スパークル、地域ともにスタートアップに投資する新ファンド「スパークル1号」を組成

スパークル株式会社のプレスリリース

 スパークル株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役 福留 秀基)は、2023年9月22日に、地域とスタートアップの共創による新しい産業の創出と、地域の振興を目指し、新ファンド「スパークル1号投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)を組成いたしました。
加えて、2023年11月6日付にて経済産業省よりエンジェル税制の認定投資事業有限責任組合として認定されましたことをお知らせいたします。
本ファンドは2024年8月までを目途に、規模を拡大するためのファンド組成活動を続けます。

 本ファンドは、スタートアップへの資金調達手段の提供と地域との交流促進を通じた実効的な支援を行い、地域とスタートアップの共創による新しい産業創出と地域振興を目的に設立するものです。また、本ファンド設立に併せて、地域の中核企業とスタートアップとのコミュニティを組織・運営し、より幅広い地域企業とスタートアップとのより接点をつくります。スタートアップと地域を結びつけ、”ファンド”に留まらない価値を地域から日本全国、ひいては世界へと届けてまいります。

 また、2023年11月6日付にて経済産業省よりエンジェル税制の認定投資事業有限責任組合として認定されました。今後、投資先がエンジェル税制の対象となるか否かを判断する際に一部の要件が免除され、さらに本ファンドがスタートアップに対し確認書を発行することで、都道府県への確認申請が不要となります。

 ファーストクローズにて個人にてご参画のLPの皆さまのみならず今後加入いただく個人投資家の皆さまにも、確認プロセスを大幅に簡略化できるようになるメリットを享受いただきつつ、本ファンドを介して地域への接点をご提供致します。

  • 本ファンドのコンセプト

1,地域とともに育つ

 地域の中核企業とスタートアップとの共創を促すことで、既存企業のDX・SDGsを加速させます。スタートアップのもつ勢いや新しい発想は、地域の中核企業の業務推進や新規事業の創出につながるものです。そのためにも、地域の事業者がスタートアップの投資・育成に関わっていけるきっかけを生み出します。大都市圏に集まってしまうスタートアップのみなさんが、”地方”だからこそ得られるインセンティブを地域企業の皆さまとともにつくります。

2,地域から世界へ

 地域が持つ大学発技術や、豊かな農林水産資源などの地域特有の資源を用いた事業といった、新しい産業を形成する可能性があるスタートアップを投資育成します。地域の価値観で、地域のみなさんと一緒に、スタートアップのみなさんの事業を、大都市圏あるいは世界へと飛躍させていきます。

  • 本ファンドの特徴

1, シード~アーリースタートアップへの投資

I.地域企業の生産性向上・DX支援・新規事業創出をターゲットとするソリューションを有するスタートアップへの投資・取引支援

II. Web3.0や研究開発型スタートアップなどの首都圏でも産業形成がなされていない地域独自の技術を用いたプレシード~アーリー段階を中心としたスタートアップへの投資・取引支援

2, 地域に新しい産業を創出する

 本ファンドの取り組みにより東北地方がWeb3.0やディープテックなどの最先端技術により新産業による地域振興の先進地となることで、東北から日本の地方創生を推進します。さらに、”地方”での成功ノウハウをもったスタートアップが他地域へと事業を拡大することを地域企業とともに支援し、インパクトを東北に留めず日本、ひいては世界の地域に波及させます。

  • 本ファンド概要

名称      :スパークル1号投資事業有限責任組合(経済産業省エンジェル税制認定投資事業有限責任組合)

設立日   :2023年9月22日

存続期間:約10年間(2年延長可)

ファンド総額目標:約30億円

ファンド運営会社(GP):スパークル1号有限責任事業組合(福留 秀基、スパークル株式会社を含んだ組合)

有限責任組合員(LP):

ファーストクローズにて(株)ソユー、(株)山一地所、能代電設工業(株)、(株)仙台協立、リージョンズ(株)、高野秀敏氏、麻生要一氏 等 日本各地の地域企業、地域振興に志を持つ個人投資家

