〜更なるプロダクト機能拡充のために採用を強化〜
クレジットエンジン・グループ株式会社のプレスリリース
クレジットエンジン・グループは、「“かす”をかえる。“かりる”をかえる。」をミッションに、融資・債権回収業務の基盤サービスとなることを目指しています。2016年7月にLENDY株式会社(旧:株式会社クレジットエンジン)創業以来、「中小企業や個人事業主が資金調達に悩まされることなく、本来の事業に注力できる環境を整えたい。」という想いを実現すべく、融資・債権回収業務のデジタル化に挑んでいます。
国内の融資・債権回収業務のデジタル化の市場の規模は、いずれも年間数兆円を超える巨大市場です。足元、金融機関等のクラウド導入は67%まで上昇しており(出所:公益財団法人 金融情報システムセンター 「金融情報システム 令和4年度金融機関アンケート調査結果」30ページ〔図表5-2〕、※図1)、加えて、新規プレーヤーの金融事業の参入も相次ぎ、融資・債権回収に関して特定のシステムの汎用パッケージを導入する流れが加速しています。他方で、融資・債権回収業務の汎用パッケージの開発を行うにあたっては、各種規制への対応、高いセキュリティ要件、複雑な既存システムとの接続など、金融機関の要求を満たしたシステムの提供が求められています。
(※図1)国内金融機関等のクラウドの利用状況(機関数)の推移
2020年6月のシリーズA調達以降、クレジットエンジン・グループは、貸し手である金融機関に対しては、初期投資を抑えつつ迅速に融資業務の効率化を実現可能とし、借り手であるエンドユーザーに対しては、使いやすいサービスを利用することができるプロダクトを提供すべく、商品・機能拡充を行ってきました。その結果、提供サービス数は20サービスを超え、2023年には信用保証協会保証付融資申込みプラットフォーム「CE Loan 保証協会」がみずほ銀行へ、静岡銀行が提供する「しずぎんWEB当座貸越サービス」への採用、など、金融機関の既存業務のデジタル化を加速する導入事例が増加しています。今回、融資・債権回収業務という巨大市場の既存業務をデジタル化するサービスにおいて提供サービス数が堅調に増加していること、銀行以外を顧客とする多様な顧客からの受注に向けた協議が進んでいることを評価いただき、今回のシリーズBでの調達に繋がっています。
今回の出資受け入れと大手金融機関からの融資により、「CE Loan」「CE Collection」の更なるサービス拡大に向けた人材採用への投資と、新たに参画した投資家と、非金融事業者の金融事業のデジタル化を目指す事業連携も更に推進していきます。
シリーズB資金調達の概要
資金調達額:11.7億円(エクイティ5.5億円、デット6.2億円)、累計資金調達額22億円
調達方法:第三者割当増資、融資(新株予約権付・無担保)
調達先(敬称略、一部調達先については非公開)
各投資家からのコメント
■ 株式会社DGインキュベーション
CIO 前川雅彦 様
「横浜銀行とデジタルガレージグループのCVCであるHamagin DG Innovation Fundは、横浜銀行の融資・債権回収業務のDXを一気に加速できるポテンシャルを感じ、投資を決めました。中でも、信用保証協会関連事務の電子化は、メガバンクを含む他の金融機関でのシステム導入も決まっており、スタートアップとして金融機関のコア業務にしっかりと付加価値を提供している点を評価しています。今後も横浜銀行をはじめとする金融機関のDXを進めていくことを期待しています。」
■ 静岡キャピタル株式会社
営業部 ディレクター 山内栄二 様
「クレジットエンジン・グループ株式会社様はしずおかフィナンシャルグループとの連携実績もあり、融資や借入の手続きを円滑にできるサービスを提供しております。今後はお客さまがより便利に、より自由に金融取引ができる世界を目指して連携を深めていきたいと思っております。」
■ BRICKS FUND TOKYO
三菱地所株式会社 新事業創造部長 井上和幸様
株式会社プライムパートナーズ Investment Manager 田中智史 様
「Fintechの進化やデジタル技術の普及により『各産業の金融化』が進む中、クレジットエンジン・グループはオンライン金融取引に関わる業務プロセス・顧客体験DXをワンストップで支援し、同社のサービス基盤は多くの大手金融機関や事業会社に導入が進んでいます。
