全国13労働金庫の2019年度決算概況について

ろうきんのプレスリリース

 

全国13労働金庫の2019年度(令和元年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。

 

 

特徴点(要旨)

2019年度の当期純利益は前年度比4億円減少(1.61%減)して283億円となりました。

(以下、増減は前年度または前年度末との比較)。

預金(譲渡性預金を含む。)は5,162億円増加(2.53%増)して20兆8,775億円、貸出金は6,448億円増加(4.75%増)して14兆2,011億円となりました。

自己資本比率は0.30ポイント低下して9.76%となりました。

(注1) 会計年度:2019年4月1日~2020年3月31日、計数は単体ベースのものです。

(注2) 本文中の各表は添付資料をご参照ください。

 

1.損益の状況 (表1)

資金運用収益は、貸出金利息が増加したものの、預け金利息および系統中央機関である労働金庫連合会からの配当金の減少等により32億円減少(1.3%減)となりました。一方、資金調達費用は、預金利息の減少等により12億円減少(10.14%減)となりました。

経費は、労働金庫業態のオンライン・システムに係る運営費や人件費の減少等により、45億円減少(2.61%減)となりました。

以上を主な要因として、業務純益は21億円増加(5.59%増)して406億円となりました。

 

 

2.預金の状況 (表2)

預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は5,162億円増加(2.53%増)して20兆8,775億円となりました。

流動性預金は3,797億円増加(6.19%増)して6兆5,071億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は1,365億円増加(0.95%増)して14兆3,703億円となりました。

 

3.貸出金の状況 (表2)

貸出金残高は6,448億円増加(4.75%増)して14兆2,011億円となりました。

預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を上回ったため1.45ポイント上昇して68.02%となりました。

 

4.リスク管理債権等 (表3-1) (表3-2)

(1)リスク管理債権額

2020年3月末におけるリスク管理債権額(注)は25億円増加(3.21%増)して809億円となりました。

貸出金に占める割合(リスク管理債権比率)は0.01ポイント改善して0.56%となりました。

(注) 破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権の合計額

 

(2)金融再生法に基づく開示債権額

2020年3月末における金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は23億円増加(2.99%増)して817億円となりました。

与信総額に占める割合は0.01ポイント改善して0.57%となりました。

(注) 破産更生債権、危険債権および要管理債権の合計額

 

5.主要利回等 (表4)

貸出金利回は0.07ポイント低下して1.36%、預金利回は0.01ポイント低下して0.04%となりました。

預金貸出金利鞘(貸出金利回-(預金利回+経費率))は0.01ポイント縮小して0.51%となりました。

総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)は0.01ポイント拡大して0.24%となりました。

 

  以上

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