株式会社山形銀行とインクグロウ、事業承継支援で業務提携

インクグロウ株式会社のプレスリリース

中小企業の“地域内承継”を支援するマッチングサイト「事業引継ぎ.net」(https://www.hikitsugi-net.com/)を運営するインクグロウ株式会社(所在地: 東京都中央区、代表取締役社長: 鈴木 智博)は、株式会社山形銀行(所在地:山形県山形市、取締役頭取: 長谷川 吉茂)と業務提携に至りましたのでお知らせいたします。

■業務提携の背景 
全国的に中小企業の後継者不在が喫緊の課題となる中、山形県でも県内企業の後継者不在率は62.2%と全国と比較しても高い水準となっています。また、2019年「休廃業・解散」は 284 件発生し、「解散」は120 件と、ここ 10 年間で最も多い結果となりました。「休廃業・解散」の増加は地域経済へのダメージが大きく、近年の自主廃業の要因として多く挙げられる「代表の高年齢化」や「後継者不在」の解決に向けた支援が求められています。(帝国データバンク2019年 山形県「後継者不在企業」・「 休廃業・解散」動向調査)

事業承継支援における課題
事業承継支援において、特に第三者への承継(M&A)が進んでいない事が課題となっています。更に、新型コロナウイルスの影響で先行き不安が大きくなっている事から、経営者にとって身近な存在である地域金融機関と連携した事業承継のサポート体制強化が急務となっています。
近年は、中小企業の第三者承継(M&A)の推進にウェブサイトを通じたマッチングが増えていますが、「60~70代の経営者の多くはWEB活用が苦手」「WEBで情報交換をした“顔の見えない”企業は不安」「県ごとに登録数に大きく編りが有り地元の登録は少ない」等の課題があげられるため、WEB活用においても地域金融機関のサポートを受けられる体制が必要となっています。
上記の背景の下、この度は山形県では初めての取り組みとして、金融機関行職員のみ利用できるクローズドサイト「事業引継ぎ.net」を活用し山形県内のみならず広域でM&Aマッチング強化をして参ります。
 
なお、本取組みは山形銀行が重点課題として取り組む「地方創生への取組強化」の一環であり、持続可能な開発目標SDGsの【ゴール8】「働きがいも経済成長も」、【ゴール9】「産業と技術革新の基盤をつくろう」につながる取り組みです。

■「事業引継ぎ.net」について(https://www.hikitsugi-net.com/
 地域金融機関が顧客企業のM&Aを支援する、金融機関専用のクローズドサイトです。
 

2019年6月のサービスリリース以来、富山県・石川県・福井県・静岡県・長野県・埼玉県・茨城県・香川県・
山形県で計12行庫の金融機関と活動を開始。各県において必要となる事業の引継ぎ手(M&Aの買い手企業)登録数の確保を目指して活動を展開し、登録件数は1,963件となっています。(2020年6月24日時点)今後、県内の公的機関などとの連携も積極的に進める事で“地域内マッチング“に力を入れてまいります。

■インクグロウ株式会社(https://incgrow.co.jp/)
代表者: 鈴木 智博
所在地: 東京都中央区日本橋本町2-7-1
事業内容: 全国130以上の地域金融機関との業務提携による中小企業支援業務

 

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