貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®」とのデータ連携開始 ~外航貨物海上保険のデータ連携により貿易デジタル化へ前進~

損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース

 損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:白川 儀一、以下:損保ジャパン)は、株式会社トレードワルツ(代表取締役社長:小島 裕久、以下:トレードワルツ)が運営する貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®※1」とのAPIによるデータ連携を開始します。
 外航貨物海上保険証券のデジタル情報を貿易情報連携プラットフォームにデータ連携することで、貿易業務におけるデジタル化の進展に寄与します。
 貿易取引において重要な役割を果たす外航貨物海上保険を担う損害保険会社がデジタル技術を活用して貿易業務のデジタル化に取り組むことは、多大な事務負荷や実務者不足など貿易関係者が抱える課題を解決するための大きな一歩となります。
※1 「TradeWaltz®」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。

1.API連携の背景
 貿易実務における複数関係者をまたぐ数多くの手続きや、紙媒体を主とする各種書類の作成や照合作業、少子化に伴う実務者不足の懸念などは、貿易業界共通の課題となっており、正確かつ安全に情報を受け渡す仕組みを前提とした貿易実務のデジタル化が急がれています。
 このような課題を解決するため、損保ジャパンは2017年8月に「ブロックチェーン技術・デジタル技術を活用した貿易業務における事務処理の効率化・安全性の向上」などを目的として立ち上がった貿易コンソーシアムに初期メンバーとして参画し、レジリエントなサプライチェーンを目指してデジタル化への取組みを推進しています。また、「貿易書類100%電子化による事務効率化」「貿易データの利活用による新たな価値提供」を目指すトレードワルツに、その事業開始当初から株主として参画することで、貿易業界全体のデジタル化の動きをけん引してきました。
 この取組みの一環として、2023年8月から貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®」とのAPIデータ連携を開始します。

2. API連携の概要
 「TradeWaltz®」は、貿易書類を電子上で一元的に管理できる貿易情報連携プラットフォームです。情報の改ざんが難しいブロックチェーン技術の活用により、安心・安全に一気通貫で貿易手続きを完全電子化することが可能になります。
 損保ジャパンから「TradeWaltz®」へ外航貨物海上保険証券のデジタル情報をAPIによりデータ連携することで、貿易取引の複数関係者間での手続きがシームレスに完結し、輸出入者や物流会社など貿易関係者の業務効率化に貢献します。
「TradeWaltz®」を通じたAPI連携を拡大することで、外航貨物海上保険のお申込みや万が一事故が発生した際の保険金請求についても、データ連携による一気通貫の手続きを実現し、さまざまなデジタル化へ向けた取組みを推進していきます。

3.今後について

 輸出入者や物流会社など貿易関係者が、自社のシステムから損保ジャパンの「MARINE My Page※2」へより効率的なデータ連携を可能とするAPI開発や、APIへ接続するためのサポートシステムの提供など、安心・安全な物流をサポートしていきます。
 損保ジャパンは、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というSOMPOのパーパス実現に向けて、ブランドスローガン「Innovation for Wellbeing」を具現化する取組みを通じてサステナブルな社会の実現に貢献していきます。
※2 インターネットを通じ、外航貨物海上保険のお申込み手続きと保険証券等の印刷ができるシステムです。

以上

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