徳島県初!株式会社阿波銀行とインクグロウ、事業承継支援で業務提携

インクグロウ株式会社のプレスリリース

中小企業の“地域内承継”を支援するマッチングサイト「事業引継ぎ.net」(https://www.hikitsugi-net.com/)を運営するインクグロウ株式会社(所在地: 東京都中央区、代表取締役社長: 鈴木 智博)は、株式会社阿波銀行(所在地:徳島県徳島市、代表取締役頭取: 長岡 奨)と業務提携に至りましたのでお知らせいたします。

■業務提携の背景 
 全国的に中小企業の後継者不在が喫緊の課題となる中、四国地区でも県内企業の後継者不在率は54.5%と高い水準となっており、3年連続で上昇しています。後継者が居る企業において後継者の属性を見てみると、四国地区では「同族」を後継者とするケースが圧倒的に多く「非同族」は 2 割強に過ぎません。一方で休廃業・解散は前年(893 件)を 89 件上回り5 年ぶりの増加に転じており、事業承継が円滑に進まず休廃業を選択したケースも多いと見られています。(帝国データバンク2019年 四国地区「後継者不在企業」・「 休廃業・解散」動向調査)
 そのような中で、昨今の新型コロナウイルスの影響により事業継続への不安から会社や事業の譲渡を選択肢として検討する企業が増加しています。また、一方で市場変化への対応やこの状況を機に業容を拡大させるために事業の譲受を検討する企業も増加するなど、第三者承継(M&A)を活用した事業承継や事業転換が更に加速する事が想定されます。

事業承継支援における課題「事業引継ぎ.net」で解決できる事
 高まる第三者承継ニーズに対して課題となるのがマッチングです。お客様のニーズに応えマッチング機会を増加させるため、徳島県では初めての取り組みとして、金融機関行職員のみ利用できるクローズドサイト「事業引継ぎ.net」を活用し県内のみならず広域でのマッチングを強化して参ります。
従来は、本部担当者が取引先の中から手動で候補企業を探し結びつける活動がメインでしたが、今回導入する「事業引継ぎ.net」には自動でニーズがマッチングされる機能がある事からマッチングを仕組化でき、これまで以上に漏れがなくスピーディーなマッチングを期待できます。また、行内だけでマッチング先が見つからない際は「事業引継ぎ.net」のネットワークを活かし、他金融機関顧客とのマッチングを行う事で、マッチング機会を増加させる事が出来ます。
 なお、本取組みは株式会社阿波銀行が取り組む「社会課題解決に向けた取組み」の一環であり、持続可能な開発目標SDGsの【ゴール8】「働きがいも経済成長も」、【ゴール9】「産業と技術革新の基盤をつくろう」につながる取り組みです。

■「事業引継ぎ.net」について(https://www.hikitsugi-net.com/
 地域金融機関が顧客企業のM&Aを支援する、金融機関専用のクローズドサイトです。中小企業の第三者承継(M&A)のマッチング先を探すツールとしてマッチングサイトが増加しています。しかし、「60~70代の経営者の多くはWEB活用が苦手」「WEBで情報交換をした“顔の見えない”企業は不安」「県ごとに登録数に大きく編りが有り地元の登録は少ない」等の課題があげられるため、WEB活用においても地域金融機関のサポートを受けられる体制が必要となっています。
 

 2019年6月のサービスリリース以来、富山県・石川県・福井県・静岡県・長野県・埼玉県・茨城県・香川県・
山形県・秋田県・岩手県・青森県で計18行庫の金融機関と活動を実施。各県において必要となる事業の引継ぎ手(M&Aの買い手企業)登録数の確保を目指して活動を展開し、登録件数は3,528件、公開されている売り手企業への問い合わせ発生率は75%となっています。

 今後、四国地区における地方銀行・信用金庫・公的機関などとの連携を積極的に進める事で四国地区における
“地域内承継”ネットワークを拡大すると共に、全国のネットワークの拡大に力を入れる事で中小企業の事業引継ぎの選択肢を最大化してまいります。

■インクグロウ株式会社(https://incgrow.co.jp/)
代表者  : 鈴木 智博
所在地  : 東京都中央区日本橋本町2-7-1
事業内容: 全国130以上の地域金融機関との業務提携による中小企業支援業務

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