CSI LifeCycle Leasing GmbH(CSIドイツ)によるITADサービス企業の全株式取得について

東京センチュリー株式会社のプレスリリース

東京センチュリー株式会社(社長:馬場高一、本社:東京都千代田区)の100%子会社であるCSI Leasing, Inc.(本社:米国・ミズーリ州、以下「CSI」)は、子会社のCSI LifeCycle Leasing GmbH(本社:ドイツ・ヘッセン州、以下「CSI ドイツ」)を通じ、ドイツにおいてIT機器の適正処分を請け負う大手ITADサービス企業tradefinity GmbH(本社:ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州、以下「tradefinity」)の全株式を取得いたしましたので、お知らせいたします。

 CSIはIT機器のFMVリース(※1)とITADサービス(※2)等を組み合わせたITライフサイクルマネジメントサービスに強みを持ち、世界50ヵ国以上でサービスを提供するグローバル大手のリース会社です。ITADサービスは、特にガバナンス・コンプライアンスを重視するグローバル企業を中心に、IT機器の導入においてニーズが高まっております。CSIは100%子会社であるEPC, Inc.(本社:米国・ミズーリ州)の持つ高品質なITADサービスをこれまで世界各地の18の拠点で展開し、年間150万件以上ものデータ消去や機器の破砕処理を安全かつ適切に実施してまいりました。
 CSIドイツはCSIの欧州最大拠点の一つであり、今般、全株式を取得したtradefinityは、CSIドイツのITADサービスの一部を担ってまいりました。tradefinityは、15年以上の業歴を有するリーディングカンパニーであり、PCに加えサーバーやストレージを含む包括的なITADサービスの提供ならびに各種販路に基づく高いリマーケティング機能を有し、現在ドイツにおいて年間10万件のITAD処理を実施しています。
 CSIドイツは本件を通じたITADサービスの内製化により、欧州の中心拠点としてサービスの向上と競争力の強化を図り、CSIの更なる業容拡大に貢献してまいります。
 当社は、CSI が有するグローバル標準の金融・サービスノウハウならびにITADサービスの拡大等を通じた循環型経済社会の実現に貢献するとともに、グループの協業シナジーをさらに加速させてまいります。
 なお、本件に伴う当社連結業績への影響は軽微であり、2022年5月12日に公表いたしました2023年3月期の連結業績予想に変更はございません。
 
(※1)FMVリース :
リース期間終了後にお客さまが物件返却、買取、リース延⻑等オプションを選択し、その際の取引価格をFMV(Fair Market Value=公正市場価格)にて決定する柔軟性に富んだリース契約。リース契約時にコミットするのではなく、リース満了当時の物件状況、お客さまの事業内容・財務状況等に合わせて最適なオプションを選択できるため、特に技術の進歩が速い情報通信機器などに適した調達方法。

(※2) ITADサービス(IT Asset Dispositionサービス) :
情報管理・環境保護等コンプライアンスに準拠した安全かつ適切な方法によりIT機器を処分するサービス。
 

  • 【ご参考1】CSIのITライフサイクルマネジメント

 

  • 【ご参考2】ITAD処理の様子

 

  • 【ご参考3】関係各社の資本関係について

【本件に関するお問い合わせ先】
東京センチュリー 広報IR部
tel 03-5209-6710

【東京センチュリーについて】
 東京センチュリーは、リースを祖業とし、国内外のパートナー企業との共創による「金融×サービス×事業」を融合したビジネスモデルを展開する業界トップクラスの金融・サービス企業です。
 広範な顧客基盤を有する「国内リース事業分野」、法人・個人向けオートリースにレンタカーを擁する「国内オート事業分野」、航空機や不動産を中心に成長を牽引する「スペシャルティ事業分野」、世界30以上の国と地域に拠点網を有する「国際事業分野」の4つの分野で事業を展開。幅広い事業領域で社会課題の解決に貢献する独自の金融・サービスを提供しております。

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