「家計簿」をつけている家庭は6割以上!ノート?ソフト?アプリ?どんな方法が人気? みんなが主に使っている家計簿アプリも紹介

保険マンモス株式会社のプレスリリース

新型コロナウイルスの影響や相次ぐ値上げなど、家計にとって厳しい冬が到来しています。

やりくり上手になり、お金を貯められるようになるコツの記事(https://hoken-mammoth.com/saimu/household-account-book/)の中でも紹介していますが、家計が逆風にさらされている中で、お金を貯めるコツをつかむためにぜひ活用したいのが「家計簿」です。

今回は男女360人を対象に、家計管理についてアンケートを実施しました。お金の管理状況や家計簿の使い方について、みんなの意見をチェックしてみましょう。

■家庭内でお金の管理をしているのは誰?
まずはアンケート回答者360人の属性について紹介します。

360人のうち、7割以上が女性です。そして年代だと30.40代の方が全体の6割以上を占めています。

家族構成についても聞いてみました。

「既婚」と回答した方が6割以上。そして「子育て世帯」が37%で、家計管理に対する意識が高い属性の方が最も多い結果です。

■お金の管理を行っているのは誰?最多回答は「自分」
まずは、各家庭において、誰が主に家計管理を担っているのか聞いてみました。結果は以下のとおりです。

7割以上が「自分で」と回答。「配偶者」と回答した方の割合を、大きく上回る結果になりました。

「自分」と答えている254人のうち、女性が197人、男性が57人。7割以上が女性です。

今回のアンケートに回答してくれた方の7割以上が女性ということもあり、既婚家庭においては、「妻」がお財布を握る家庭が多いと言えそうです。

■家計管理といえば家計簿!利用している家庭は多いのか?
家庭内のお金の流れを把握するのに役立つのが、「家計簿」です。便利な反面、大変そうなイメージも根強い家計簿ですが、実際にどのくらいの家庭で実際に使われているのでしょうか?

「家計簿をつけている」と回答した人の数は、360人中247人でした。

「家計簿をつけていない」と回答した人の数と比較すると、「家計簿をつけている」と答えた人は2倍以上という結果に。全体の6割強です。多くの家庭で家計管理のために「家計簿」を活用していると言えそうです。

また実際に家計簿をつけている人に注目してみると、「つけている」と回答した人の約86%が「自分で」と答えています。家計管理を担っている人がそのまま家計簿をつけるスタイルが、もっとも効率が良い方法なのでしょう。

■家計簿をつけていて良かった点、悪かった点を聞きました!

  • 支出が目に見えると、無駄遣いをしないように意識が変わる。(女性・30代・未婚)
  • ざっくりと、ではあるがどんな事にどのくらい使っているのかを把握できた?あと、このところのさまざまな品の値上げが昨年と比較してどのくらいなのかもよくわかる。(女性・40代・未婚)
  • 良かった点は、お金の動きが明確に見えること。 悪かった点は、お金の動きが見えすぎて少しケチになってしまった。(女性・30代・未婚)
  • 使い過ぎた月は次の月に節約しようと思えるようになった。(女性・40代・未婚)
  • 反対に悪い点は気になりすぎるところ。神経質になってしまう。(女性・30代・既婚)

家計簿をつけている方の様々な意見をまとめると…

  • 収支やお金の流れが把握できるようになった
  • 無駄使いをしないように意識が変わる
  • 月々の出入りが分かるので、入金漏れが無くなった
  • レシートを貼るタイプの場合、色々な物の費用比較ができる
  • アプリを使っているので、計算が合わないなどのストレスがない
  • アプリで夫婦で共有できるのが良い
  • カードを使用した際の内容明細がすぐに思い出せない
  • 家計簿をつけること自体に時間がかかってしまう、面倒
  • 家計簿をつけているだけになってしまい節約に繋がっていない…

■家計簿をつけていない人にも意見を聞きました!

