株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループのプレスリリース
カーボンニュートラルの実現に向け、燃料電池バスへの期待が高まりつつあります。MUFGは、「水素・次世代エネルギー」の普及に向けて、東京都交通局、大阪シティバス、南海バスに対し総額2億円の寄付を実施し、燃料電池バスの導入を支援しました。
導入予定の燃料電池バス(イメージ)
MUFGのプレスリリース:水素を燃料として走行する燃料電池バス運営事業者への寄付について
https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2022/pdf/news-20220216-001_ja.pdf
- 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて
2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた動きが加速する中で、次世代のエネルギーとして水素の活用が注目されています。中でも水素を燃料として走行する燃料電池バス(*1)は、CO2や環境負荷物質を排出しない交通インフラとして、効果的な推進力となることが期待されています。
- 水素社会の実現に向けて日本が進むチカラになる。
今般、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下「MUFG」)は、燃料電池バス普及の支援として、東京都交通局、大阪府が実施した「令和3年度 燃料電池バス導入促進事業費補助金(*2)」の交付が決定している大阪シティバス株式会社(以下「大阪シティバス」)および南海バス株式会社(以下「南海バス」)に対して、6年間で総額約2億円(企業版ふるさと納税による大阪府への寄付含む(*3) )の寄付をグループ5社(*4)より実施しました。
運営事業者 | 導入予定 | 運行エリア・営業所 |
東京都交通局 | 2022年2月中旬 | 都05系統(東京駅丸の内南口~東京ビッグサイト) |
大阪シティバス | 2022年3月下旬 | 住之江営業所管内(大阪市南部) |
南海バス、関西エアポート株式会社 | 2022年3月中旬 | 関西国際空港内(第1ターミナルビル~展望ホール他) |
- 「水素・次世代エネルギー」普及への一歩
今回の寄付を通じ、2022年3月までに東京・大阪で合計3台の燃料電池バスの導入が実現します。東京都交通局への寄付は、東京都の補助金と民間企業からの寄付を活用した例としては、今回が初の試みとなります。また、大阪府内を走行する燃料電池バスの導入は今回が初めてであり、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて次世代エネルギーとしての水素の利活用が期待されるなか、今後の水素普及に向けた大きな一歩として捉えられています。昨年には、大阪府知事から感謝状を受領しました。
関連記事:【三菱UFJフィナンシャル・グループ】⼤阪で初となる燃料電池バス導⼊に対してMUFGが⽀援を決定。府知事から感謝状
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000079050.html
- 「水素・次世代エネルギー」を重点領域に
MUFGでは、自社のパーパス(存在意義)を「世界が進むチカラになる。」と定め、全てのステークホルダーが次へ、前へと進むチカラになること、そのために全力を尽くすことを企業活動の指針としています。サステナビリティ経営を実践する中で優先的に取り組む10課題を特定しており、「水素・次世代エネルギー」は、気候変動対応・環境保全分野における重点領域の一つに位置づけられています。
MUFGは、今回の燃料電池バス導入への支援を皮切りに、今後も水素サプライチェーンの構築、ならびにその先にある持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
*1) 水素と空気中の酸素の化学反応によって発生する電気によってモーターを駆動させ走行するバス。走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない。
*2) 令和3年度 燃料電池バス導入促進事業費補助金(大阪府)
https://www.pref.osaka.lg.jp/energy/fcbus/index.html
*3)MUFGは大阪府が実施する「令和3年度燃料電池バス導入促進事業費補助金」に対し、2021年7月に企業版ふるさと納税を活用して5,325万円寄付しています。
*4) 株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJ 証券ホールディングス株式会社、三菱UFJニコス株式会社、アコム株式会社
https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2021/pdf/news-20210714-001_ja.pdf