ブルームバーグ、新型コロナウイルス感染症に関するマッピングツールの提供を開始

ブルームバーグ エル・ピーのプレスリリース

【2020年4月22日】ブルームバーグは本日、新型コロナウイルス感染症の発生を追跡するマッピングツール「MAP VIRUS(マップウイルス)」を開発したと発表しました。本ツールを使用することで、リサーチアナリストが新型コロナウイルスの影響をより正確に定量化することができ、ポートフォリオマネージャーやトレーダーが必要とする新型コロナウイルスの企業への影響についての情報を収集することができます。

新しいマッピングツール「MAP VIRUS」は、ブルームバーグのマッピング・アプリケーションであるBMAP <GO> 機能の一部で、ブルームバーグターミナル上でご使用いただけます。BMAPは、空間の情報や相対的位置を表示するユニークなツールで、特定の位置に関連した情報収集や問題解決を可能とします。

「MAP VIRUS」は多岐にわたる情報源からデータを収集し、その範囲は米ジョンズ・ホプキンズ大学、世界保健機関(WHO)、通信社、上場企業情報、政府のウェブサイトなどと様々です。

ブルームバーグの地理空間アプリケーション・データ部門長のボビー・シャクルトンは次のように述べています。「データの情報源がブルームバーグかどうかに関わらず、私たちはデータをプラットフォームに取り込むことができ、特定の位置での多種多様なデータセットの相関性を視覚化することができます。地図上でオーバーラップした情報を視覚化することで、動向の掌握や有用な情報の獲得がより簡単になります。2020年1~3月期には、BMAP<GO>機能の使用数は、2016年に本サービスを提供開始して以来最高を記録しました」

本プラットフォーム上では、ユーザーは特定の企業や企業グループを検索することができ、工場・小売店・エネルギー資産などの有形資産情報、企業もしくは業界が言及された新型コロナ関連の主要ニュース一覧、市場実績、指数データなどの情報を収集することができます。例えば、多くの新型コロナウイルス感染症患者が発生し、経済的・社会的ロックダウン(都市封鎖)を早期から実施しているアメリカ合衆国に大部分の工場や従業員を有している企業を想定して、サプライチェーンへの影響を見ることで、特定の企業の新型コロナウイルスに対しての潜在的リスクを測定することができます。

他にも、データをフィルタリングできるオプションがあり、車両の通行量や船舶の運航状況などの別のデータセット上にレイヤリングすることで可能です。さらに、本ツールは新型コロナウイルス感染症発生後の全履歴を含むため、時系列分析も可能です。アナリストは特定のデータを時系列軸でクリックし、選択された日にち以降の統計データをマップビュー上で見ることができます。

スクリーンショットによるサンプル画像
 

MAP VIRUS <GO>機能MAP VIRUS <GO>機能

 

アメリカでの死者数の1日の推移を表すヒートマップアメリカでの死者数の1日の推移を表すヒートマップ

 

回復者数を示す散布図回復者数を示す散布図

 

地域ごとの新型コロナウイルス感染症発生状況にサプライチェーン分析による工場所在地をレイヤリング地域ごとの新型コロナウイルス感染症発生状況にサプライチェーン分析による工場所在地をレイヤリング

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