  • 無駄遣いが過ぎること。何に使ったか覚えていない…。(女性・50代・既婚)
  • やはり長続きしない。めんどくさい(男性・30代・既婚)
  • 家計簿をつける時間を他のことにつかえることです。(女性・20代・未婚)
  • 滅茶苦茶なお金の使い方をしているのを目の当たりにしたくないのでその点が良い。(男性・50代・既婚)
  • 家計簿をつけていなくてもだいたいの支出はわかっているし、面倒なことをしなくてすむのでよい。(女性・30代・未婚)
  • いつのまにかお金がなくなっていることです。(女性・20代・未婚)
  • クレジットカード1枚を家計用に使用し、その明細を家計簿代わりにしているので手間がかからないこと。その代わりに、クレカを使わない現金決済などの把握に甘さが出ること。(女性・50代・既婚)
  • 後で振り返ってみてあの時いくら使ったのか分からない時が…(女性・40代・未婚)
  • 自分の収支を家族に知られないで済むことは良いが、家計の管理がきちんとできないことが良くない。(女性・20代・未婚)
  • スマホ決済なので必要がない。(男性・60代・既婚)

家計簿をつけていない方の様々な意見をまとめると…

  • 無駄遣いに気づけないので、いつの間にかお金がなくなっている
  • 家計簿をつける手間がかからないので楽だが、家計の把握ができない
  • 家計簿をつける時間を他の時間に充てられる
  • 家計簿をつけていなくても、大体の支出がわかっているから必要ない
  • スマホ決済なのでいらない
  • 自分の収支を家族に知られずに済む

家計簿をつけなくても「収支が分かっていて家計管理がバッチリできている」という場合は、特に必要ないのかもしれませんが、お金の流れが分かっていない方は、家計簿をつけることでお金の流れを見える化することで、無駄に気づけるため大変有効だと感じます。

他にも色々参考になる意見があります。詳しくはコチラ(https://hoken-mammoth.com/saimu/household-account-book/

■家計簿をつけていない人も、実は「家計簿」が気になっている!?
続いて、現在「家計簿をつけていない」と回答した方を対象に、今後の導入予定について聞いてみました。

今はまだつけていなくても、「今後はつけてみたい」と考える人の方が多いとわかりました。中でも人気が高かったのが、「家計簿アプリ」です。

家計簿アプリは人気で種類も豊富。自分に合ったアプリを選択しやすくなっています。導入ハードルが低そうに感じられる点も、家計簿アプリの大きな魅力と言えるでしょう。

■家計簿は、手書きノートよりも「アプリやソフト」が人気!
では次は、現在「家計簿をつけている」と回答した方を対象に、具体的にどのような方法で家計簿をつけているのか、聞いてみましょう。

昔ながらのノート型家計簿も、根強い人気。しかしやはり、家計簿アプリや家計簿ソフトを活用している方が多いようです。「ノートなどに手書き」を選択した方の、約1.5倍という結果になりました。

ノート型の家計簿の特徴は、それぞれの家計の状況に合わせて、臨機応変な対応がしやすい点です。支出項目の内容や書き方一つをとっても、自分の自由に設定できるでしょう。計算や入力に手間はかかるものの、「だからこそ家計の状況をしっかりと把握できる」と感じる方も多いはずです。

スマホに表示されるアプリとは違い、ノート一面を使って、必要な情報が一度にチェックできる点や、導入費用も安く済み、また利用中に広告表示が気になることもない点も手書きのノート家計簿のメリットの一つ。

一方で、アプリ型家計簿のメリットは、各種便利機能を活用できる点にあるでしょう。レシートの読み取り機能や銀行口座との連携機能、収支管理状況を自動でグラフ化する機能など、多岐にわたります。「わざわざノートを開かなくても、手元のスマホからすぐに入力できる」という点も、非常に大きなメリットだと言えるでしょう。

過去に「ノート型で続かなかった…」という場合には、アプリ型家計簿を導入するのもおすすめです。「どれを選べば良いかわからない…」と思ったら、以下の情報を参考にしてみてはいかがでしょうか。

先ほどのアンケートで「家計簿アプリ」を使っていると答えた93人の方に、実際に使用しているアプリを教えてもらいました。

◆「家計簿アプリ」何を使っていますか?

