三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース
- 超音波ガイド下集束超音波治療装置について
ソニア・セラピューティクス社は、東京女子医科大学、東北大学、東京医科大学で築かれた技術とノウハウを生かしてがん治療「強力集束超音波(HIFU:High-Intensity Focused Ultrasound)治療装置」を開発すべく、2020年2月に設立されました。HIFU治療は、放射線被爆が無く繰り返し治療ができることから次世代治療として期待されています。同社は難治がんである膵臓がんを最初の治療対象とし、開発を進めています。
同社は、今回のシリーズB資金調達によって次世代型HIFU治療装置の開発を加速し、同社のビジョンである“音響工学(超音波)でがん患者さんに新たな未来をもたらす”を一日でも早く実現することを目指しています。
- 出資背景
弊社は、ソニア・セラピューティクス社の開発する画期的なHIFUがアンメットメディカルニーズの高い膵臓がんに対して、新たな治療オプションの一つとなり、膵臓がんで苦しむ多くの患者様に新たな未来をもたらすことができると考えております。また、同社のメンバーの熱い想い、人柄、専門性の高さに大変惹かれ、追加投資を行いました。
ソニア・セラピューティクス社の事業成長に向け、MUFGの有するネットワークを駆使し、全力で支援してまいります。
【ソニア・セラピューティクス株式会社 概要】
会社名:ソニア・セラピューティクス株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿1丁目23番1号 TK新都心ビル5階
代表者:佐藤 亨
設 立:2020年2月
事業内容:超音波ガイド下集束超音波治療装置の開発
U R L :https://www.sonire-therapeutics.com/
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有しています。
ライフサイエンス分野においては、2009年のライフサイエンス室発足後、国内外のバイオベンチャーへの資金提供、経営支援を本格的に開始し、2017年にはライフサイエンス部を創設するとともに、当社初となる業種特化ファンドとして、三菱UFJライフサイエンス1号投資事業有限責任組合(100億円)を組成しました。2019年2月には三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(100億円)を組成、2020年6月には新型コロナ感染症対策を含む、創薬・再生医療等を担うベンチャー企業を支援するMUFGメディカルファンド(100億円)を組成し、バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。
◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 坂本 信介
設 立:1974年8月1日
U R L :https://www.mucap.co.jp/
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
◆MUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)について
投資対象:
-医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型) ※ 製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力
-再生医療製品
-医療機器等
-診断薬・診断機器
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2020年6月22日
ファンド総額:100億円