損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下「京急電鉄」)、損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:白川 儀一、以下「損保ジャパン」)、株式会社プライムアシスタンス(本社:東京都中野区、社長:大木 雅人、以下「プライムアシスタンス」)は、2023年3月上旬に、視覚に障がいのある方向けの遠隔サポートサービス「アイコサポート」を用いて、三浦市三崎港エリアにおける観光サポートの実証実験を実施します。
1.実証実験の背景
プライムアシスタンスは、視覚に障がいのある方向けの遠隔サポートサービス「アイコサポート」を2021年12月より提供しています。従来は視覚に障がいのある方が個人で加入するプランのみの提供でしたが、今後は企業や自治体による顧客や住民に対するサービスとして、特定のエリアを視覚に障がいのある方であれば誰もが無料で「アイコサポート」を利用できるエリアに設定することが可能となる「フリーエリアプラン」の提供を開始する予定です。
今回の実証実験では、京急電鉄の企画乗車券「みさきまぐろきっぷ」の対象エリアであり、観光型MaaS「三浦COCOON」で観光情報を提供する三崎港エリアをフリーエリアに設定し、視覚に障がいのある方に「アイコサポート」をご利用いただきながら、観光、お買い物などを体験いただくことにより、「アイコサポート」の観光における有用性を検証します。
2.「アイコサポート」について
「アイコサポート」は、スマートフォンの映像を通じて、専門のオペレーターが視覚情報をお伝えするサービスです。タイムリーに視覚情報を得ることにより、生活面での利便性を高め、お客さまがいつでも気軽に安心して行動できることを目指しています。位置情報と映像を、遠隔にいるオペレーターが確認してご案内します。安心してご利用いただくために、コールセンターは厳格な個人情報管理のもとで運営され、専門の研修を受けたオペレーターが対応します。
詳細はURLからご覧ください。https://eyecosupport.prime-as.co.jp/
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3.観光型MaaS「三浦COCOON」について
(1)サービス開始 2020年10月22日(木)
(2)概要
三浦半島地域の観光事業者や自治体、サポート企業など157団体(2023年2月22日現在)でエリアマネジメント組織「COCOONファミリー」を構成することで、半島全体で連携して観光コンテンツの開発を通じた「すごしかた」提案に取り組むコンテンツ重視の観光型MaaSです。WEBサイトでは観光情報の提供から予約・決済、デジタルきっぷの販売など、シームレスな観光を推進しています。
①観光客にとっての価値(B to C)
三浦半島に点在するアクティビティやそれを巡るモビリティ(二次交通)などを一元的に予約手配、決済が可能になります。また、アクティビティや観光地同士の相互レコメンドにより効率的な観光周遊につながります。
②事業者にとっての価値(B to B)
共同告知やツアー造成、共通予約決済プラットフォームにより新たな観光需要が拡大されるほか、観光客インサイトや移動データの分析により地域の課題解決・マーケティングに活用します。
③サイトURL https://miuracocoon.com/
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4.実証実験の概要
本実証では、「アイコサポート」の観光での利用について、以下の内容を検証します。
日時 |
2023年3月上旬 |
検証場所 |
三浦市三崎港エリア |
実施概要 |
・事前に選定したモニター(視覚に障がいのある方)に、「アイコサポート」を |
検証内容 |
・プライムアシスタンスの提供する「アイコサポート」の観光における有用性の確認 |
各社の役割 |
・京急電鉄 |
5.今後について
今回の実証実験の結果を踏まえて、三浦COCOONでの社会実装の可能性などについて検討を行います。
今後も、様々な業態の企業・自治体などと連携して、「アイコサポート」が無料で利用できる「フリーエリアプラン」を提供することにより、社会全体で普遍的に視覚に障がいのある方に対して「声の視覚情報」を提供するエコシステムの構築を目指します。
また、視覚に障がいのある方の行動範囲や選択肢の拡大をサポートし、あらゆる人が自分らしい人生を豊かに楽しむことのできる社会の実現に取り組んでいきます。
以上