株式会社NEXERのプレスリリース
日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、「収入・支出」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開したので、その中から一部を紹介します。
コロナ禍になり、それ以前と比べて企業の業績や経済状況が大きく変化しています。
実際に全国の皆さんは収入・支出に変化があったのでしょうか。
今回は、全国の男女2,300名を対象に、「コロナ禍前後の収入・支出」についてアンケートを実施しました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「日本トレンドリサーチによる調査」である旨の記載
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/7666/)へのリンク設置
「収入・支出に関するアンケート」調査概要
調査期間:2021年3月17日~19日
質問内容:
質問1:あなた個人では、収入(所得)にどのような変化がありましたか?
質問2:コロナ禍以前と比べて、主に何から得られる収入が、どのような理由で増えたか教えてください。
質問3:コロナ禍以前と比べて、主に何から得られる収入が、どのような理由で減ったか教えてください。
質問4:あなた個人では、支出にどのような変化がありましたか?
質問5:コロナ禍以前と比べて、主に何に対する支出が、どのような理由で増えたか教えてください。
質問6:コロナ禍以前と比べて、主に何に対する支出が、どのような理由で減ったか教えてください。
集計対象人数:2,300人(30代以下、40代・50代、60代以上、各280人)
集計対象:男女
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■コロナ禍前後で収入・支出に変化がありましたか?
はじめに、コロナ禍前後の収入に変化があったか聞きました。
66.7%の方は「変わらない」と回答しました。
コロナ禍前後でも収入は特に変わっていない方が多いようです。
次に多かったのは「減った」方で30.0%、「増えた」方は3.4%でした。
増えた方はほとんどいないようですが、どのような理由で収入が増えたのでしょうか。
「増えた」と回答した方に、何から得られる収入が、どのような理由で増えたかについて聞きました。
何から得られる収入が、どのような理由で「増えた」か
- ネット通販で売り上げアップで収入が増えた。(70代・男性)
- ブログを始めていたが、在宅によりブログをやる時間が増えたためブログの収益が出るようになった。(30代・女性)
- 物販。子供向け商品を取り扱う職種のため、巣ごもり需要により増えた。(30代・女性)
- ゲームコンテンツメーカーなので在宅で需要が増えたのと、版権を持っている鬼滅の刃の大ヒット。(50代・男性)
- メインの仕事のほかにかけもちでやるアルバイトの数を増やしました。(60代・男性)
- 株の売買収入が主な収入である。株価が上がっている。(70代・男性)
- 特に仮想通貨の投資。(40代・男性)
- コロナ禍で下がった株を購入してその利益を得た。主人の給料が増えた。(30代・女性)
通販やゲームメーカー勤務の方など、巣ごもり需要で売り上げが伸びた方もいるようです。
また、株や仮想通貨などに投資をして収入が増えたという方もいました。
次に、「減った」と回答した方に、何から得られる収入が、どのような理由で減ったかについて聞きました。
何から得られる収入が、どのような理由で「減った」か
- 扱っている商品が外国のロックダウンによって輸出入が出来なくなったため。(50代・男性)
- 自営業で美容室を経営しているが、来店間隔が伸びたりホームカラーへの移行などかなり売り上げ額が落ちた。(30代・男性)
- 業績の悪化により、ボーナスの減額があった。(40代・男性)
- コロナ前はほぼ夜勤だったのに、日勤が増えてしまった。(20代・女性)
- アルバイトから得られる収入がシフトの減少で減った。(20代・男性)
- コロナにより勤務していた会社から解雇されたから。(60代・男性)
- ブライダルピアニストをしています。挙式が減ったので収入も減りました。(40代・女性)
- アパレル系ですが、外出する人が少なくなったので服や雑貨が売れなくなった。(30代・女性)
- スポーツの試合へスタッフとして参加して得られる収入が、大会の中止や試合の減少などでほぼなくなってしまった。(60代・男性)
- 緊急事態宣言の出た地域で職場が飲食店の為、出勤が無くなった。(40代・女性)
美容室や飲食店など、お客さんが来なくなってしまって収入が減少したという方や、基本給は変わっていないがボーナスの額が減ったという方がいるようです。
また、アルバイト・パートの方がシフトの減少によりお給料が少なくなったという意見も多くありました。
収入については変わっていない方が多いようですが、支出についてはどうでしょうか。
コロナ禍前後の支出に変化があったかについても聞きました。
こちらも「変わらない」方が最も多く、59.3%でした。
次に多かったのは「減った」方で26.4%、「増えた」方は14.3%でした。
次に、「増えた」と回答した方に、何に対する支出が、どのような理由で増えたかについて聞きました。
何に対する支出が、どのような理由で「増えた」か
- ストレス発散で、ネット買い物が増えたと思う。(50代・男性)
- コロナ対策で、消毒液や医薬品などの支出が増えた。(50代・男性)
- 外出が減ったので、家で遊べるオモチャを買うようになった。(30代・女性)
- コロナ禍でおうち時間を充実して過ごそうと、様々な暇つぶしアイテム等を購入してしまったから。(10代・女性)
- DIYする時間が増えて資材などに出費が増えた。(40代・男性)
- テレワークが増えたため、通信環境の整備や食費が増えたから。(50代・男性)
- 制限されると逆に一回のご飯で贅沢になってしまったり、家でゲームの課金や、ネットショッピングを無駄遣いしてしまうため。(20代・女性)
- 自宅で快適に過ごすための家電、スマートスピーカー等を一通り買った。(40代・男性)
- 家でご飯を食べる機会が増えたので、食材やおやつ、お酒を購入することが多くなった。(40代・女性)
在宅時間が増えたことで食費や光熱費などが増えたという方が多いようです。
また、ストレス発散のためネットショッピングなどで無駄遣いしてしまうという意見も見られました。
「減った」と回答した方にも、何に対する支出が、どのような理由で減ったかについて聞きました。
何に対する支出が、どのような理由で「減った」か
- 飲み会に行かなくなったため、そのお金が浮いた。(20代・女性)
- 娯楽費を削った。タバコをやめた。(40代・女性)
- 節約を心掛けるようになった。(40代・男性)
- 衣服費や美容費が、在宅勤務になったことにより減った。(40代・女性)
- ファッションや映画鑑賞などの趣味に関わる支出がほとんどなくなりました。(20代・女性)
- 旅費交通費、外食費、出かける機会が減った、飲み会が中止になった。(40代・男性)
- 化粧品や被服品が外出がない為、買うことがなくなった。(40代・女性)
- 旅行に行かなくなったので、旅行の費用の支出が減った。(70代・女性)
- 好きなアーティストのライブが中止になり、グッズやCD代の支出が減りました。(60代・女性)
- コロナで緊急事態宣言で何処にも行けないので、消費場所がないから。(40代・女性)
今回の調査では、コロナ禍前後で収入・支出は「変わらない」方が多いという結果になりました。
しかし、3割の方は収入が「減った」と回答しており、節約して生活しているという方も多くいるようです。
支出については、14.3%の方が「増えた」と回答しており、テレワークで通信費や光熱費、食費がかかるようになったことが大きいようです。
一人一人が感染予防に努め、この厳しい局面を一日も早く乗り越えたいですね。
本プレスリリースの内容は、弊社運営サイト「日本トレンドリサーチ」にて公開しております。
https://trend-research.jp/7666/
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