暗号資産の送金トラブルを746人に調査。23%が複数回経験の衝撃
株式会社Claboのプレスリリース

株式会社Clabo(本社:東京都港区、代表取締役:上野 育真)は、暗号資産利用経験者746名を対象に「送金トラブルの発生要因と被害実態に関する調査」を実施しました。
調査の結果、暗号資産ユーザーの56.0%が何らかの送金トラブルを経験しており、その多くが「手数料の想定外(25.3%)」や「反映の遅延(18.0%)」に直面している実態が判明しました。
特に20代のトラブル経験率は75.2%に達しており、さらに投資歴が2〜3年目を迎えた「操作に慣れ始めた時期」にミスが急増するという、深刻なリスク構造が浮き彫りになっています。
本レポートでは、短期トレードと長期保有を併用する層ほど高額被害に遭いやすい傾向や、約23%のユーザーが複数のトラブルを繰り返している現状を詳しく解説しています。
一瞬の操作ミスが資産消失に直結する暗号資産市場において、ユーザーがいかに慎重な送金フローを確立し、大切な資産を守り抜くべきか、その具体的な教訓を提示してまいります。
■ 調査内容
送金トラブル経験者は56.0%で最多は手数料想定外

暗号資産を送金する際、予期せぬトラブルに直面した経験を持つユーザーは少なくありません。
今回の調査では、暗号資産ユーザーのうち56.0%にあたる418名が何らかの送金トラブルを経験していることが分かりました。
送金は資産を移動させる重要な操作ですが、リスクと隣り合わせの状況といえます。
送金トラブル経験者の全体像と内訳
調査対象の暗号資産ユーザーのうち、半数を超える56.0%が送金時のトラブルを経験していました。
この数字は、暗号資産の送金操作がいかに慎重さを要する行為であるかを如実に物語っています。
特に、複数回にわたって異なるトラブルに見舞われたユーザーも172名存在し、全体の23.1%に達しました。
送金操作には、アドレス入力やネットワークの選択など、ユーザーが主導で行うべき確認事項がいくつもあります。
これらを一つずつ確実に実行しなければ、思わぬ事態に直面することになります。
一度のミスが資産の喪失に直結する可能性もあるため、トラブルの発生頻度は決して軽視できません。
トラブル経験がないユーザーは44.0%でした。
多くのユーザーが、送金プロセスにおいて何らかの壁に当たっているのが現状です。
暗号資産を日常的に扱う以上、トラブルは誰にでも起こり得るという認識を持つことが、まずは安全への第一歩といえるでしょう。
最多トラブルは手数料の想定外
送金トラブルの内容で最も多かったのは「手数料が想定以上だった」という回答で、25.3%を占めました。
これは、ブロックチェーンの混雑状況に応じて送金手数料(ガス代)が変動する仕組みに起因する問題です。
多くのユーザーが、送金時に表示される手数料よりも高いコストを支払うことになり、戸惑いを覚えています。
手数料の変動は、ネットワークの利用状況に依存します。
送金ボタンを押した瞬間の手数料と、実際にトランザクションが承認されるまでの手数料が乖離するケースは珍しくありません。
特に市場が活況な際には、予想を遥かに超えるコストがかかることもあります。
このデータから、手数料に対する理解不足がユーザーの満足度を下げていることが読み取れます。
コストを意識した送金戦略や、手数料が落ち着くタイミングを見計らうリテラシーが、暗号資産運用には不可欠です。
手数料トラブルは、ミスというよりも、仕組みそのものの複雑さが招いた結果といえるでしょう。
軽視できない長時間反映の遅延問題
次に目立つのは「送金後に長時間反映されなかった」というトラブルで、18.0%の回答を集めました。
アドレス間違いなどの操作ミスによるトラブルを上回る頻度で、反映の遅延が発生している事実は無視できません。
着金が確認できるまでの待ち時間は、ユーザーにとって大きな心理的不安につながります。
なぜこのような遅延が発生するのでしょうか。
ネットワークの混雑や取引所の処理遅延、あるいはノードの同期不足など、原因は多岐にわたります。
ユーザー側ではコントロールできない要因が強いため、一度送金を実行した後は、ただ待つしかないのが現状です。
不安を軽減するためには、エクスプローラーなどでトランザクションの状態を確認するスキルを身につけることが肝要です。
「送金したのに届かない」というトラブルは、初心者が暗号資産から離れるきっかけにもなりかねません。
反映遅延は、システム的な過渡期にある暗号資産特有の課題といえるでしょう。
20代の75.2%がトラブル経験 ── 年代別の送金リスク構造

