアップにはできない」と思われていたような壮大なビジョンの実現を試みるスタートアップを、我々フェムトはファイナンスのチカラとスキルで支援していきたいと考えております。

今般、募集を完了させた3号ファンドでは、第1号および第2号ファンドの投資方針を維持しつつ、ポストコロナ禍における社会や業界の構造変化を先取りして新たな価値を生み出そうとするスタートアップ各社に対して、従前よりも大型の資金供給を継続的に行なって参ります。具体的な方針は以下の通りです。

  1. 投資先数:今後約3年程度で10社程度へ集中投資
  2. 対象企業:I T技術を活用したサービスやソリューションを開発・提供し、社会課題の解決や業界構造や商習慣の変革や効率化、様々なペインの解決を実現することでメガベンチャーを目指すスタートアップ
  3. ステージとスタイル:シードからアーリー・ステージの企業に初回投資を行うハンズオン投資
  4. 投資金額:リードで初回1億円以上、次回以降もフォローオン投資を前提。一社あたりの最大投資額は約20億円。
  5. 特色:フェムトには、既存の資本構成の大胆な再構築、上場企業等からのスピンオフやMBOの実現を支援した実績、ノウハウ、ネットワークが蓄積されており、今後も、大きなビジョンを描く起業家がパワーを最大限に発揮できる資本政策に積極的に取り組む計画です。

「フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合(3号ファンド)」の概要

  • 組成時期(ファーストクローズ):2020年2月
  • 存続期間:10年
  • 出資総額:111億円(ファイナルクローズ時点)
  • 無限責任組合員:フェムトグロース・スリー合同会社

フェムトでは、効果的なインセンティブと適切なリスク遮断を両立させる日本初の仕組みを1号ファンドから採用してきております。今回の3号ファンドでは、それをさらに発展させ、3号ファンドの無限責任組合員になるために設立された合同会社(GK)が投資の意思決定等を行い、ファンド運営に関わるパートナー等の間での分配の取り決めには有限責任事業組合(LLP)契約を用いることで、それまでの登記や届出上の課題を解決するとともに、起業家と同じベクトルを向くためのインセンティブとなるストラクチャーを、やはり日本で初めて採用しています。

フェムトパートナーズ株式会社
URL: https://femto.vc/

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