約20年ぶりの円安

マネックス証券株式会社のプレスリリース

 マネックス証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:清明祐子、以下「マネックス証券」)は、為替が大きく動いた際のお客様の取引動向や求められている情報についてマネックス証券でのデータを公表いたします。

 2022年3月以降、円安が急激に進行し、米ドル/円をはじめとした為替相場全体が大きく動きました。日米金利差の広がりにより、3月1日に1ドル=114円台だったドル円相場は129円台に到達しました。
 その後、4月27~28日に開催された日銀の金融政策決定会合では大規模金融緩和の維持が決定され、利上げを行う米国との金融政策の方向性の違いが色濃く浮き彫りになり、4月末から5月頭には、一時1ドル=131円を超える水準まで円安が進み、2002年4月以来およそ20年ぶりの円安・ドル高水準となりました。
 5月のFOMC(連邦公開市場委員会)後、米金利上昇が一段落し円安も調整局面に入って反発の兆しも見えてきましたが、ここまでの期間、為替が大きく動いた際のお客様の取引動向や求められている情報をまとめました。

1. マネックス証券におけるFX(外国為替証拠金取引)の取引状況
1-1 約定金額(全通貨ペア)

1-2 約定金額(米ドル/円)

1-3 米ドル/円の為替相場とマネックス証券でのFXの相関(月次)

 マネックス証券における2022年4月のFXでの取引は、2021年4月と比べ全通貨ペアで約定金額が増えました。特に米ドル/円は他の通貨ペアに比べ、更に増えています。為替相場と約定金額を重ねてみると、相場の変動が見られたタイミングに取引が顕著に増えていることが分かります。今回の円安は、FXを行うお客様にとって、大きな取引機会となっていました。

2. 為替レポートの閲覧状況
 マネックス証券のオウンドメディア「マネクリ」に掲載されたレポートの、4月、5月のPVランキングを公表いたします。

2-1 マネクリレポート人気ランキング(4、5月)
   ※ 2022年5月25日(水)現在のレポートPVの総計順
    (参考)配信記事数合計:398本

 為替や、米国および日本国内の金融政策に関するレポートに注目が集まっていることが伺えます。急激な相場変動を体感し、今後の為替相場、金融政策に関する情報を求めている人が多く、アクセスが伸びたといえるでしょう。

2-2 マネクリレポート人気ランキング(吉田恒4、5月)
 ※2022年5月25日(水)現在のレポートPVの総計順

 マネックス証券 チーフ・FXコンサルタントである吉田恒の為替レポートの人気ランキングを見ると、5月に入ってからも続く円安についての情報を求め、4月以上にレポートが読まれる状況になっています。引き続き、為替相場、金融政策についてのニュース、識者のレポートが求められていることが分かります。

<人気ランキングに入っていたレポート> 
全体
1 バフェットの保有株トップ30!インフレへのシフト鮮明に
https://media.monex.co.jp/articles/-/19472
2 米国株の調整は終了
https://media.monex.co.jp/articles/-/19446
3 【米国株動向】市場が暴落した時に買っておきたいバフェット銘柄3選
https://media.monex.co.jp/articles/-/19468
4 米ドル/円が円高に戻る程度はどこまでか
https://media.monex.co.jp/articles/-/19441
5 米国株S&P500の今後の見通し
https://media.monex.co.jp/articles/-/19349
6 続々・豪ドル高・円安の少し気になること
https://media.monex.co.jp/articles/-/19476
7 2022年のゴールデンウィークは米ドル/円相場の急変に注意
https://media.monex.co.jp/articles/-/19243
8 日銀のファインプレー
https://media.monex.co.jp/articles/-/19363
9 インフレとなった場合のJ-REITへの影響について
https://media.monex.co.jp/articles/-/19362
10 しばらくは上値が重い展開 GW明けから潮目が変わるか
https://media.monex.co.jp/articles/-/19306

吉田
1 米ドル/円が円高に戻る程度はどこまでか
https://media.monex.co.jp/articles/-/19441
2 続々・豪ドル高・円安の少し気になること
https://media.monex.co.jp/articles/-/19476
3 円安140円の可能性を考える
https://media.monex.co.jp/articles/-/19367
4 予め考える、米ドル高が終わる「条件」
https://media.monex.co.jp/articles/-/19484
5 大きく円高には戻らない可能性
https://media.monex.co.jp/articles/-/19353
6 怒涛の円安、さすがに息切れか
https://media.monex.co.jp/articles/-/19394
7 「止まらない円安」、1998年の例を振り返る
https://media.monex.co.jp/articles/-/19218
8 豪ドル高・円安の少し気になること
https://media.monex.co.jp/articles/-/19288
9 「怒涛の円安」で迎えるGW円高アノマリー
https://media.monex.co.jp/articles/-/19317
10 「物価高の円安」、40年前との類似と相違
https://media.monex.co.jp/articles/-/19464

<吉田恒プロフィール>
マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長

大手の投資情報ベンダーの編集長、社長などを歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。

                                            以 上

【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本暗号資産取引業協会、
一般社団法人 日本投資顧問業協会

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