三井住友ファイナンス&リース株式会社のプレスリリース
1.背景
SMFLは、「環境」をマテリアリティ(重点課題)の一つに掲げ、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とする経済システムからの脱却に貢献すべく、サーキュラーエコノミービジネスの推進に取り組んでいます。
2023年6月、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」および同法律に基づく公益社団法人リース事業協会のガイダンスを受け、プラスチックの資源循環の促進に関する目標として、プラスチックを使用したリース終了物件の再資源化に関しては、「2024年3月を目途に具体的な定量目標を設定する」こととしていました。
今般、委託処分業者との協議の結果、プラスチックに限定しない、リース終了物件の有効利用に関する総合的な指標として「資源有効化率」を目標として設定しました。
2.資源有効化率の目標設定について
資源有効化率は、リース契約の再リース化率、リース終了物件の売却比率およびリサイクル比率の合計で構成し、リース物件を可能な限りリユース・リサイクルすることで資源循環を実現することを企図しています。
目標設定については、2019年1月のSMFLキャピタル株式会社との合併以後、統計上比較可能な2020年度から2022年度までの期間で最も高い水準である「2022年度実績値:92.8%の維持」としました。
(SMFLの資源有効化率の推移)
SMFLは、今般の資源有効化率に関する目標設定にあたり、株式会社日本政策投資銀行と伴走して目標を設定し、同行より資源有効化率を管理指標とするサステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達を実行しました。同ローンに関する詳細は以下リンクのニュースリリースをご参照ください。
(DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンによる資金調達についてのニュースリリース)
https://www.smfl.co.jp/news/assets/240329-2.pdf
SMFLは、経営理念・経営方針を示す「SMFL Way」のOur Vision(私たちの目指す姿)の一つとして「SDGs経営で未来に選ばれる企業」を掲げています。また、中期経営計画の戦略「更なる社会課題の解決」において、「サーキュラーエコノミーを実現していく第一人者としての活動」を施策として掲げています。「資源有効化率」の目標を設定することでリース物件の有効利用を促進し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。
以上