(地域振興に志を持つ地域企業、金融機関、大企業等を含めたLPを2024年8月まで引き続き募集)

投資対象:

①地域企業との取引や新規事業創出を明確に目指すポストシード~アーリー期のスタートアップ

②web3.0や研究開発型スタートアップ(ディープテック)などの地域独自の資源を活用したプレシード期~シード期のスタートアップ

投資数・金額:

20~30社程度。初回にて500万円~5,000万円の投資、追加投資も積極的に実行。

投資先への支援内容:

一般的な成長支援のハンズオン支援は勿論のこと、地域企業への取引拡大を商談開始~スキーム構築までハンズイフで実行します。これまで、スタートアップ企業の皆さまから「地方進出を行いたい、地域企業との取引を加速したいが、行政・地銀との接点だけでは地域企業からのフィードバックが少ない」というお話をたくさん頂戴しておりました。

地域創生推進の要諦とも言えるこのギャップを、ファンドからだけでなく、LPによる知見のシェアやサポートや地域共創コミュニティ(近日事業開始予定)による販路開拓・取引推進を通じて解消していきます。

  • ファーストクローズ時点でのLPの皆様よりメッセージ

能代電設工業株式会社 代表取締役 山田 雄太 様

 可能性あふれる地域企業を応援し、共に成長していきたい・地域や先輩たちから受け継いだバトンを私たちが後世に繋いでいくために、スパークルの志は価値あるものであると確信しております。これからのご活躍が楽しみです。

株式会社山一地所 代表取締役社長 渡部 洋平 様

 ファンドが理想に掲げる、東北から新しい産業をつくりだすことに共感しました。本業ではスタートアップの方と接する機会が少なく、交流や連携などは取り組みが難しいことでした。東北は第一次産業が主産業となっている地域のひとつです。そんな地域だからこそ、新しいテクノロジーと、地域がもつ今まで光が当たってこなかった技術や伝統を組み合わせることによって、東北ならではの進化や発展があるのではないかと考えています。ファンドの今後に期待しています。

リージョンズ株式会社 代表取締役 高岡 幸生 様

 弊社は福留代表が掲げる「地域に埋もれている価値を全力で掘り起こし世界に通用するビジネスを作る」とのビジョンに共感して出資しました。今後は互いのネットワークを駆使して地域に価値を提供したいと念願します。

株式会社T 代表取締役 保科 剛 様

 スパークル1号でご一緒させていただくこと大変嬉しく思っています。合わせて、「地域の振興」と「地域の新産業形成」というテーマで、今後ご一緒させていただくスタートアップをはじめとする関係者みなさまとの交流・連携を楽しみにしています。

起業家・投資家・経営者 麻生 要一 様(個人によるご出資)

 日本の地域から、その地域ならではのイノベーションが次々と生まれる日本を作りたい。東北発を中心とする地域の起業家が世界を変えるサポートを行うスパークル1号ファンドへ、LPとしてご一緒させていただけることを心から嬉しく思っています。今後、投資先企業のみなさんの事業成長を間接的にも直接的にも応援・支援して参ります。

株式会社キープレイヤーズ 代表取締役 高野 秀敏 様(個人によるご出資)

 東北への熱い想いに共感しました。スタートアップの力で東北・地域から日本全国、世界へ価値を届けていこうとする今回のファンドは大きな挑戦です。まだまだスタートアップが立ち上がるには難しい壁がありますが、これまで東北を中心に、地域で新しい取り組みをしてきた福留さんの行動力・巻き込み力なら、きっと今回の挑戦も突破していくだろうと期待しています。地域の活性化とともに2号、3号と続いていくファンドになってほしいです。私自身も東北出身者として、当事者意識をもって応援していきます。

株式会社スイッチ・メディア・ラボ 代表取締役会長 福羽 泰紀 様(個人によるご出資)

