はたらくFUNDによるCureAppへの投資について

一般財団法人社会変革推進財団のプレスリリース

一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一、所在地:東京都港区、以下、「SIIF」)は、新生企業投資株式会社の子会社である新生インパクト投資株式会社と共同運営する日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合(以下、「はたらくFUND」)を通じて、株式会社CureApp(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太、以下、「CureApp」)が実施する第三者割当増資を引き受けました。

CureAppは、『ソフトウェアで「治療」を再創造する』というミッションのもと、テクノロジーによる新しい治療を生み出し、医療を取り巻く社会課題の解決を目指しています。CureAppが開発・提供する「治療アプリ®︎」は、従来の治療だけでは十分な効果を上げることが難しかった依存症・生活習慣病等の疾患に対し、行動変容という新しいアプローチで治療効果をあげることを目指すものです。また、2020年8月にはCureAppのニコチン依存症治療用アプリが国内初の薬事承認を受け、12月より保険適用されています。

はたらくFUNDでは、「治療アプリ®︎」が新しい治療法(デジタル療法)として国内外でのさらなる成長を期待できること、また、研究開発中の複数の「治療アプリ®︎」を含めて「働く世代」を主な対象としていることから、はたらくFUNDが目指す理念「多様な働き方・生き方の創造」に沿っていると判断し、今般のインパクト投資を実行しました。また投資検討段階から、CureAppの事業が社会に与えるインパクトを測定・可視化し、その結果を経営プロセスや事業戦略の見直しに活かす「社会的インパクト・マネジメント」※1の導入について経営陣と議論を重ねてきました。出資実行後も、社会的価値の創出と経済的価値の最大化の両面からCureAppをサポートすることで、インパクト投資のエコシステム構築を積極的に推進して参ります。

※1 社会的インパクト評価を経営のPDCAサイクルに取り込み、マネジメントに活かすこと。

今回のはたらくFUNDからの投資を通じて、SIIFはCureAppの治療アプリの研究開発・製造販売といった事業が社会・医療全体に与える効果を評価し、その結果を経営や事業改善に関する意思決定に活かす社会的インパクト・マネジメントの仕組みづくりを同社経営陣と共同で進めていくことで、CureAppの成長支援や社会的インパクトの拡大を目指していきます。

社会変⾰推進財団(SIIF)について https://siif.or.jp/
社会課題解決と多様な価値創造が⾃律的・持続的に起こる社会を⽬指し、⾃助・公助・共助の 枠組みを超えた社会的・経済的資源循環のエコシステムの実現を⽬指しています。ソーシャ ル・インパクト・ボンドをはじめとするインパクト投資のモデル開発や実践、普及のための環 境整備、調査研究・政策提⾔に取り組んでいます。 SIIF は⽇本財団から助成を受けこれらの活動を⾏っています。

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