株式会社ケップルアフリカベンチャーズのプレスリリース
Kepple Africa Venturesは、アフリカにおいてWeb3分野のスタートアップに対してトークン発行・トークン投資を軸にした支援事業を行うため、EMURGO Africaと戦略的提携を行い、新世代のキャピタリストを独立支援します。
アフリカでスタートアップ投資を行うKepple Africa Ventures（所在地：日本、以下「Kepple Africa Ventures」）は、新法人KEPPLE VENTURES PTE LTD（所在地：シンガポール）を設立し、EMURGO Africa（所在地：UAE）との提携に関するMOUをEMURGO VENTURES PTE.LTD.（所在地：シンガポール、以下「EMURGO Ventures」）と締結しました。
Kepple Africa Venturesは、2018年からアフリカでスタートアップ投資を開始し、11ヵ国100社以上への投資実績があります。投資先であるスタートアップは、すでにアフリカにおいて広範な分野で新しい産業基盤となる事業を構築し、大きく成長しています。
他方、アフリカにおいては、非効率な政府、不透明な法制度、脆弱なガバナンス、公共インフラの欠如、プラットフォーマーによる事業寡占、さらには現地通貨の下落といった問題が根強く存在しています。こうしたマクロ状況に対し、人々による仮想通貨の積極的な利用と連動しながら、スマートコントラクトをベースにした分散型の新しい仕組みが、非効率で中央集権的なインフラを置き換えていく動きが、今後急加速していくと考えられます。実際、Kepple Africa Ventures既存投資先であるスタートアップにおいても、ブロックチェーンや仮想通貨を取り入れた事業モデルに舵を切る動きが徐々に拡大しています。
このような状況を背景に、アフリカにおいてはWeb3分野のスタートアップが飛躍的に増大していくことが見込まれます。Keppleはこれまで培ってきたアフリカスタートアップエコシステムの人脈・知見を生かし、EMURGO Africaとパートナーシップを結び、アフリカのWeb3企業に対して、トークノミクスの設計からトークン発行、トークン投資まで一貫した支援事業を行います。
Web3全盛期の夜明け前であるアフリカにおいて、私たちが重視しているのは、この分野で実績のある新しいパートナーと連携し、かつ、柔軟な思考で未来を構想できる新世代のキャピタリストを育成しながら、私たち自身も変革していくことです。
EMURGOはCardanoの創設企業及び公式商業化部門として、開発者、スタートアップ、企業、政府向けにソリューションを提供するグローバルなブロックチェーン技術企業です。エンタープライズグレードのアプリケーションの開発、開発者ツールの構築、スタートアップ企業への投資、ブロックチェーン教育の提供などを行っています。
EMURGO Africaは、社会的にインパクトのあるソリューションを提供する初期段階のベンチャー企業への投資を通じて、Cardanoをアフリカの新興産業革新のための標準技術基盤プラットフォームとしての地位を確立することを目指しています。
本事業をEMURGO Africaと 共同推進するにあたり、Kepple Africa Venturesは新事業会社をシンガポールに設立し、フルタイムで加わる新しい人材の独立支援という形で、チームと事業の拡大を目指します。
■ 株式会社ケップルアフリカベンチャーズについて
2018年10月設立。Kepple Africa Venturesは、ケニアとナイジェリアに根を張り、「アフリカに新しい産業を創る」ことをミッションに、スタートアップ投資をするベンチャーキャピタルです。現在11ヶ国103社への投資を完了しており、イノベーションによって新しい産業が続々と生まれているアフリカにおいて、現地スタートアップの成長をサポートし、日本企業と協業する仕組みを作り出しています。それらの活動を通じて、新しい産業を創るためのプラットフォームの機能を拡大し、グローバルに展開していくことを目指します。
HP：https://kepple-africa-ventures.com/
■ EMURGO VENTURES PTE.LTD.について
EMURGO Venturesは、Cardanoブロックチェーンのスタートアップやミドルウェアの開発を促進し、資金調達するためのベンチャーキャピタルです。
HP：https://emurgo.vc/
■EMURGO Africaについて
EMURGO Africaは、Cardanoをアフリカの新興産業革新のための標準技術基盤プラットフォームとしての地位を確立し、アフリカの企業や人々にエンパワーメントの機会をもたらしていきます。