 東北出身者の一人として、東北を中心とした地域起業家が益々活躍して、東北・地域の地方活性化のために貢献してくれることを応援します。資金面のみならず出来ることをお手伝いしていきます。

株式会社深松組 代表取締役社長 深松 努 様(個人によるご出資)

 この世に存在しない技術を作る応援をさせて頂き、光栄です。

株式会社北洲 代表取締役社長 村上 ひろみ 様(個人によるご出資)

 福留さんの志に賛同します。新たなエネルギッシュで成長する企業を応援して共に成長し、微力ながら、この東北を魅力的な人が集まる持続する地域にしたいと思っています。

※企業・個人ごと五十音順

  • 本ファンド設立にあたり、福留 秀基よりコメント

 弊社のMBO後、初めてのスタートアップファンドを組成させていただきましたこと、関係する皆さまに厚く御礼申し上げます。特に、初期段階での出資していただいたLP出資者の皆様への感謝の気持ちは言葉では言い表せません。改めて御礼申し上げますとともに、今後の密な連携を大変楽しみにしております。

 東北に戻って約4年、東北のみならず他地域の方々との対話を重ねる中で、地域中核企業は似た課題に直面していることが分かりました。自社業の持続性・効率化における解決策をまずもって切望されており、スタートアップ企業など後進への投資・関与に興味はあるが手が出せる状況でないということです。

 地域の衰退という課題が進んでいる東北だからこそ、「他地域に先駆けたスタートアップフレンドリーな地域企業による実証事例を東北にて作り、選択的に選ばれる地域にする」という取り組みの機会が持てると考えます。

 私たちは、地域に根ざす・地域の資源を活用したいスタートアップの皆様の挑戦を全力で支援します。

ポスト震災の東北の立ち位置、ひいては先端的で新しい地方の形を作れると信じて、スパークルは進み続けます。

 地方に可能性を感じる方々、地方を愛する方々とともに、新しい世界の経済循環をつくることを楽しみにしております。皆々様におかれましては、私たちの挑戦への継続的なご指導とご支援を、心よりお願い申し上げます。

スパークル株式会社

代表取締役 福留 秀基

https://twitter.com/fukudome_hideki

https://www.facebook.com/fukudome.hideki

< スパークル株式会社について >

地域に本社を構えるベンチャーキャピタル・プロフェッショナルファームとして、地域の皆様に愛され、世界中の皆様とともに価値をつくりだすことを目指しています。

所在地 :宮城県仙台市清水小路6-1

本社オフィス:宮城県仙台市青葉区春日町3-4 メゾン定禅寺201号

代表取締役 :福留秀基

Twitter   :https://twitter.com/Spurcle_tohoku

Facebook  :https://www.facebook.com/Spurcle.tohoku

Webサイト :https://www.spurcle.jp/

< お問い合わせ先 >

スパークル株式会社 広報担当:長谷川 info@spurcle.jp

< 本リリースに係る注意事項 >

本ファンドの無限責任組合員は適格機関投資家等特例業務届出者であるスパークル1号有限責任事業組合です。スパークル1号有限責任事業組合はスパークル株式会社、福留秀基等を構成員とした組合です。
本ファンドへの出資は、様々なリスクを内包しており、当該リスクを原因として元本欠損が生ずる恐れがあります。また、組合員の本ファンドからの任意の脱退及び本ファンドの組合員たる地位の譲渡については制限があります。本ファンドへの出資にあたっては、独自の責任において、本ファンドへの出資に伴う様々なリスク等を十分に理解された上で、出資の判断を行って頂くようお願い致します。本リリースは、これらの判断につき、いかなる助言を提供するものではありません。

本ファンドの組合員としての権利及び義務は、最終的に本ファンドに係る組合契約(以下「本組合契約」)の定めるところにより決せられ、本組合契約の内容と本リリース及び本組合の組合員たる地位に関連する他の文書との間に矛盾又は抵触がある場合は、本組合契約の内容が優先します。

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