AI技術を活用した口座不正利用モニタリングツールをGMOあおぞらネット銀行とAI研究開発室が共同開発「AML AIスコアリングモデル」10/3より稼働開始

GMOあおぞらネット銀行株式会社のプレスリリース

 GMOあおぞらネット銀行(以下、当社)は、GMOインターネットグループ株式会社 グループ研究開発本部(*1)AI研究開発室と共にAI技術を活用した口座不正利用モニタリングツール「AML(Anti(アンチ) Money(マネー) Laundering(ローンダリング))AIスコアリングモデル」を開発いたしました。当該ツールは、GMOあおぞらネット銀行のマネー・ローンダリング対策として、2022年10月3日より稼働を開始いたします。

  • 【開発の背景】

 当社では、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与の防止対策が、銀行という公共性の高い事業者として重要な責務であると認識しており、各種対策にあたっております。また、マネー・ローンダリングやテロ資金供与防止は、日本のみならず国際的な課題であるとして、金融庁は「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」を策定し、各金融機関に実効的な対策を求めています。
 テクノロジーバンクを標榜する当社は、これまでにも最新技術を駆使し、当社口座の不正利用を防ぐため、キャッシュカード・デビット機能のカードロック設定や、口座開設後のなりすましを防止する認証サービスの導入など、銀行取引を安全に行っていただく取り組みを進めております。
 こうした取り組みの一環として、GMOインターネットグループ株式会社のグループ研究開発本部AI研究開発室と共同でAIモニタリングツール「AML AIスコアリングモデル」の開発を行うに至りました。
 

  • 【「AML AIスコアリングモデル」について】

 「AML AIスコアリングモデル」は、国内金融機関ではまだ利用例の少ないGoogle CloudのVertex AI(*2)を活用し、不正な入出金の疑いがある取引事例等を学習したAIモデルで、年々手口が巧妙化・複雑化・高度化するマネー・ローンダリングや不正送金取引においても、より精緻に異常を検知することが期待できます。また、これまで人の目で行っていた不正入出金の取引モニタリング業務をAIが補佐することで、不正取引に係る判断の効率化と迅速化、精緻化を実現します。
 「AML AIスコアリングモデル」は、2021年6月~同年12月にかけて、テスト導入しており、疑わしい取引の検知に一定の成果が確認できたことから、2022年10月3日より当社口座をご利用の銀行取引において本格導入いたします。また今後も随時スコアリングモデルのチューニングを行うことで、引き続きご利用いただくお客さまの利便性と、セキュリティ強化を両立したマネー・ローンダリング対策の強化に取り組んでまいります。

*1 GMOインターネットグループ株式会社 グループ研究開発本部 https://recruit.gmo.jp/engineer/jisedai/about/ 
*2 Google CloudおよびVertex AIは、Google LLCの商標です。
 

  • 【GMOあおぞらネット銀行株式会社について】

「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。システム開発を内製化することで、お客さまに寄り添った金融・決済サービスをスピード感をもって提供しています。オンラインでの口座開設申込や、申込から利用開始までのスピード、各種手数料の安さ、利便性の高い資金調達サービス、銀行APIの充実などを理由に、スモール&スタートアップ企業のお客さまを中心にご利用が急増していることを受け、中長期の戦略として3つの大きな柱「1.スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げ、“お客さまのビジネスの成長=当社の成長”として、共に成長する銀行であるべく、当社一同、新たなシステムの開発や、サービスの提供などに向けて邁進しております。

【GMOあおぞらネット銀行株式会社 会社概要】
本店:東京都渋谷区道玄坂1―2―3 渋谷フクラス
代表者:代表取締役会長 金子 岳人、代表取締役社長 山根 武
資本金:172億9,003万円
設立年月日:1994年2月28日 
URL:https://gmo-aozora.com/

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