ペットメディカルサポート株式会社のプレスリリース
ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:米満 明仁、以下『ペットメディカルサポート』)は、当社ペット保険「PS保険」が、2021年2月にお支払いしました高額保険金事例についてお知らせします。
また、その中から「犬の椎間板ヘルニア」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
2021年2月度の高額保険金お支払い事例をご紹介します。
事例 | 種類 | 病気・ケガの種類 | お支払い金額 |
1 | 中型犬 | 椎間板ヘルニア | ¥513,800 |
2 | 大型犬 | アレルギー性皮膚炎・てんかん・脳腫瘍等 | ¥496,300 |
3 | 小型犬 | 呼吸器疾患・鼻腔内悪性腫瘍 | ¥450,000 |
4 | 小型犬 | 外耳炎、膝蓋骨脱臼等 | ¥438,000 |
5 | 小型犬 | 慢性腸症 | ¥399,100 |
※お支払い金額は1回の請求ベースで掲載しております。
※個別の契約に関してはお答えできません。個人が特定できない範囲で情報を掲載しています。
※2021年2月1日~2021年2月28日に保険金支払手続きを行った事案。
一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
■平均的な保険金お支払い事例
保険金のお支払いは、上記のように高額なものに限りません。次に、平均的なお支払い事例としてペットの外耳炎の診療をご紹介します。
外耳炎の事例
事例 | 種類 | 病気・ケガの種類 | お支払い金額 |
1 | 小型犬 | 外耳炎 | ¥27,500 |
■高額診療「犬の椎間板ヘルニア」を獣医師が解説
2021年2月度の高額保険金お支払い事例で取り上げた「犬の椎間板ヘルニア」の診療内容について、当サービス『獣医師ダイヤル』を担当されています「電話どうぶつ病院Anicli24」院長、三宅亜希先生にご解説いただきました。
犬の椎間板ヘルニアとは、どんな病気なのか
椎間板は、脊椎にかかる圧力を分散するクッションのような役割をしています。しかし、何らかの原因により椎間板が変性して、椎間板物質が突出(=ヘルニア)すると、脊椎の上にある太い神経(脊髄)を圧迫してしまいます。突出した椎間板物質が犬の脊髄を圧迫すると、痛みや麻痺といった神経症状が生じ、段差を嫌がる、突然歩けなくなるといった症状が起こります。
椎間板ヘルニアの好発犬種(その病気にかかりやすい犬種)は、ダックスフントが有名です。これは、胴が長く、腰に負担がかかるからという理由だけでなく、軟骨異栄養症(なんこついえいようしょう)という遺伝子がかかわっているのです。この遺伝子をもつ犬種を軟骨異栄養犬種と言い、ダックフント、コーギー、シー・ズー、ペキニーズ、ビーグル、フレンチ・ブルドッグなどがいます。
事例の犬の椎間板ヘルニアの通院日数、入院日数、手術回数について
種別 | 犬 |
傷病名 | 椎間板ヘルニア |
通院日数 | 0日 |
入院日数 | 25日 |
手術回数 | 1回 |
※上記の数値は、PS保険加入者さまから請求されたものであり、ペットメディカルサポートが補償する範囲を示すものではありません。また、平均や水準を示すものでもありません。
犬の椎間板ヘルニアの診療内容
※下記の診察内容は、犬の椎間板ヘルニアの診療内容の一般的な診療内容についての記述になり、PS保険にご請求いただいた事案の診療内容とは異なります。
検査
・問診、視診、触診
飼い主さんに症状が始まった時期やきっかけ、日常生活での様子、既往歴の有無、薬の投与歴などの問診を行い、犬の体格、四肢の位置、体重のかけ方、歩き方、座り方、痛みの有無などを観察します。
・神経学的検査
歩行、姿勢、反射に問題はないか、などを確認します。
・画像検査
まずは、レントゲン検査で椎間板ヘルニア以外の病気の鑑別を行います。椎間板ヘルニアの診断は造影剤を使用しない単純なレントゲン検査では行えないため、CT検査やMRI検査によって確認します。CT検査、MRI検査の際は全身麻酔が必要です。
・そのほか
ほかの病気との鑑別や現状を知るために血液検査が行われることもあります。
治療法
軽度の椎間板ヘルニアの場合は内科治療が可能ですが、重度の場合は外科治療が必要となります。
・内科治療
内科治療では、炎症を抑える薬を使用し、完全なケージレスト(ケージに犬を入れ、動きを制限して安静を保つこと)を行います。減量や、脊椎を固定するコルセットが必要になる場合もあります。症状に改善がなかった場合は外科治療に移行します。
・外科治療
外科治療では、脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除く手術を行います。外科治療は全身麻酔下で行うため、術前検査として血液検査や胸のレントゲン検査を行います。
予後
内科治療、外科治療ともに、適切な安静期間とその後のリハビリが重要です。重度のヘルニアは外科治療を行っても改善せず、麻痺が残る場合もあります。
まとめ
椎間板ヘルニアは早期に治療をスタートできるかがとても重要です。愛犬がソファに飛び乗らない、段差を嫌がるなど、少しでもいつもと違う様子が見られたら、すぐに受診するようにしましょう。
■ペット保険「PS保険」なら「椎間板ヘルニア」の診療費を補償します
ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、「椎間板ヘルニア」を始め、「癌(ガン)」「膝蓋骨脱臼(パテラ)」「歯科治療」といった飼い主さまの不安の種になりやすく、ペット保険では補償対象外にされやすい診療でも、しっかり補償いたします。
ペット保険「PS保険」の特長
https://pshoken.co.jp/summary/#summary04
※獣医師により、すでに発見されている先天性疾患、治療中のケガや病気、予防措置については補償対象外となります。詳細は、約款、および重要事項説明書をご覧ください。
【会社概要】
商号 : ペットメディカルサポート株式会社
代表者 : 代表取締役社長 米満 明仁
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
営業開始日: 2008年5月2日
事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)
資本金 : 3億3,275万円(令和2年3月時点)
URL : https://pshoken.co.jp/