TISとナッジ、資本業務提携契約を締結し、「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」を提供

~デジタルネイティブ世代のクレジットカード利用ニーズに特化し、リーズナブルかつスピーディなクレジットカード発行を支援~

ナッジ株式会社のプレスリリース

ナッジ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:沖田 貴史、以下:ナッジ)と、TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、2024年4月11日に資本業務提携契約を締結し、デジタルネイティブ世代の利用をターゲットとしたPAYCIERGE(ペイシェルジュ)の「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」の提供を4月11日より開始したことを発表します。

「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」は、スマホでの利用を想定し、機能を利便性や体験価値を重視したものに絞り込んだサービスです。UXを高めつつ導入コスト・期間を削減することで、最短6ヶ月での導入が可能になりました。

「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」の位置づけ

TISは、クレジットカード基幹システム開発の実績やノウハウの活用に強みを持ち、クレジットカード事業を展開する多くの金融機関や企業へサービスを提供しています。

ナッジは、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」をミッションに掲げ、スマホネイティブな次世代クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を展開するフィンテック企業です。

今回の資本業務提携契約締結により、ナッジの優れたUXと変化に強いマイクロサービス化されたシステムをベースに、TISは、クレジットカード会社及びクレジットカードの発行を検討する企業向けに「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」を展開していきます。

■背景

 近年、国内でのキャッシュレス決済比率の高まりとともにクレジットカード利用者が増加する中で、デジタルネイティブ世代を中心にスマホでの利用をベースとしたクレジットカードのユーザーニーズが高まっています。具体的には、申込から利用管理までアプリで完結するUXや、返済方法の柔軟さといった利便性、消費やサービスの選択においてエンターテイメント性をより重視する価値観です。

TISでは、クレジットカード事業を展開する企業に対し、クレジットカード基幹システム開発の実績とノウハウを活用した「クレジットカードプロセッシングサービス」を提供してきました。今回新たに「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」の提供を開始することで、「利便性の高いスマホ完結型UXの提供や新たなターゲットユーザーの獲得を進めたい」といったクレジットカードの発行を検討する企業のニーズに対し、きめ細かに対応することが可能となりました。

■「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」の特長

クレジットカード事業において必要なカードコアシステム、業務システム、モバイルアプリ、データ分析等を最小構成モデルで提供するサービスです。

<特長>

リーズナブルかつ早期での導入が可能
ユーザーの利用頻度や利便性の高い機能に絞り込むことで、UXを高めつつ、導入コスト・期間を削減。最短6ヶ月でのサービス導入が可能

スマホ完結型のUI・UXを提供
入会申込からカード利用管理までスマホファーストで設計

デジタルネイティブ世代のクレジットカード利用シーンやニーズに特化
銀行振込やATMを利用したリボルビング払いも併用できる柔軟な返済方法や、スマホアプリをベースとしたコミュニケーション機能等、ユーザーが日常の中で自然に使いたくなる商品性・機能を採用

機動的な機能拡張やカスタマイズ、リリースが可能
システムには変化に強いマイクロサービスアーキテクチャーとパブリッククラウド、外部SaaSを組み合わせたフルクラウド環境を採用することで、ユーザーニーズや金融制度の変化に即時対応

NFTの発行やスマホアプリでのNFTウォレット機能も搭載可能 
オプションとして、カード利用特典等を目的としたNFTの発行や、ユーザーが暗号資産の購入や管理を気にすることなくスマホアプリでNFTを収集・転送できるウォレット機能も搭載可能

■資本業務提携契約の概要

今回の資本業務提携契約締結により、ナッジはTISをOEM※1標準パートナーに採択し、ナッジで構築・展開しているスマホネイティブな次世代クレジットカード「Nudge」のシステム基盤をTISへ提供します。TISは、ナッジより提供されたシステム基盤にTIS独自の機能拡張を加え「ライト版クレジットカードプロセッシングサービス」としてクレジットカード会社及びクレジットカードの発行を検討する企業へサービスを展開します。

本取組によりTISのデジタル決済プラットフォームブランドである「PAYCIERGE」のアセット強化を図り、ライトクレジットカード市場におけるトップシェアを目指します。

TISとナッジの資本業務提携によるビジネスモデル

ナッジは、今回のTISからのシリーズAエクステンションラウンドにより、シリーズAラウンド調達額が30億円を超え、2020年2月の創業からの資金調達総額は、デットファイナンスを含め約50億円となります。

これらの調達資金をサービス強化・体制強化に投下することで次世代クレジットカード
「Nudge」をさらに発展させるとともに、それを支える技術基盤である「Nudge Platform」の強化を図ります。そして、自社顧客だけではなく、プラットフォーム上のステークホルダー各社とのオープンイノベーションにより、未来の金融体験創出を強化していきます。

※1 Original Equipment Manufacturingの略。委託を受け他社ブランドの製品を製造することや委託を受けた企業を指す

<TISの概要>
社名    :TIS株式会社
代表者   :代表取締役社長 岡本 安史
設立    :2008年4月1日
資本金   :100億円
主な事業内容:システムインテグレーション等

<ナッジの概要>
社名    :ナッジ株式会社
代表者   :代表取締役社長 沖田 貴史
設立    :2020年2月12日
資本金   :45億円(資本準備金など含む)
主な事業内容:次世代クレジットカード「Nudge」の提供


■「クレジットカードプロセッシングサービス」について

TISのデジタル決済プラットフォームブランド「PAYCIERGE」のサービスとして提供している「クレジットカードプロセッシングサービス」は、クレジットカード事業に必要な環境をトータルで提供するサービスです。

詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/credit-processing-service/

■「PAYCIERGE」について

TISのデジタル決済プラットフォームブランド「PAYCIERGE」は、決済を必要とするすべてのお客様に、利便性の高い安心できるしくみを提供するデジタル決済ソリューションの総称です。日々進化する決済ビジネス市場のニーズに合わせ、アライアンス活用、オープンAPI基盤、海外市場の展開など「つながり」をテーマにビジネスの成功を幅広くお手伝いします。

詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/paycierge/

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

ナッジ株式会社について(https://nudge.works/
ナッジは、「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」をミッションとし、スマホネイティブな次世代クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を開発・運営するFinTech企業です。便利なだけでなく楽しく自然に使いたくなる金融ソリューションを、オープンイノベーションを通じて創造することで、日本におけるチャレンジャーバンクを目指しています。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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