レンゴー株式会社へのシンジケーション方式による「グリーンローン」の取組みについて

株式会社千葉銀行のプレスリリース

 千葉銀行(頭取 米本 努)は、2022年7月27日(水)、レンゴー株式会社(代表取締役社長兼CОО 川本 洋祐)に対する、シンジケーション方式のグリーンローンに参加しましたのでお知らせします。

 レンゴーグループは、1909年(明治42年)に段ボール事業を創業以来、あらゆる産業の全ての包装ニーズをイノベーションする「ゼネラル・パッケージング・インダストリー」=GPIレンゴーとして、より少ない資源で大きな価値を生むパッケージの開発に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献しています。近年は、中期ビジョン「Vision115」のもと、事業活動に伴う環境負荷の低減に全社を挙げて取り組んでいます。
 本グリーンローンで調達される資金は、バイオマスボイラ及びRPF※製造設備の新設と、木材由来の100%生分解性素材であるセルロース微粒子プラントの新設に充当されます。木質チップ及びRPFを主燃料とするバイオマスボイラの新設により、LNGからの燃料転換を図ることでCO2排出量削減が期待されます。なお、RPF製造に当たって、事業所近隣からの廃プラスチック等を受け入れることで、産業廃棄物の適正処理にもつながります。また、セルロース微粒子プラントの新設により、セルロース微粒子への代替によるマイクロプラスチックビーズ起因の海洋汚染防止が期待されるとともに、新プラントでは新技術(新規連続法)を導入し、薬品原単位及び電力原単位の低減を図ります。
 本グリーンローンは、国際金融業界団体のLMA(Loan Market Association)、LSTA(Loan Syndications and Trading Association)及びAPLMA(Asia Pacific Loan Market Association)にて策定された「グリーンローン 原則(2021年版)」、環境省にて策定された「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(2020年版)」との適合性について、第三者機関である株式会社日本格付研究所(JCR)から「セカンド・パーティー・オピニオン」を取得しています。
 当行は今後もグループ一体となって、サステナブル・ファイナンスを提供することで、お客さまや地域社会のパートナーとして、社会・環境問題の解決に資する取組みを一層推進し、持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。
※  RPF:Refuse Paper & Plastic Fuelの略称であり、主に産業系廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙及び廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料のことを指します。
 

                                               以 上

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