「分子の動きを見る」モルミル株式会社に出資

分子の動きを捉える技術で、創薬標的とすることが難しかった分子に対する創薬を可能に

三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース

三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、同社が運営するファンド(三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合)より、「分子の動きを見る」モルミル株式会社に対し、2024年4月25日に出資したことをお知らせいたします。

  • モルミルの技術について

モルミルは、細胞内の分子の状態が変化することが疾病の兆候であることに着目し、その原因となる分子の動きを捉えることができる各種基盤技術を開発しており、これまでに分析化学的手法と核磁気共鳴法を融合させることで、分子の動きを捉える技術の開発を進めてきました。
モルミルはこれらの分子の動きを捉える技術で、これまで創薬標的とすることが難しかった分子に対する創薬を可能にしていくことを目指しており、まずは筋萎縮性側索硬化症を含む神経難病の治療薬開発を加速させる取り組みを進めています。

  • 出資背景

モルミルが目指す細胞内の分子の状態の変化を可視化する技術は将来の創薬、特に分子状態の変化が直接疾患の原因となる神経変性疾患の創薬にとって大きな役割を果たすことになると考え、今回の出資に至りました。モルミルの技術は天然の状態のまま網羅的にその変化をとらえる技術として一歩抜きんでたものがあると評価しています。加えて、多くの科学者との協力関係を構築し、これらの技術を成熟させてきた開発推進力もモルミルの魅力の一つです。
モルミルのさらなる事業の推進と彼らの技術によって見出された新たな医薬品が一日も早く実用化に至ることを期待しております。

【モルミル株式会社概要】
会社名:モルミル株式会社
所在地:奈良県橿原市四条町840
代表者:森 英一朗
設 立:2022年6月
事業内容:創薬基盤技術、医薬品の開発
U R L :https://www.molmir.co.jp/

【三菱UFJキャピタル株式会社について】

三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大規模であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。

◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 小島 拓朗
設 立:1974年8月1日
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
U R L :https://www.mucap.co.jp/

◆三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合について
投資対象:創薬、創薬基盤、再生医療、医療機器などを中心としたライフサイエンス分野
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2023年3月28日
ファンド総額:200億円

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