  • マネーフォワード ME…25人
  • シンプル家計簿…10人
  • Zaim…8人
  • らくな家計簿…7人
  • 毎日家計簿…5人
  • LINE家計簿…4人
  • 家計簿レシーピ!…3人
  • かけ~ぼ…2人
  • 2秒おカネレコ…2人
  • OsidOri…2人
  • おかねのコンパス…2人
  • Moneytree家計簿レシーカ…1人
  • 家計簿 Dr.Wallet…1人
  • 袋分家計簿…1人
  • その他…20人

今回のアンケートでもっとも人気が高かったのは、「マネーフォワード ME」でした。一度口座を登録すると、自動で情報を収集し家計簿を作成してくれます。その手軽さが、人気の秘密なのでしょう。

具体的に、どういった点を重視して選んでいるのかについても、聞いてみました。

◆家計簿専用アプリを選ぶ基準は?(※複数回答可)
・無料…97人
・使い勝手…76人
・短時間でできる…24人
・レシートの読み取りができる…18人
・セキュリティー面がしっかりしている…8人
・銀行口座、クレカ、スマホ決済などとの連携…21人
・ポイントも見れる…11人
・自分以外の人と共有できる…13人
・項目を増やせる…15人
・収支レポートを自動作成…15人
・固定費の自動入力…7人
・アプリ内で課金がない…9人
・データを出力できる…4人
・その他…17人
・特に基準はなし…61人

家計簿専用アプリを選ぶ基準として、もっとも重視されがちなのは「無料で利用できるかどうか?」という点だと言えそうです。無料で使えるアプリであれば、途中で挫折しても無駄がありません。

気軽に使い始められるところも、無料家計簿アプリの魅力です。

■家計簿をつけて良かったことが家計にもたらす変化とは?
続いては、家計簿をつけることによって何が変わったのか、具体的に聞いてみました。

もっとも多かったのは「家計全体を把握できるようになった」という意見です。

出たり入ったりするお金の流れを、感覚だけで長期的に把握し続けるのは難しいもの。家計簿によって「見える化」すれば、無駄遣いも減らせるのではないでしょうか。

また家族との情報共有も、楽にできるようになります。節約意識もよりいっそう高められるでしょう。

■家計簿をつける頻度について
最後に教えてもらったのは、家計簿をつける頻度についてです。結果は以下のようになりました。

もっとも多かったのは、「買い物に行く毎に」という意見です。

「またあとでまとめてつけよう」と思っていると、1回あたりの手間や負担も大きくなってしまいますし、そのまま放置して忘れてしまう可能性もありますよね!アプリでもノートでも、こまめにつける習慣づけが、長続きのコツと言えそうです。

買い物に行く毎に家計簿をつける前提で、自分にとって無理のない方法を選択すると良いでしょう。

「これまで家計簿をつけたことがない」「すぐに挫折してしまいそう…」と感じている方も、収支を見直し無駄をなくして「お金を貯める」ことを頑張ってみませんか。

最新の家計簿アプリや、家計簿ノートをチェックしてみてくださいね。2023年はお金の出入りをしっかりと管理していきましょう!

●調査概要
調査対象:家計管理・家計簿について答えてくれた男女
調査日:2022年9月22日~2022年10月6日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:10代~60代までの男女360人

■株式会社保険マンモスについて
金融リテラシーの向上に貢献する企業として、保険相談サービスの提供、FP支援事業、法人アライアンス事業など、さまざまな事業を展開しています。
URL:https://hoken-mammoth.com/corp/

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