若年層に集中する高い送金リスク
調査結果を見ると、20代のトラブル経験率は75.2%と非常に高く、4人に3人が何らかのミスを経験している計算になります。
これは、若年層が新しいサービスを積極的に利用する一方で、送金インフラの複雑さに対応しきれていない現状を示唆しています。
新しい技術への好奇心と、運用スキルの習熟度にはギャップがあるのかもしれません。
日常的にスマートフォンを使いこなす若年層ですが、暗号資産の送金操作は全く別物です。
アドレスのコピー&ペーストミスや、チェーンの選択ミスなど、一度の油断が資産喪失を招く緊張感は想像以上でしょう。
失敗を重ねることで学ぶ側面もありますが、損失リスクを考慮すると、教育的なアプローチが急務といえます。
この高いトラブル率は、若年層が短期的な売買や頻繁な送金を伴うトレードに積極的に取り組んでいることも影響している可能性があります。
活発な投資行動が、結果として送金回数の増加、ひいてはトラブル遭遇率の上昇を招いている構造です。
リスク管理の重要性を、彼らがいかに深く認識できるかが鍵となるでしょう。
20〜30代に集中するネットワーク選択ミス
若年層から中堅層にかけて、特に頻発しているのが「ネットワークを間違えて送金した」というトラブルです。
ネットワークの選択は、現在の暗号資産送金において最も間違いやすいポイントの一つです。
イーサリアムとレイヤー2、あるいはBSCなど、同じ通貨でも異なるネットワークが乱立しており、初心者には判別が難しい状況があります。
利便性だけで判断し、チェーン間の互換性を十分に理解しないまま送金を実行してしまうケースが多く見られます。
ネットワーク間違いの高さは、正しい知識の啓蒙が不足していることの裏返しともいえます。
送金先のネットワーク指定が「どのチェーンを指しているのか」という基本的な認識を浸透させることが、トラブル回避の近道です。
技術が進歩するほど、ユーザーには高いリテラシーが求められるという皮肉な現実がここにあります。
年齢上昇で下がるトラブル遭遇率
一方で、50代以上になるとトラブル経験率は低下傾向にあります。
50代では34.2%、60代でも35.4%と、20代と比較して半数以下の数値に収まっており、送金操作における慎重さが結果に表れています。
年齢を重ねるにつれ、確実性を重視する傾向が強まり、無理な操作を避ける姿勢がトラブル回避につながっているようです。
世代間でトラブル率に差が出る要因として、投資経験の蓄積やリスクに対する許容度の違いも挙げられます。
高齢層は、資産を失うことに対する警戒心が強く、送金時に何度も確認を行う習慣があるのかもしれません。
対照的に、若年層は効率やスピードを優先するあまり、確認作業を疎かにしがちです。
このデータは、暗号資産の送金トラブルが単なる「慣れ」の問題ではないことを示唆しています。
むしろ、慎重な操作手順を遵守できるかというコンプライアンス意識が、トラブルを防ぐ最大の防御壁といえるでしょう。
投資スタイルに関わらず、すべての世代がこの教訓から学ぶべき点があるはずです。
投資歴2〜3年がトラブルの頂点に

2〜3年目で急増する送金ミス
投資を始めて2〜3年が経過したユーザーは、特に高いリスクに晒されています。
今回の調査データでは、この層のトラブル経験率が63.1%に達しており、他の年数層を上回るピークを記録しました。
なぜこの時期にミスが集中するのでしょうか。
操作に慣れ始めたことで、初期の頃のような慎重さが失われていることが推察されます。
送金作業は、一度のミスが致命傷となる重要な手続きです。
中級者としての自信が、逆に思わぬ落とし穴を招いているのかもしれません。
経験年数で高まる手数料不満

興味深い傾向として、投資経験が長いほど手数料に関するトラブルを抱えやすい事実が浮かび上がりました。
1年未満のユーザーでは16.9%だった手数料トラブルが、5年以上では31.6%へと倍増しています。
長期ユーザーは送金回数が多く、必然的にネットワークの混雑や変動手数料に触れる機会が増えます。
頻繁に市場と接しているがゆえの苦悩といえるでしょう。
経験豊富な投資家は、自分の資産をこまめに移動させる傾向があります。
そのためシステムに対する要求もシビアになり、不満を感じやすくなっている可能性が高いです。
操作慣れが招く送金時の油断
暗号資産の送金において、もっとも恐ろしいのは「慣れ」による油断です。
多くのトラブル経験者が、最初から分かっていたはずの確認作業を怠ったと振り返ります。
アドレスの確認やネットワークの指定は、いくら繰り返してもリスクがゼロになることはありません。
なぜなら、これは自動化できない人間による最終的な承認作業だからです。
投資スタイルを確立し、自信がついた時期こそが真の危険地帯です。
原点に立ち返り、毎回初回のつもりで慎重に送金を行うことが、自身の資産を守る唯一の方法といえます。
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長期保有は少額だが短期+長期は被害拡大
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複数回のトラブル経験者は23.1%にのぼる
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まとめ
上記内容を含め、アンケートの詳細なレポートは記事本文をご確認ください。
■ 調査概要
調査実施日:2026年4月10日
調査方法:インターネット調査
調査対象:国内在住の男女(暗号資産に投資している人、投資したことのある人)
有効回答数:746名
実施機関:株式会社Clabo
■ 調査設問項目
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暗号資産(仮想通貨)の投資経験はありますか?
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暗号資産への投資経験年数はどのくらいですか?
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あなたの主な投資スタイルを教えてください。
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送金トラブルの経験はありますか?
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送金トラブルによる被害額はどのくらいですか?
■ 暗号資産投資に関する免責事項
本レポートは情報提供を目的としており、いかなる投資勧誘や助言を構成するものではありません。暗号資産投資には高いリスクが存在し、投資判断は自己責任で行ってください。本レポートの内容の正確性、完全性、有用性について、いかなる保証も提供いたしません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の判断で行い、必要に応じて専門家の助言を求めてください。
また、株式会社Claboではウォレットの復旧を始めとする、セキュリティ対策、保全手順、暗号資産に対する相談を承っております。
暗号資産に関わるお悩みがお有りの方はぜひ当社の初回無料相談窓口をご活用ください。
詐欺をはじめとするトラブルについてもご相談いただけますが、以下の公的・行政相談窓口のご活用もご検討ください。
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調査主体:株式会社Clabo
公式レポート:https://www.clabo-inc.co.jp/media/divs/crypto-remittance-risk-structure-survey
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000178703.html
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設立:2025年7月
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