~「金融機関勤務者のFP資格活用実態調査」 結果~
特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のプレスリリース
日本FP協会(所在地 東京都港区、理事長 白根壽晴)は、2026年1月16日~2月12日の期間で、金融機関(銀行・保険・証券)従事者かつFP資格(CFP資格、AFP資格、2級FP技能士)保有者を対象にインターネット調査を実施しました。
調査の結果、FPの上級資格であるCFP資格の取得が業務遂行力やキャリアアップ、給与、営業成績において他のFP資格を大きく上回る成果を出しており、資格取得の難易度が上がるごとに、業務面のみならず私生活の面でも有用性を実感していることがわかりました。また、CFP資格は他のFP資格と比較して他者への推奨意欲が突出して高いものの、企業の資格取得の支援が少なく、企業側が上位資格への取得支援策を強化することは、業務面でポジティブな効果を生むことが期待できるとわかりました。
■調査結果の概要

■FP資格の概要
FP資格には、日本FP協会が認定する「CFP資格」(FPの上級資格)および「AFP資格」と、国家検定である「FP技能士」(1~3級)があります。

■調査結果の詳細
Topic1
CFP資格取得は、業務・キャリア・給与や営業成績において高い成果をもたらす
■CFP認定者の約7割が、【業務遂行力】や【キャリアアップ】といった仕事面のみならず、【生活満足度】や【有用性の実感度】といった広範な指標において肯定的な回答をしている。CFP資格はいずれの項目でもAFP資格や2級FP技能士のスコアを大きく上回り、上位資格としての優位性が表れている。(図1)
■CFP資格は、給与や営業成績といった実利の点において、AFP資格や2級FP技能士を大きく上回る。(図2)
■【生活満足度】についてはCFP資格が最も高い(74.7%)一方で、2級FP技能士(54.7%)やAFP資格(58.3%)でも半数以上が肯定的に回答しており、資格間でのスコア差が他の項目に比べて最も小さい。資格のレベルを問わず、FP資格の取得自体が生活において一定の満足感をもたらすことが示唆される。(図1)


Topic2
FP資格のステップアップは「自分」→「他者」→「人生」と価値範囲の拡大化をもたらす
■資格の有用性の実感度は2級FP技能士(48.1%)、AFP資格(50.7%)、CFP資格(78.2%)と、資格の難易度が 上がるごとにスコアも上回る。(図3)
■自由回答より、有用性を感じる背景には、各段階で明確な特徴がみられる。2級FP技能士は自身のスキルアップを目的とした「自己の基盤構築」が中心だが、AFP資格では「他者への貢献」(顧客の信頼や家族のライフプラン)へと視座が広がっている。上級資格のCFP資格においては、「不可欠」「人生」といったキーワードが象徴するように、 資格が単なる仕事のツールを超え、自身の豊かな人生を設計するうえで必要なものとなっている。(図4.5)



Topic3
業種で異なるFP資格活用状況
■金融機関(銀行・保険・証券)において、FP資格の活用状況や資格に対する意識に業種ごとの特徴がみられた。(図6)
■特にCFP資格については資格のとらえ方や、資格を通じたキャリア形成の方向性に違いが表れている。

Topic4
FP資格取得者のFP資格推奨度と、会社のFP資格取得支援のギャップ
■CFP資格の推奨意向は67.8%と突出して高く、2級FP技能士やAFP資格を大きく上回る。(図7)
■企業の資格取得奨励度は、2級FP技能士の取得が70.8%と最も推奨されており、実務のベースラインの形成が 重視されている。(図8)
■企業側が基礎資格の取得支援にとどまらず、上位資格への取得支援を強化することで、業務面でのポジティブな 効果を生むことが期待できる。

<調査概要>
・調査タイトル:金融機関勤務者のFP資格活用実態調査
・調査方法 : インターネット調査
・調査対象 : 20代から50代の金融機関(銀行・証券・保険)従事者
かつFP資格(CFP資格、AFP資格、2級FP技能士)保有者
・調査期間 : 2026年1月16日~2月12日
・回収数 : 804サンプル
