TransferWise、世界中で決済できる手数料負担がわずかな「TransferWiseデビットカード」を日本で提供開始

トランスファーワイズ・ジャパン株式会社のプレスリリース

グローバルに海外送金サービスを提供するフィンテック企業のTransferWise(本社:イギリス・ロンドン、読み方:トランスファーワイズ)の日本法人であるトランスファーワイズ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、以下「トランスファーワイズ・ジャパン」)は2021年1月26日、個人や法人のお客様が外国通貨で支払いをする際に、隠れコスト*1を支払うことなく決済できる「TransferWiseデビットカード」を日本で初めて提供することを発表しました。

  • 海外取引手数料が無料で、リアルタイムの公正な為替レートが適用される日本で唯一のマルチカレンシー口座とデビットカード
  • 各種デビットカードと比較して、手数料が最大で4分の1
  • 日本人が年間で970億円以上負担する海外支出関連の手数料の節約に貢献​

TransferWiseがイギリスの調査会社キャピタル・エコノミクスに委託した調査によると、2019年だけで、日本人は海外支出に関連した手数料を970億円以上負担しており(2015年比23%増加)、そのうち約760億円を海外取引手数料(同24%増加)*2、167億円を為替レートのマークアップによる「隠れコスト」(同27%増加)、残りはカードの年会費などに支払っていることが明らかになりました。

TransferWiseデビットカードでは、隠れコストのない公正な為替レートである「ミッドマーケットレート」が適用されており、また海外取引手数料が一切かからないため、お客様はより多くの資金を手元に残すことができます。2021年1月に調査会社Alderson Consultingが公開情報にもとづき行った市場調査によると、TransferWiseは海外送金、支払い、海外ATM引き出しにおいて、最大5分の1の手数料で取引可能で、外貨での支払いでは最大4分の1の手数料となることがわかりました。

2020年9月に日本でサービス提供を開始したマルチカレンシー口座に紐づくTransferWiseデビットカードは、日本の標準的な銀行口座やデビットカードにはない次のような先進的な機能を備えています。

  1. 50種類以上の通貨を保有できるだけではなく、瞬時に両替もでき、Mastercardを利用できるオンラインショップや実店舗など200か国でお使いいただけます。
  2. 自動両替技術により、カードの使用時に、最も有利な為替レートの通貨を自動で選択して両替します。
  3. 口座開設後数分で、8つの現地の口座情報(英ポンド、ユーロ、米ドル、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、ハンガリー・フォリント、ルーマニア・レイ、シンガポール・ドル)を取得できます。現地住所の申告や現地支店への訪問の必要がなく、TransferWiseを使用して世界24か国以上で、現地で生活する方たち同様に支払いや受け取りができるようになります。
  4. アプリを使って簡単にお金の追加や両替ができるほか、即時に利用通知を受け取ったり、いつでもカードを凍結・解除したりすることもできます。カードの申込み後、すぐにカード情報を取得でき、オンラインで使用できるようになります。

TransferWiseのマルチカレンシー口座とデビットカードは、様々な個人・法人のお客様に最適です。

  • 海外駐在者/海外オンラインショップ利用者:外貨への両替や保有、送金、受取りのほか、海外のオンラインショップで買い物をする際にTransferWiseデビットカードを利用いただけます。
  • 転勤や留学で海外に移住する日本人:簡単に現地口座を開設でき、また新しい国で住所証明を待たずにTransferWiseデビットカードを使ってすぐに生活できます。渡航前に現地口座情報を取得でき、お金の受取りや母国への送金も可能です。
  • 海外旅行者: TransferWiseデビットカードは、銀行発行のデビットカードの最大4分の1の安い手数料のみで利用でき、多くの現金を持ち歩くよりも安全です。
  • 法人およびフリーランサー:両替手数料を支払うことなく複数の口座でお金の受取りができ、取引業者や従業員に対して海外送金が可能となり、またデビットカードによる支払いも可能です。

トランスファーワイズ・ジャパン ディレクター 勢井 美香は次のように述べています。
「今回、マルチカレンシー口座に紐づいたTransferWiseデビットカードを日本のお客様にお届けできるようになり、大変嬉しく思います。調査結果から、日本人は2019年の1年間だけで、本来であれば節約できたかもしれない海外支出に関連した手数料を、全体で970億円以上支払っていることがわかりました。その負担のほとんどはTransferWiseデビットカードを利用することで削減でき、お客様の手元により多くのお金を残すことができます。TransferWiseでは、公正なミッドマーケットレートのみを使用し、手数料を可能な限り低く抑え、海外取引手数料を撤廃することで、人々の節約を支援しています。オーストラリアやニュージーランド、シンガポールでTransferWiseデビットカードを利用されているお客様は、すでに1年間で約300万ドル(3億円以上)の節約を実現しており、日本のお客様にとっても、より多くの資金の節約につながると期待しています。現在は渡航制限が設けられていますが、個人や法人のお客様が、日本もしくは海外向けのお支払いなどで、簡単で便利なお支払い方法を必要とする場合には、TransferWiseデビットカードを利用いただけます」

日本におけるTransferWiseデビットカードのローンチは、2019年にシンガポールで提供が開始されたのに続き、アジアでは2番目となります。TransferWiseデビットカードはイギリス、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドでも利用可能で、これまでに100万枚以上のデビットカードが発行され、TransferWise口座の現在の残高は40億ドル(4,000億円以上)に達しています。なお、デビットカード機能はCarta Worldwideにサポートされています。

<TransferWiseデビットカードに関する動画>

 

*1 通常、多くの金融機関や両替業者が提示する為替レート中には、スプレッドや中抜きマージンといった「隠れコスト」が含まれており、利用者が認識していない多くの手数料を支払っている場合があります。
*2 両替1回につき発生する事務手数料を指しています。

TransferWiseについて
TransferWiseは、グローバルに展開するフィンテック企業です。海外送金や外貨決済、国際的事業における支払や受取といった場面で、利用者に簡単かつ経済的な手法を提供することをミッションとしています。
TransferWise は、ターベット・ヒンリクスとクリスト・カーマンを共同創業者として2011 年に設立されました。2019年5月時点での時価総額は35億米ドル(約3,716億円)と欧州最大級のフィンテック・スタートアップで、これまでに著名な機関投資家や個人投資家から6億8,900万米ドル(約732億円)の資金を調達しています。
TransferWiseの利用者は1,000万人を超え、毎月の処理額は45億ポンド(約6,300億円)を上回ります。TransferWiseの利用者は、銀行経由の送金と比較して、年間計10億ポンド(約1,400億円)を節約しています。

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