株式会社マーキュリアホールディングスのプレスリリース
株式会社マーキュリアホールディングス(以下「当社」といいます。)は、子会社であるSpring Asset Management Limited及びMIBJ Consulting (Beijing) Co., Ltd.を通じて、香港証券取引所に上場するSpring REIT(HKEx : 01426)(以下「SR」といいます。)の管理・運営を行っています。この度、SRが中国における新規物件の取得を合意したことから、その概要についてお知らせいたします。
SRは、当社グループがスポンサーとなり、2013年に香港証券取引所に上場しました。国際金融センターである香港において、中国本土の不動産をコア資産とする不動産ポートフォリオを通じて、安定した分配金及び長期的な成長の可能性を投資家に提供することを目的としています。
現在のポートフォリオは、①中国・北京のChina Central Place複合施設内のプレミアム・グレードのオフィス2棟、②英国の商業物件で構成されています。
<新規取得物件について>
この度、SRは、Huamao Groupとの間で、経済発展が著しいGreater Bay Areaの一角である広東省恵州の中心に位置する複合開発Huizhou Central Place(恵州華貿中心)(以下「HCP」といいます。)内の大規模高級商業施設Huamao Place(華貿天地)(以下「HP」といいます。)を取得することについて合意に達しました。この物件取得は、5月末に開催されるSRの臨時投資主総会の決議を経て実行される予定です。
広州~香港~マカオ一帯のGreater Bay Areaは経済成長著しく、地域GDPは今後5年間で年率6%強の伸びが見込まれます。なかでも恵州はそれを凌ぐ年率7%強の成長が見込まれています。
HCPは恵州市庁舎に隣接するランドマークとなる複合開発で、敷地内にはHPの他にグレードAオフィスビルや住居棟等を有しています。市の経済活動の中核をなすロケーションに位置し、コロナ禍においてもHPが売り上げを大きく伸ばしていることから集客力の強さがうかがえます。
<SRの財務への影響>
SRは、約16.37億人民元(約321億円*)の取得価格で対象不動産権益の68%を取得する予定です。取得に際して新ユニットの発行は行わず、原資は内部留保と借入等によって調達することから、ユニットホルダーに対して13%弱の配当可能利益の増加を見込みます。
2021年末時点におけるSRの借入比率は総資産価値に対して30.0%ですが、今回の借入により同36.3%へと増加します。しかしながら、香港のREIT Codeによる借入比率上限は50%であり、今回の借り入れを行ったとしてもSRの財務的な健全性は十分に保たれます。また、新規物件取得により、SRの連結資産総額は2021年末時点の93億人民元(約1,823億円*)から約27%増加します。 (*為替を1人民元=19.6円とした場合)
<当社連結業績への影響>
当社グループの今期の連結業績予想においては、今般の新規物件取得により見込まれる取得報酬ならびに管理資産残高の増加に伴う管理報酬増を既に織り込んでいます。
しかしながら、来期以降も管理報酬は当社連結業績に寄与することに加えて、SRからの配当増による自己投資収益の増加も見込まれます。
以上
【株式会社マーキュリアホールディングスの概要】
<会社名> 株式会社マーキュリアホールディングス
<本社所在地> 東京都千代田区内幸町一丁目3番3号
<代表者> 代表取締役 豊島 俊弘
<事業内容> 持株会社
<Website> https://mercuria-hd.jp/
私たちは「ファンドの力で、日本の今を変える」をミッションとし、事業を行っています。
※本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社マーキュリアホールディングス
事業企画部
<Tel> 03-3500-9870
<Mail> info@mercuria-hd.jp
<Website> https://mercuria-hd.jp/