ビザ・ワールドワイドのプレスリリース
神姫バス株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:長尾 真)、三井住友カード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大西 幸彦)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン)、株式会社小田原機器(本社:神奈川県小田原市、代表取締役:丸山 明義)、QUADRAC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田 昌幸)およびRYDE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:杉﨑 正哉)は神戸市内で運行する路線バス「シティーループ」と「ポートループ」において、Visaのタッチ決済とQR企画券による実証実験を2022年秋より実施することをお知らせいたします。
神戸は、海から山にかけて様々な観光スポットがコンパクトにまとまった国内主要観光エリアの一つであり、国内外からたくさんの観光客が訪れる地域です。国内外からの観光客が多く行き交う神戸空港の全施設で、すでにVisaのタッチ決済が導入されています。
今回の実証実験を通じて、キャッシュレス環境の整備による、利便性の向上、バス車内での乗務員の対応時間短縮による定時性向上、利用状況の分析による新たなサービスの拡大検討を狙いとしています。
2.実証実験の対象路線
シティーループ:神戸市内の三宮、元町、旧居留地、メリケンパーク、北野異人館などの主要な観光スポットを周遊するバス
ポートループ:東遊園地・新港町・ハーバーランドなどのウォーターフロントエリアを巡る連節バス
3.設置する機材
小田原機器製キャッシュレス決済端末「BOSS」
4. 実証実験の内容
①Visaのタッチ決済
乗車運賃のお支払いは、乗車時(ポートループでは降車時)にVisaのタッチ決済機能のあるカードやスマートフォン等を機器にかざすことで、決済をスピーディに完了する仕組みです。また、実証実験では、一定額利用を超えると乗車運賃が割引きになる『上限運賃適用サービス』の効果検証も行います。
『上限運賃適用サービス』は、日単位(月単位も可能)のご利用金額に上限を設定し、上限に達した場合はそれ以上のお支払いが不要となる仕組みです。
なお、お客様ご自身でご利用履歴や、上限運賃の適用をご確認いただくには、交通事業者向け決済及び認証のプラットフォームを提供するQUADRAC社の「Q-move」サイトにアクセスすると閲覧が可能になります。(「マイページ」の会員登録手続きが必要になります。)
〈上限運賃適用サービスイメージ〉
〈Q-move利用者向けポータルご利用イメージ〉
Q-moveサイト https://q-move.info/
②QR企画券
「Kobe 1-day loop bus ticket」「Kobe 2-day loop bus ticket」に対し、QRコード※で読み取る検札方式の導入により、現地でのオペレーションや乗車実績を検証し、今後の施策に生かします。対象企画券は「RYDE PASS」上で事前に購入いただけます。
※「QRコード」は、株式会社デンソーウエーブの商標登録です。
〈QR企画券利用者向けRYDEPASSご利用イメージ〉
RYDE PASSサイト https://pass.ryde-go.com/
5.共同事業者の役割
神姫バス株式会社:読取機器の搭載とバスの運行
三井住友カード株式会社:プロジェクト総括、キャッシュレス導入支援、steraプラットフォーム提供(stera transit)
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社:Visaのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション
株式会社小田原機器:タッチ決済・QR企画券読取端末の開発・提供
QUADRAC株式会社:交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム、“Q-move”の提供
RYDE株式会社:モビリティサービスアプリ「RYDE PASS」上でのQR企画券の販売・発券・管理
今後も、お客さまにより安全で利便性の高い決済手段を提供し、更なるキャッシュレス化の推進に努めてまいります。