食の未来ファンド（kemuri ventures）、食用コオロギ研究開発・原料生産・商品展開を行うグリラス社へ出資

kemuri venturesのプレスリリース

食の未来１号投資事業有限責任組合（以下、食の未来ファンド）を運営するkemuri ventures合同会社（東京都新宿区、代表：岡田博紀、以下kemuri ventures）は、株式会社グリラス（徳島県鳴門市、代表：渡邉崇人、以下グリラス社）に投資実行いたしました。

グリラス社とは

食用コオロギの研究・生産システム開発を行う、徳島大学発のスタートアップ。グリラス社は、徳島大学や大手メーカー等との共同開発において、コオロギの全自動飼育システムの開発に取り組んでいます。さらに徳島大学の30年に及ぶコオロギ研究を通じて確立した「ゲノム編集」に関するノウハウ・特許技術を継承し、より「食用に適した系統」、「大量生産に適した系統」や「機能性成分を有した系統」などの「高度な品種改良」を推進しています。

渡邉崇人氏（株式会社グリラス代表取締役CEO）のコメント

食用コオロギという未開拓の領域に、その中でもグリラスという会社に期待をかけていただき非常に光栄です。バイオサイエンスを基盤としたフードテック企業として、業界をけん引して技術的・文化的に市場を拡大できるよう努めてまいります。また「タンパク質危機」「食品ロス問題」といった社会課題の解決に向けて、事業会社を始めとした他社との連携は不可欠です。今後は食の未来ファンド様とご一緒に、多くの企業様との連携をさらに強めることで、必ずや食料問題の解決に寄与する会社として成長してまいります。

岡田博紀（食の未来ファンド（kemuri ventures）代表パートナー）のコメント

迫り来る「タンパク質クライシス」と「地球温暖化」に対する1つの解『昆虫食』は、フードテックの事業領域の中でも注目している領域です。中でもグリラス社は業界をリードする、大量生産を自動化するシステム開発に加え、コオロギの品種改良「ゲノム編集」テクノロジーにおいて特許を取得しており、食用コオロギの社会実装を着実に推進していくと確信しています。
我々はフードテック特化型ファンドらしく、資金面と事業面でグリラス社をサポートしていきます。