住商ベンチャー・パートナーズ株式会社のプレスリリース
住友商事株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルである「住商ベンチャー・パートナーズ株式会社(代表取締役:山木 英裕、本社:東京都千代田区、以下「住商ベンチャー・パートナーズ」)」が、途上国で中小零細事業者向け小口金融サービス(以下「マイクロファイナンス」)を展開する「五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎 泰俊、本社:東京都渋谷区、以下「五常」)」に出資したことをお知らせいたします。
マイクロファイナンスは、低所得層の人々に、融資、貯蓄、保険、送金などの必要不可欠な金融サービスへのアクセスを提供します。人々はこれらのサービスにより、収入源となる商品や資産を購入するための事業資金を新たに得て、生活基盤が維持できるようになります。すなわち、マイクロファイナンスは、金融サービスとしての経済的価値を生み出すのはもちろんのこと、低所得層の経済的自立、機会の平等といった社会課題に対する取り組みを通じて、大きな社会的価値をもたらすサービスでもあります。
五常は、慎代表執行役を中心とした経験豊かな経営陣の推進力と、テクノロジー実装を成長の梃子にして、今や2022年9月末時点で、農村部に暮らす女性を中心とした139万人の顧客に、融資残高にして1,000億円以上のマイクロファイナンスを提供しており、確実に金融包摂社会の実現に向けた歩みを進めております。
今回、住商ベンチャー・パートナーズは、五常の成長性に魅力を感じ、また同社の目指す未来、透明性の高い経営姿勢に強く共感し、シリーズEラウンドにおいて、既存株主であるGMO Venture Partners株式会社、TGVest Capitalなどに加え、ACA Investments Pte. Ltd.、SMBC日興証券株式会社などと共同で総額70億円を出資いたしました。五常は、今回調達した資金を活用し、新型コロナウイルス感染拡大の影響を乗り越えて成長再加速する既存のマイクロファイナンス会社の事業拡大とデジタル化の推進、また、アジア・アフリカ地域における新たな投資先の開拓などを推進していく予定です。
また、今回の出資を機に、五常とは住友商事グループが東南アジアで展開するファイナンス事業との協業検討などを進めております。今後、住友商事グループとして、五常の掲げる「金融包摂を世界中に届ける」というミッションの実現に貢献してまいります。
- 五常について
会社名:五常・アンド・カンパニー株式会社
設立:2014年7月
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目14番5号
代表執行役:慎 泰俊
会社HP :https://gojo.co/
■本件に関するプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000048303.html
- 住商ベンチャー・パートナーズについて
住友商事は、1998年に米国・シリコンバレー、その後、中国・香港、イスラエル・テルアビブ、英国・ロンドンにCVCを立ち上げ、グローバルで累計300社以上のスタートアップに投資してきました。そして2022年、新たに日本・東京にも住商ベンチャー・パートナーズを立ち上げました。グローバルの知見・ノウハウを活用しながら、新産業を開拓する日本のスタートアップに投資し、日本の夢に貢献していきます。
会社名:住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
設立 :2022年4月
所在地:東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイスイーストタワー
投資領域:DX、次世代エネルギー、社会インフラ、リテイル・コンシューマー、ヘルスケア、農業など
投資ステージ:シリーズA以降、ミドルステージを中心に投資
代表取締役社長:山木 英裕
会社HP :https://sumisho-vp.com/