11月後半の国内消費動向指数、「旅行」と「外食」が大幅に減速全体消費は、10月後半からの減速傾向が強まる

JCBのプレスリリース

株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:浜川 一郎、以下:JCB)と株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下:ナウキャスト)は、プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用し、現金も含むすべての消費動向を捉えた国内消費指数「JCB消費NOW」の11月後半(11月16日~11月30日)の速報値を更新しました。以下、2020年1月からの総括を含めた概要を公開します。

■11月後半および2020年 参考系列(注)ハイライト (調査:ナウキャスト)
●総合指数

・消費全体を示す「全総合」は、前年同期比で-10.9%となり、10月前半以降の減速傾向が強まった。
・業種別で見ると、「小売総合」は前年同期比 -3.9%で再びマイナスに転じ、「サービス総合」は-16.5%と下げ幅が拡大した。

<2020年(1月から11月まで)総括>
・2020年の消費動向は、新型コロナウイルス感染症拡大とそれに伴う外出自粛の動きによる3月後半~5月前半のサービス消費の大幅な下落と、その回復に特徴づけられる。サービス消費は5月後半から6月後半にかけては大幅な回復を見せたが、その後「第2波」と天候不順により回復がもたつき、9月後半から再度回復局面に入った。このまま回復軌道に乗るかと思われたが、10月後半以降、感染再拡大によって再度の消費減速が懸念される動きとなっている。
・年末年始にかけて「第3波」の懸念が広がり、GoToトラベル事業の一時停止によって、11月後半から減速感が出ている「旅行」や「外食」セクターがさらに減速することが懸念される。こうした中で、どれだけ消費全体が持ちこたえられるかが今後の焦点となる。

※新規感染者数は、各期間中の日次合計値(全国)
参照元:厚生労働省・オープンデータ「陽性者数」 https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html
※「小売総合」の9月前半から10月前半の数値は、2019年10月の消費増税に伴う駆け込み需要およびその反動としての買い控えの影響を受けていることにご留意ください。

●「サービス」指数
・「娯楽」と「宿泊」は足踏みが続いている。5月後半以降、回復基調にあった「旅行」がマイナスに転じ、「外食」も減速傾向が加速している。

●「EC」「コンテンツ配信」指数
・「EC」と「コンテンツ配信」は、前年同期比で緊急事態宣言以降好調を継続しており、足もとの「第3波」の下でも、好調となっている。

■「JCB消費NOW」のご活用について
「JCB消費NOW」は、性別・地域・年代といった属性別のデータを備えており、多面的に消費動向を分析することが可能です。
※「JCB 消費 NOW」は、プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用してJCB とナウキャストが算出した、現金を含む国内の消費全体を捉えた消費動向指数となります。クレジットカード決済情報そのものではございません。
※グラフ等引用される際は、「出所:JCB/ナウキャスト『JCB消費NOW』」と必ず記載ください。データを活用される場合は、ナウキャストもしくはJCBにご連絡ください。
※「EC」項目はオンライン消費のみ。「EC」以外の「業種別消費指数」はオフライン消費とオンライン消費どちらも含んでいます。
※「JCB消費NOW」はJCBグループのカード会員様のうち、無作為に抽出した約100万人分の決済データを活用して作成しています。国内会員に絞っているためインバウンド消費を含みません。

●「JCB消費NOW」 1か月間無料トライアルはこちら
https://www.jcbconsumptionnow.com/member/register

各種データにご関心をお持ちの場合は、プレスリリースに記載のお問い合わせ先までご連絡ください。

■「JCB消費NOW」について  https://www.jcbconsumptionnow.com/

プレスリリース詳細はこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d11361-20201217-1139.pdf

 

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