「日本のESGの現状に関するホワイトペーパー “ESG in Japan: CHALLENGES AND OPPORTUNITIES ”(邦題: 日本におけるESGの課題と機会)を公開」

株式会社SDGインパクトジャパンのプレスリリース

SDGインパクトジャパンは9月8日に、”ESG in Japan: CHALLENGES AND OPPORTUNITIES “ (邦題: 日本におけるESGの課題と機会)と題する、日本のESGの現状に関するホワイトペーパーを作成・公開しました。

本ホワイトペーパーは、当社の最高投資戦略責任者のSasja Beslikが中心になって作成し、その欧州ESG専門家としての視点を織り交ぜながら日本のESGの現状をまとめております。日本の企業や政府がESGのそれぞれの観点についてどのような取り組みを進めているかを整理するとともに、特に中小企業の状況や、日本の金融機関によるESG投資の現状について、欧州や米国の状況との比較も交えながら分析・考察しています。
 

 環境(E)の観点では、パリ協定に基づく国としての野心的な温室効果ガス削減に向けた日本政府や日本企業の様々な施策を紹介するとともに、電気自動車への移行や電源構成など、取り組むべき課題についての見立てを提示しています。

社会(S)の観点では、人口減少と高齢化の進行する日本において大きな課題となる人的資本やジェンダーを中心としたダイバーシティについて、政府の取り組みやグローバル企業と比較した日本企業の状況を分析しています。

ガバナンス(G)の観点では、グローバル企業と比べ引き続き課題が残るとされる日本企業のコーポレートガバナンスに関し、スチュワードシップコードやコーポレートガバナンスコードの影響や、欧州・米国が先行するサステナビリティやESGのコーポレートガバナンスへの反映について考察しています。

また日本の中小企業のESG対応状況に見る課題・機会や、金融機関におけるESG投資への取り組み状況についても、各種の統計や政府報告書の内容を取り上げながら分析しています。

ペーパーのサマリーとフルレポートは以下からアクセス・ダウンロードできますので、是非ご一読ください。
https://sdgimpactjapan.com/jp/whitepaper202209/

 当社は現在NextGen ESG JapanファンドのESGアドバイザーを務めています。独自のESG評価モデルに基づき、ポートフォリオ企業ごとに重要なESG課題の仮説を構築し、各社の取り組み状況を詳細に分析・調査しながら、具体的なKPIを設定してESG・財務の両方のパフォーマンス向上に向けたエンゲージメントを実践しています。当社は事業を通じて日本の企業・金融機関のサステナビリティの取り組み加速化に貢献できるよう努力するとともに、今後も高い専門性・グローバルな視点に根差したESG・サステナビリティの最先端のインサイトを発信して参ります。

また、本ホワイトペーパーの作成を主導した当社の最高投資戦略責任者のSasja Beslikによる講演及び、日本を代表するESG専門家をお招きしたパネルディスカッションを開催します。
 

  • ■イベント開催について

「次世代のESG投資への挑戦 ~サステナビリティと競争力あるリターンの両立~(仮)」
日時:   11月1日(火)16:00-18:00
主催:   株式会社SDGインパクトジャパン
場所:   CIC東京(東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階)
定員:   (リアル)30名程度*、(オンライン)定員なし
費用:   無料
参加登録: https://nextesg.peatix.com/
※新型コロナウイルスの流行状況に応じて開催方式が変更になる可能性があります。
※ご講演者、タイトル、スケジュール等変更の可能性があります。
* 申し込み多数の場合は抽選のうえ、事前にご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。抽選結果によっては、オンラインでのご視聴となりますのであらかじめご了承ください。
 

  • 【Part 1 欧州ESGの新潮流 (仮)(英語/同時通訳あり)】

株式会社SDGインパクトジャパン CISO サシャ・べスリック 氏

<講演者の紹介>
株式会社SDGインパクトジャパン、CISO サシャ・べスリック 氏:

欧州および世界におけるESG投資分野で重要な役割を果たし、サステナブル・ファイナンスのリーダーのひとり。Nordeaに2009年に入社し、責任投資とコーポレートガバナンスの責任者、Nordea Investment Funds SwedenのCEO、Nordea Asset Managementの責任投資の責任者を歴任。当社入社前は、デンマークの年金PFAにてサステナビリティ投資の責任者、スイスのJ.サフラ・サラザン銀行にて、サステナブル・ファイナンス・デベロップメントの責任者を務め、銀行のESGフレームワーク、およびエンゲージメントを中心としたファンドの運用戦略を構築。
 

  • 【Part 2 パネルディスカッション(日本語)】

株式会社野村総合研究所 上級研究員 三井 千絵 氏
あすかコーポレイトアドバイザリー株式会社 代表取締役COO 田中 喜博 氏
株式会社SDGインパクトジャパン 取締役 加藤 康之 氏
株式会社SDGインパクトジャパン Co-CEO 小木曾 麻里

<パネリストの紹介>
株式会社野村総合研究所 上級研究員 三井 千絵 氏:
株式会社時事通信社を経て、2008年より株式会社野村総合研究所。専門は企業開示情報と関連制度、IFRS、ESG等。2014年から2020年までIFRS財団の電子開示に関する諮問グループITCGのメンバーを務め、投資家・アナリストの為の効率的な開示情報に関して執筆、講演等国内外で意見発信を行う。2014年以降英国、EUのガバナンスコード、開示制度等の動向とその影響に領域を広げ、ここ数年サステナブル・ファイナンス、インパクト投資について研究を行っている。

あすかコーポレイトアドバイザリー株式会社 代表取締役COO 田中 喜博 氏:
日本債券信用銀行で上場株運用に携わった後、ジャフコにて事業投資・企業価値向上に従事。ユアサエレクトロニクス、キッチンハウス、ヴィクトリア、ガソニックス等の社外取締役・社外監査役を経験。モルガンスタンレー証券会社で中小型企業調査に従事した後、あすかグループに参画。あすかバリューアップ戦略を通じて、投資先企業の企業価値向上活動(バリューアップ活動)を軸としたエンゲージメント活動に約15年以上取り組んでいる。

株式会社SDGインパクトジャパン 取締役 加藤 康之 氏:
ESG投資の定量的な分析に注力しており、2018年に「ESG投資の研究-理論と実践の最前線-」を編著。株式会社野村総合研究所システムサイエンス部長、野村證券株式会社金融工学研究センター長、同社執行役、京都大学大学院教授を歴任。現在、京都先端科学大学ビジネススクール教授、京都大学客員教授、東京都立大学特任教授。他にGPIF経営委員、証券アナリストジャーナル編集委員、お金のデザイン研究所長など。

株式会社SDGインパクトジャパン Co-CEO 小木曾 麻里 氏:
世界銀行、ダルバーグジャパン、ファーストリテリングのダイバーシティ担当部長・人権委員会事務局長を経て、2021年にSDG Impact Japanを共同創業。2017年には国内初のジェンダー投資ファンド「アジア女性インパクトファンド」を設立。
 
SDGインパクトジャパン 会社概要

社名    株式会社SDGインパクトジャパン
所在地   東京都渋谷区渋谷1-12-2クロスオフィス渋谷704
代表者   小木曽麻里、ブラッドリー・ブセット
設立時期  2021年1月
事業内容  サステナビリティ・ファンドの組成・運営推進
      サステナビリティ向上に貢献する事業のインキュベーション・開発
      サステナブルファイナンスに関するアドバイザリー
URL     https://sdgimpactjapan.com/jp/

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