同社は融資や債権管理の実務経験に基づく高度なUX構築力を有しており、AI・データを用いた自動化ソリューションの開発などオンライン金融のインフラ企業として成長していくことが期待されます。
本ファンドでは、同社への出資を通じて各産業におけるエンベデッド・ファイナンス(組込型金融)拡大の潮流を捉え、三菱地所グループの経済圏における金融取引および利用者の顧客体験の高度化やサービス創出につなげるなど、同社との価値共創を推進してまいります。」
■ 三菱HCキャピタル株式会社
営業統括部長 佐藤道明 様
「金融プラットフォームに対する先見性、スピード感のある開発力と実績を兼ね備えたクレジットエンジン・グループ様とは、2021年に提供を開始した法人・個人事業主の皆さまの設備投資に関わるリース契約をオンラインで可能とするサービス『MileOn(マイルオン)』の共同開発以降、その関係を深めてきました。今般の資本業務提携により、その関係をさらに発展させ、両社の強みを融合することで、企業のDX化を支援する新たなオンラインサービスの構築、提供を実現します。三菱HCキャピタルは、クレジットエンジン・グループ様とともに社会価値の創出に取り組んでいきます。」
■ NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社
インベストメント部 リーダー 太田匡紀 様
「素敵なチームメンバーの皆さまがテクノロジーと金融データを融合させることで『お金の心配をなくし事業者が本業に集中できる世界』を創ってくださると期待しています!今後の金融サービスの変革と事業スピードの加速に向けて、十六フィナンシャルグループの持つリソースを最大限に活用し、ともに東海エリアへ新しい価値提供を創出していきましょう。」
■ 農林中金キャピタル株式会社
イノベーション投資部 Vice President 児山紗也 様
「クレジットエンジン・グループ社のプロダクトは、金融機関側の複雑な融資業務負荷という課題解決に加え、エンドユーザーである借り手の体験を向上させることで事業へ集中できる環境を作り、これまでの金融の常識を変えていってくれるものだと期待しています。
JAグループにおいても様々な形で融資・債権を有しており、当社と共に“かす”と“かりる”を変え、新たな金融サービスの展開に取組んでいけることを楽しみにしております。」
■ SGインキュベート株式会社
投資部 主任 西村大輝様
「この度、クレジットエンジン・グループ様とご縁をいただきましたことを心から嬉しく思います。事業者にとって重要なお金に関する課題に貸手・借手の両面からアプローチしDXしていくプロダクトや、これまでの金融機関様等とのお取り組みを評価させていただきご出資させていただきました。西部ガスグループのCVCとして、より良い社会や未来の実現を目指しこれからクレジットエンジン・グループ様と歩みを共にできますことを楽しみにしております。」
採用情報
クレジットエンジン・グループは、「Ideal First」、「Start Small」、「Professional Crew」をバリューとし、金融業界をはじめ、さまざまなバックグラウンドのメンバーがバランス良く集まっている会社です。「“かす”をかえる。“かりる”をかえる。」というミッション達成に向けて、次世代の融資・債権回収業務の基盤サービスを作っていく新しい仲間を、プロダクトマネージャー、エンジニアやデザイナー、経営企画などの幅広いポジションで募集中です。今回の資金調達を受けて、益々採用を加速させていきます。
・採用ページ:https://joinus.creditengine.jp/
・募集職種一覧:https://herp.careers/v1/creditengine
■ クレジットエンジン・グループについて
クレジットエンジン・グループは、「”かす”をかえる。”かりる”をかえる。」をミッションに、オンライン融資システム「CE Loan」、オンラインリーシングシステム「CE Leasing」、オンライン債権管理回収システム「CE Collection」など、データとテクノロジーで金融機関のデジタル化を実現するサービスを提供しています。また、オンライン融資サービス「LENDY」や、デジタルサービサー「LENDY債権回収」等、自社グループにおいても金融事業を行っています。